Feb 12. 2004 八尾から「風紋」の写真届く
同僚のS氏を朝見たと思ったら夜になってメールを送ってきた。なんと田舎の富山県八尾町に帰省したとの事で、雪の風紋を携帯電話のカメラで撮影して送ってきた。太陽をモロに入た逆光で、風で出来た雪の紋のエッジが強調され美しい。また、普通なら太陽を見せるために手前は暗くなってしまうだろうが、日没時の空気や雲の状態が太陽を柔らかくし、手前が雪上と言う事もあって、程ほどのバランスで写っている。S氏のメールによれば、良いポジションを探すために雪の上を膝まで浸かって駆け回ったそうだが、ン十年前のS氏の子供時代が目に浮かんでくる。個人的にはそれをイメージし、近所の子供を呼んできて上手に立たせて太陽を指差し声を出す・・・殆ど趣味の世界だが。それにしてもこの携帯電話内臓カメラは、これだけ光を入れても妙なフレア現象が無く撮像デバイスと映像処理技術の進歩を感じる・・・メーカーは何処だろう?。
八尾といえば「風の盆」だが、あの夏のに賑やかさにくらべ冬はやはり静かだ。静止画の様な風景が一年のメリハリを感じさせるし、妙に想像力をかき立ててくれる。
Feb 11. 2004 久々に名古屋大須へ
カミサンがICレコーダを欲しいと言うので車で大須に出かけた。これ幸いとついでに電子部品を物色してきた。手元に文豪ミニ7RXが増えてしまったので、1台にSCSIカードを組み込んでやろうと思った。写真手前が自作SCSIカード。1995年までに幾つか作った中の一つでNo.7と番号が振られている。そう言えばあの頃はまだPC-9801/9821の全盛時代で、ようやくWindows95が出る頃だった。PC-9801にも自作SCSIカードを組み込み、文豪とHDDを共有したシステムを独自に作っていた。写真の奥はSCSIカードから文豪ミニ7RXのマザーボードとSCSIコネクタ(25p/D-sub)までのコネクタ付き配線材料。実はこれ、中段のコネクタ群を慌てて購入したあと別の店で発見、コネクタ付きケーブルなのに格安であった。こういうときは必ずしばらくトホホ状態が続くが、今回も例外ではなかった。奥のコネクタ付きケーブル全てが、中段右にある25p/D-subコネクタと値段が同じで\680なんだから。また中段のコネクタ3個の価格が\1370で、別の店には25p/D-subコネクタが\160でありダブルパンチだった。それで動揺した事もあり、肝心なカミサンのICレコーダは、機能と価格がアンマッチと言う事にして今日の購入は見送った。今日の購入ショップは第一アメ横のボントンラジオ、第二アメ横のタケヤ電子と西部通商・・・やっぱりあの価格は間違っているとしか考えられない。
Feb 7. 2004 矢田川の鳥たち
朝久しぶりに愛犬Hanaを連れて矢田川の河川敷を歩いた。土手に座って川面を見ていると、鴨や鷺を中心に実に多くの鳥たちが現れては消え時間が過ぎていく。実にゆったりとした光景で私はこれが大好きだ。写真は石の上でじっと上流を見つめ魚を狙っていると思われる川鵜(正式名不明)越しに、たまたま下流からフレームインし通り過ぎた鴨とのツーショット。水中に視点を置いている川鵜にすれば、余計な波を立てる邪魔な奴が来たと思っているに違いない。鴨はそんな事はつゆ知らずで、当然の権利としてマイペースで川を泳いでいる。同じ水鳥だがそれぞれの所作の中に生活観があって面白いが、それを見て想像力をかき立てるのもまた面白い。彼らは渡り鳥で国境など無縁だろうから、ひょっとしたら我々日本人より多くの事を知っているかも知れない・・・。
ふと・・・♪生きている鳥たちが生きて飛び回る空を、あなたに残してやれるだろうか父さんは・・・略・・・生きている魚たちが生きて泳ぎまわる川を、あなたに残してやれるだろうか父さんは・・・略・・・生きている君たちが生きて走り回る土を、あなたに残してやれるだろうか父さんは♪・・・と笠木透さんの「私の子供たちへ」を口ずさんでしまった。
Feb 5. 2004 名古屋「のんべぇHAMグループ」新年会
