屋外用GPSアンテナの製作(Jul 25. 2010)

幾つかのGPSアンテナが手元にある。しかし皆屋内用のアンテナで、そのままでは風雨にさらされる屋外で使えない。 そこで格安のアンテナモジュールをプラスチックケースに収め、屋外専用アンテナとして屋上に設置した。
ケースは食用ゼリーが入っていた容器。その内側に粘着性の高い両面テープでアンテナモジュールを貼り付ける。
アンテナモジュールはSzParts1575R-Aで何と\590で 売られている。これでも十分に衛星補足が可能でThunderbolt受信機で試すと最大の8衛星を捉えている。
左は屋上に設置したGPSアンテナの様子。下はモジュール部のアップ。下から外気が吹き込むので、将来は密閉構造にして乾燥材を封入する予定。



2010年10月下旬、GPS衛星が受信出来ない事が発覚。数日間雨風が続く空模様であった。水が染み込んだと思われる。天候の回復を待ったが日照時間が少なく中々復旧しない。
11月4日福井市は快晴となり気温も上昇。これだと思い、帰宅して確認すると見事に復活。しかし11日5日の朝は雨になり再び受信不能。昨晩の内に対策をしておけば良かったものをと悔やむ。
そして本日6日、再び快晴に恵まれ気温も上昇。ダメ元と思いながら午後通電するとこれまた見事に復活。ここぞとばかりに料理用小型タッパーを加工してアンテナを実装する。タッパーの蓋にカッターで切り込みを入れ、中心にケーブルサイズのアナを開けた。切れ込みはアンテナモジュールを押し込めるギリギリのサイズとした。水の浸入があっても底部が染みる程度で、構造的に呼吸可能としている。
念のためは乾燥剤を詰め込み、またタッパ蓋の周辺は自己融着テープを巻き込んだ。
これで様子をみるが、さて完璧になっただろうか。ちなみに初期のゼリーの容器は紫外線にやられてヒビ割れていた。底はオープンだったので底部からの吹き込みと思ったがどうも違うようだ。
下はThunderbolt Monitorで見る11月6日20時(JST)のGPS衛星受信状況。