80m/160m逆Vアンテナ不具合でバラン交換的中(Mar 9. 2014)
何時の頃からか忘れてしまったが、80mと160mのトラップ式逆Vアンテナの動作が可笑しかった。それもSWRが変わったとかのレベルではなく、エレメントがつながっていないのではと思わせる程の情況だった。
その間に80m長のOCFアンテナの設置やATU(MFJ-998RT)運用が始まったこともあり、暫くこの逆Vアンテナからは遠ざかっていた。
しかしATUは幸か不幸か幾度となくトラブルに恵まれ、逆Vは益々蚊帳の外にていた。ところが本日ようやくタワートップへATU復帰することになり、作業ついでに疑わしいバラン(CB3F/2K)の交換を試みたした。 実はその疑い見事的中し、無事所期の目的を果たせることになった。
写真は四半世紀振りに取り外したクリエイトデザインの2KWバラン。特に断線は確認できないが、トリファイラコイルの一部フォルマルに焼け跡があった。しかしこれだけでは断にはならないと思うのだが・・・ひょっとしてMコネの接触不良はあり得るか・・・。
ちなみに水抜き穴からクモが入り込み、中に巣を張っていた。

左は取り外したクリエイトデザインの2KWバラン(CB3F/2K)内部のクローズアップ。フォルマルが加熱された感があるが、断線等特段の問題は感じられない。
下の黒箱はタワートップに 強いて言うなら、縦置きしたときの水抜きが欲しい位だろうか。
設置したMFJ-998RT。その上の太い白塊は80m長OCFアンテナ用1:4バラン。その左上が交換投入したナガラのバランBL-4K。ちょっと分かり難いが、逆Vアンテナ(南北張)とOCFアンテナ(東西張)は直交して張られている。



その後バラン出力に50Ωダミーチップを取り付け、SWRアナライザ(クラニシBR-510D)で様子を診るとSWRメーターが振り切れ。
じっくりと観察するとどうやら焦げたコイルのフォルマルが炭化して接触している模様であえなく撒き直しとなった。
コア長に余裕があるので、若干太めのフォルマル線を使用して質量を増やすことに耐電力向上を狙う。