THAMWAY/DXV501Lの実力(Nov 17. 2015)
はじめに
2014年秋、AM変調テスト目的で購入したTHAMWAYのDXV501L。購入から1年を経て、ようやくIMDやスプリアス特性を取ってみた。
このシリーズの1号機であるDXV500Lについては、別項で測定データを紹介している。
写真はHL-2.5KFXの上に鎮座するDXV501L。一番下には姿は確認できないが、TL-922(プリセットチューン改修機)の上蓋の一部が見える。
手の平で支えられるこの大きさと重さで、音も無く500Wを連続送信する様は見事だ。
また初期型のDXV500Lに比べると、SiC(シリコンカーバイト)デバイスの採用の効果か、特性の改善がみられる。

500W(pep)出力時のIMD特性


エキサイタ(IC-780/35W時)のIMD特性
35Wドライブ時に500W出力が得られる。

500W(pep)超ツートン波形
3Div(3目盛り)が500W/CWで校正したライン。

500W(pep)超スピーチ波形


500W(CW)リップル波形
500W出力時の動作状況。 Vd=115V
Id=5.8A
Input=667W
Drive=35W
Freq=7.102MHz/CW

SpectramAnalizer=R3273/ADVANTEST
Sampler=BIRD4275
WattMeter=BIRD4410A
DummyLoad=BIRD8890-300
Ocilloscope=TEKTRONIX475


500W(CW)出力時のスプリアス特性
サンプラf特:6dB/Oct



エキサイタ(IC-780/100W時)のスプリアス特性
サンプラf特:6dB/Oct