同僚の八原氏(JA9LSZ/9N7SZ)が福井から名古屋にやって来ると言う事で、HAMののんべぇ仲間が名古屋TV塔東にある中華料理の龍園支店に集まった。今回のメインメニューは昨年11月に行われた9N(ネパール)からの運用報告で、運用した八原氏・菅野氏(JA2AAU/9N7AU)・山田氏(JA2ALN/9N7LN)らの怪しい報告と土産話に耳を傾けた。また今回は特別ゲストとして、JA-HAMの草分け的存在である村松氏(JA2AC)の参加もあり、占領下の短波受信黎明期から最近の愛知万博関連の話まで大いに盛り上がった。写真は一旦解散しかけた後に撮った集合写真。前列右より山形氏(JA2BNV/幹事長)・山田氏・村松氏・菅野氏・岩田氏(JA2AIC)・前田氏(JR2FOR)、後列右より八原氏・杉山氏(JA2AZX)・落合氏(JA2CWU)・田原氏(JR2BJE)・櫻井氏(JE2CZE)・オーナー(JH2CLV)。
Feb 4. 2004 Bird 43届く
オークションでゲットしたBird 43 Wattmeter(SERIAL:89678)が届いた。エレメントが無いので今はただの箱。製品としての完成度の高さは、手にして眺めているだけで伝わってくるのはさすがである。但しレンジを変えたときの同一電力表示誤差がどれくらいになるか興味がある。即ち同じ500Wを2.5KW/1KW/500Wのエレメントで計った時の表示ズレがどの程度になるかである。以前国産のマルチレンジの終端型電力計で確認したことがあるが、各レンジで表示が異なるため、レンジをつなげてデータを取ると特性が湾曲したことを思い出す。写真は石川県の御仁から入手したBird43。再塗装してあるとの事だが殆ど見分けがつかない。革バンドはハンドメイドのビニール製に交換してある。両サイドのNコネは結構使い込んだ印象を受けるが、Pinコンタクト部はしっかりと閉じており気持ちが良い。梱包材やダンボール箱は国内の物ではないので、ひょっとしたら米国からの輸入品ではないかと推測している。さあこれからエレメントを探すが、どなたか不要品をお持ちの方いらっしゃいませんか?。
Feb 1. 2004 文豪ミニ7RX電源2ヶ月振りに復旧
SW電源の発振ミュートトランジスタ2SD773を大須のタケイムセンから買ってきて交換(1月30日)したまでは良かったが、どうやらここに至るまでの制御でも誤動作しているようだ。この電源にはO.V.P(OverVoltProtection・・・多分)と言う聞き慣れない呼び名の回路があって、各電源の出力を取り出してきて異常上昇があると、フォトサイリスタ経由で発振回路をミュートする回路が設けられている。調べるとフォトサイリスタ(S21MD1V/PhotothyristorCoupler:Sharp)の受光側が常時ある程度の導通を示すため、トランジスタに制御をかけミュート動作てしまう様だ。手元に代替がないため、苦肉の策で強制的にトランジスタを殺すようにベースとグランド間をジャンパーした。これにより、全ての電源が正常に出力されワープロの動作が復元した。ところが、テストしていくうちに1番のFDDの読み書きが時々可笑しくなった。最初NGだったが使っているう内にOKになり、朝食事をとってから確認するとNG・・・といった具合だ。FDDのコネクタにハンダゴテを当てなおし接触を確認したが状況は変わらず。コネクタ付近が0番のFDDに比べ異様に匂う(あの電子部品特有のベークライトが焦げた様な・・・)ため、ベンジンと歯ブラシでコネクタ周辺を洗浄すると見事に回復した。これは一体何なんだろう・・・FDDの電子回路には結構Hi-Zの部分があったりするから、部品の液漏れや変質で影響を与えていたのだろうか?。しかし0番のFDDは匂いすらしない・・・図面には書けないトラブルの一つである。こう言うのって若い人には全く理解できないようだが、オーナーは電子回路の救済では最も重要視している部分である。
一部間に合わせもあるが、これで2ヶ月振りに機能回復した。本件では色々と勉強させてもらい、全国に多くの知人を得る事が出来た。写真は組み上げる前に最後の確認をしているMy1st文豪ミニ7RX。本体右側奥に見えるのが電源基板、その手前がFDD、左のボトルはベンジンとCRC/5-56。2台あるFDDのチェックは背面のID設定SWを0番にして編集ディスクで起動できるかどうかで行う。1台が完全にNGになってもこのSWを切り替えながら作業すればワープロの機能は十分果たす。ここまで来るとメーカーさんのサービスより対応が早いし正確かも知れない。ちょっと違う「HandMadePC」はこうした体験や拘りの上に作られ、人生を様々な楽しみに誘ってくれる・・・。