12月になってからはミカン一色だ。先日田んぼの青島を切上げ、今日8日からは伊野の太田ポンカンの初切りを行った。写真は10時頃の休憩時間の様子。カミサンに姉夫婦とカミサンの実兄、そして甥に通りすがりの友人が映っている。昔はこの季節に何処でも見られた光景だが、最近はちょっと珍しい。通りすがりの人が入ると話題の方向が急に代わり面白い。伊野は9時頃にならないと陽が当たらないので、一番陽が最初に当たる北西の角から攻めて行く。午前中に西側を切り上げ、午後から東側へ移ったが、100本超ある太田ポンカンの木の半数程度を切り15時半頃この日の作業を終えた。今年は酸味の抜けが早く切りながら食べられるが、着色が揃っていない木が目立つ。着色状態を診ながら切り込むが、どうしてもハサミを入れ難い果もあり、それは後日の後拾いに回す。その選別は説明はするが最後は切り子の判断になる。コンテナへ空けた時に、着色状態が他人と揃わず面白い。まぁ1ヶ月程貯蔵したら着色が進み、問題のない状況になるのは分かっているのだが…。この日の収穫量は凡そ1.5トン程度。その後数日掛けて切り上げるが、今年の収量は4トン近くになるだろうか。先月の採取摘果で大分落としたのだが、それでも落とし切れておらず苦笑いする。 |
伊野の太田ポンカンと屋敷南・田んぼ・汁見谷のはるみの収穫を控えている。太田ポンカンが先だが、その前に防腐剤(べフラン、ベンレート)の散布を行う必要がある。収穫後1〜1.5ヶ月ほど貯蔵するから、その間の腐敗を抑えるためだ。7時前に車載タンクに500リットル給水し薬調して朝食。天気は良いが風が強い。昨日も同様で1日待ったが、風害が出る強さで、実った枝が折れる程だ。今後の予定もあるため、朝食後の7時半過ぎから散布を始めた。写真は9時半頃、伊野ポンカン畑の様子。もう少しで終わる頃、加勢してくれたカミサン。木を挟んで2系統のホースでやる散布は圧倒的に早い。その後屋敷南のはるみを散布して農薬が切れる。再び400リットルで薬調し、田んぼ・汁見谷を散布。60リットル程度防腐剤が余ったが、これは汁見谷と田んぼの一部へ掛け直して使い切る。後から田んぼと汁見谷は、青島の時に散布したなぁと思い出す始末。記憶力の低下はこんなところにも表れていて苦笑する。防腐剤散布は午前中に終了。 午後は選果落ちした早生ミカンの個配対応を行う。今年は量が少なく、選果落ちでも高値が続いているため、お客さんへのワケアリ案内は控えている。個別にリクエストのあった場合にのみお応えしている。オンマウスは貯蔵庫で箱詰め作業中のカミサン。3S〜3L程度の大小混在で、機械詰めとは異なり、全ての果に人の手の温もりが伝わる。なるべく均等に詰めたいが、人のやる事なのでアバウトな時もある。夕刻までに作業は終了。多くが明日引き取られていくが、中には甲府からの御仁も居られる。 |
昨日12月4日までに、青島をほぼ切り上げた。姉夫婦の加勢があり、一気にペースが上がった。青島は貯蔵なので7部着色で収穫可能だが、特に定植後3〜4年の小木で着色の遅延が見られ、一部は残したままいなっている。さて今日5日は、寺山の寿太郎の収穫を行った。寺山は畑の総合整備をしたときに、猫の額程度の土地が割り当てられ、寿太郎が6本植えてある。もう10年近くになり、昨年の収量は500kg近くになった。最終的に1本で100kgの収量を目標にしていた。ところが今年は、現在も続くカメムシ被害と例年にない鳥獣害に遭遇し、収量は昨年の1/3程度しかなかった。収穫と始めると写真の如く程良い果が実っているが、木の天辺の果は殆どが食いちぎられ酷い状況になっている。もう悔しいとしか言葉が見つからない。被害に気付いた日から、早々に獣害対策に臭い剤や電柵を用意し、鳥害対策には鷹カイトを飛ばすなど行い、一定の成果を見ていた。したがって、発見する1週間程前には被害は無かったので、その僅かな期間にやられたことになる。直ぐ隣にははるみが良い色で実っているが、こちらには全く被害がない。確かに寿太郎は酸味が無く大変甘い。来年は早目の鳥獣害対策を心掛け(畑全体をネットで覆うとか)目標を果たしたい。 さてミカンの収穫は、温州ミカンから中晩柑の太田ポンカンそしてはるみへと移っていく。実はその前に、防腐剤散布を7日に行う予定なので太田ポンカンの初切りは8日になる見込みだ。好天が続くことを願っている。 |
