HDDとSSDをCrystal Disk Mark Testで比較する(Apr 15, 2012)
当初は半信半疑だったが、ちょっと重くて辛くなったノートPCのHDDをSSDに交換してみた。するとどうだろう、PCを新しく買い替えたかの如く快適に動くようになった。
手持ちノートPCのHDDはいわゆる古典的なIDE。現在(Apr 2012)IDE-HDDの搭載は、ジャンク品か中古品にしか見ることが出来なくなってしまった。しかしそれらPCで、SSDの搭載により劇的改善が期待できる。一度お試しあれ。
なお搭載したSSDはCFD社のCSSD-PMM64WJ2で64GBの物でスペックは以下の通り。
 Sequential Read:100MB/s Write:85MB/s
 Randam4K  Read:15MB/s Write:12MB/s
 Ultra ATA 133対応
 DDR2-128MBキャッシュメモリ搭載
 2.5"HDDサイズ
以下CrystalDiskMarkTestの結果を示す。OSはWindowsXp/SP3/Proffesional。
PentiumW/3GHz/1GB/ATA133-HDD
このPCは2010年夏、中古PCショップから格安で2台購入したもの。
他PCでのSSD体感が忘れられずこのPCへもSSDを搭載することになった。


PentiumW/3GHz/1GB/ATA133-SSD
上記HDDをSSDへ換装したもの。
既に過去のPentiumW、しかしまだまだ十分に使える体感速度に大満足だ。


PentiumV/1GHz/1GB/ATA133-HDD
このPCは2002年1月、秋葉の秋葉王で\2.6Kで拾ってきたEPOXのMBに、湘南通称から買ってきた933MHzのPentiumVをクロックアップして1GHzで動かしている。
まだISAバスが搭載されていて、ByteMarkのPC-VFOが動く。どうしてもゴミに出来ないPC。
WindowsXPはスロットに入れたHDDで、引き抜くと内部HDDでWindowsME(懐かしい)が起動できる。
しかし近年のアプリケーションは重く、快適な動作は望むべくもない。
左のデータは最悪。これをSSDに交換してみようと考えている。

PentiumV/1GHz/1GB/ATA133-SSD
上記HDDをSSDへ換装したもの。
やはりPentiumVの限界か、全体的な改善は見られない。しかし体感的には確かに早くなっている。


PentiumW/3.2GHz/1GB/ATA133-HDD
2006年頃次男から回ってきた。当初は前項のPCのサブ機だった。しかし上述の様に動作が重くなりメインPCの座がこちらに回ってきた。
数年間順調に動作していたが、やはり最近のアプリケーションの重さや、セキュリティソフトを組み込んだときのノロノロには閉口している。
このPCについてもSSD化を試してみたい。

PentiumW/3.2GHz/1GB/SATA-SSD
上記をSSD化したベンチマーク。このSSDはシリアルATAでOCZTECHNOLOGYのAGT3-25SAT3-120G。
結果としては圧倒的な改善を体感できる。
ウィルススキャンが早く、スキャン中に他のアプリケーションを動かしてもストレスが無い。


HP ML115/Athlon(tm)64x2DualCore/2.3GHz/2GB/SATA-HDD
HPのサーバーML115。2012年3月、3男から回ってきた。SATA-HDDでさすがにDualCore、それなりの数字が出ている。ただ元々サーバー用PC、強引にWindowsXPや関係のハードウェアを組み込んでいる。
通常のインターネットアクセスは手持ちのすべてのPCの中で一番レスポンスが良かったが、数字を見ると次項のNX6100の方が良い部分もある。
このPCについても是非SSD化を試してみたい。


HP NX6100/Celelon(R)M/1.4GHz/760MB/ATA133-SSD
初代のNX6100。当然の如く中古購入。HDDの動作では前述のPentiumWに完全に負けていたが、SSD化で見事に逆転。
無線LANの併用で、コタツや今のテーブルからインターネットアクセス出来る融通性が確立し、自宅でのPCingのスタイルが大きく変わった。
実はノートを馬鹿にしていた事を恥ずかしく思っている。


HP NX6100/Celelon(R)M/1.4GHz/512MB/ATA133-SSD
NX6100の2号機。これも中古購入。前項のNX6100に倣ってSSD化。期待に応えている。


NEC VersaPro VY10F/BH-M/PentiumM/1GHz/768MB/ATA133-SSD
2010年に会社の先輩(OB)から譲り受けたノートPC。当初はFreeNASサーバーにしようと考えていたが、PC不要のNASが市場に溢れ出し使途を見失っていた。
当初はWindowsXPが組み込まれていたがノロノロ。そこで試しにSSDを組み込んだところ、NX6100と同様に一定の効果。無線LANを併用し現在枕元のPCになっている。小型軽量低消費電力が売りだ。



NEC LaVie LR3008D/Celelon(R)M/1.2GHz/512MB/ATA133-HDD
友人のT氏より2012年6月にQSY。前述しているHPのNX6100に近いスペックだが、USBポート数やSDカード環境などが勝っている。
OSはWindowsXP/SP3だが起動するとやはりノロノロ。

NEC LaVie LR3008D/PentiumM/1GHz/525MB/ATA133-SSD
上記HDDをSSDへ換装したもの。NX6100同様に快適な環境になる。