2・3日前から有線電話がつながらない。有線電話は携帯電話のおかげで殆ど出番が無くなっているからと楽観視していたが、よく考えたらJAからの連絡の多くはFAXで来ることが多い。無視できないって後から気が付いた。我が家は20年以上前から光電話になっている。インターネットは問題なく、有線電話の受話器と取った時に受話器からツーツー音が聴こえず、時折ガリガリとノイズが出る。また電話機を交換しても状況は変わらない。それで、NTTサポートへ電話を入れると中々つながらない。ようやくつながると、Biglobe光になった時から窓口はBiglobeになったと連れない。それでBiglobeサポートへ連絡をするのだが、これが全くつながらない。2日目にようやくつながると、技術的な問い合わせなので技術窓口へ連絡する様に電話番号を知らされる。ここも中々つながらなかったが、数回の内につながった。YLの対応だったが懇切丁寧に対応してくれ、電話器のモジュラーケーブルの交換を促されハッとする。これ見事に復活。電話器の反対側はルーターPR-400MIにつながっている。そこで接触不良を起こしていた様だ。写真はそのモジュラーケーブル。ケーブルが変質して緑っぽい液状のモノが見える。昔よく体験した思い出があるが、ケーブル側の経年変化だと考えている。電話器交換で変化のない段階で、ケーブルを疑うべきだったと反省している。 ところでオンマウス。リモートシャックへ緊急代替として投入していたDX501LSが戻ってきた。25Wドライブで500Wを出力(10MHz)するが、このときVd=120V、Id=5.5A。ドレイン効率が76%程度あり、30分連続キーダウンでも涼しい顔をしている。 |
早生ミカンを収穫しながら、青島ミカンの着色の速さに追いかけられている状況だった。早生の収穫と出荷が終わり、本日ようやく青島の収穫が始まった。これまで、倒れた青島を、個別に収穫することはあったが、正式に切り出すのは今日の汁見谷が初めてだった。写真は40年物の老木で収穫作業中ののカミサン。上部は今時珍しく人が昇って収穫する。1日中頑張っても2人でこのクラスの木2本がやっと。1本あたりの収量は20kgコンテナで10杯以上になるから、少なくとも200kgは生っている。収穫しながら、よくもこんなに重い荷を背負っているもんだと感心する。人間の都合で、一機に切り上げてしまう荒業をミカンの木はどう感じているのだろうか。何となく気持ちを通わせたくなるような状況に陥る。なので、切り終わったら御礼肥えをたっぷりやるから!と心の中で呟く。この調子だと、汁見谷の青島を切り上げるには3日程かかりそうだ。オンマウスは初切りしてコンテナに入れた青島。上に枝付きの青島が横たわっている。汁見谷は高台にあるため、周辺の見通しが良い。このためカラスの待機場みたいな場所になってる。鳥獣害の影響はも出ていて、木の上部はほぼ餌場になった感じだ。裾はイノシシが覆いかぶさり主枝が折れた若木もある。先日取り付けた鷹カイトが効いたのか、その後のカラスの飛来は無い様に思える。ただヒヨドリやメジロはお構いなしに木の中を飛び回っている。カラスの鳴き声に気付き、遠方に目をやると数百羽の大群が舞っている。あんなのが来たらひとたまりもない。それを横目に、早く収穫した者勝ちとばかりミカン切に励んでいる。 |