写真は約40W(10MHz/CW)ドライブ時の様子。出力計は約1300W、Id計は25Aを示している。この時のVdは92Vで、ドレイン入力は92Vx25A=2300W。よってドレイン効率は1300W/2300W=56.5%(損1000W)。ちなみにスタンバイ時の温度は36.6℃。そして、工場出荷時の試験データ(10MHz/CW)は、出力1200W、Id23A、Vd99Vなので、ドレイン入力は99Vx23A=2277W。よってドレイン効率は1200W/2277W=52.9%(損失1077W)となる。受電電圧や気温の違いも加味されているので単純な比較は出来ないが、アンマッチと思われる負荷に対しても、ほぼ同等の効率が得られている。またARF1501はVdの最大定格は1kVとARF1500の500Vの倍あり、D-Gタッチ等電圧破壊に対する耐性が大幅に改善されたと言える。実験的にVdを上げ、出力の伸びと効率の関係を掴んでおくと、更に安定な運用範囲を手中にすることが出来る。もちろん運用上限は1200Wだが…。 オンマウスは分解状態のHL-2.5KFX。テスターを当てながらクランプメータで各FETのIdを測定しBIAS値を決めている。PAユニットを実装してしまうと、この調整が困難になるので一寸した工夫が必要になる。メーカーさんとしては分解し触って欲しくないエリアと思うが、腕に覚えのあるアマチュアはどうしても手を入れたくなる…困ったモノだ。 忘れていたが、内蔵100W/3dB-ATT(16-3298)は作業中に基板を落下させリード線破断のためスルーしている。近々IMDと高調波を測定する予定。 |
PAを取り出したHL-2.5KFXはARF1500がやられたまま。誤買したARF1501が手元に複数個あるが、Vdが倍でIdが半分の最大定格。そのままでは使えないと思っていたら、RFTの変換比変更が必要だが半分程度のパワーは出るんじゃない!と友人。その一言で重かった腰が上がる。高圧危険と赤字で記されたユニット内の基板を覗くとQ1側ヒューズ(D電源/16A即断)が断。Q1は明らかにD-Gタッチ、BIAS回路へ繋がる22Ωも破断。生きていると思ってたもう片方Q2は、後から不具合発覚しG-Sタッチ。ただこちらのヒューズは生きている。何れのFETもNGで要総入れ替えだ。ところが半田ごて。前回活躍したグッドTQ-95が全く歯が立たない…経年劣化なのか腕が落ちたのか、熱が伝わらない。急遽MONOTAROで白光FX-601を購入するとスゴイ。あっという間にハンダ塊を溶かして行く。それでARF1500からARF1501への換装は無事終了。BIAS回路のReg出力ICに電圧がありとりあえずは問題ないだろうと通電し送信してみる。エキサイタを最小に絞り3W程度でドライブすると見事に10倍程度になる。ホッとしたのも束の間、10W程度に上げるとプロテクションが働き今度はQ2側のヒューズが飛びQ2がNG。何てこったぁ。当然気落ちするが、未だ手持があるからと詳細調査もせずQ2をせっせと交換するから困ったモノ。ところが交換したARF1501も入力を上げていく途中で同様に逝ってしまった。これじゃダメだ何かある!ここでようやく目が覚めた…これ老化現象か。搭載基板を全分解し、Q1のBIAS設定VR1のオープンを発見。(続く) |
今週になって連日ゴマダラカミキリを捕獲している。いよいよ来たか!って感じだ。自園内はなるべく捕獲に努めるが、外からの飛来も想定され交尾後の対策を始めた。恒例のモスピランSL(x250倍)の根元散布だ。今年で3年目になる田んぼや伊野では、脱出孔の発生数は今日現在片手に至らず、率にすると1%未満に落ち着いている。成長が鈍く遅く出て来るモノも居るから予断を許さない。20〜21日に分けて寺山→汁見谷→田んぼ→舞台→伊野と回りやれやれと思っていたら、屋敷が未だと気付きタンクを覗く。僅かに残っていて、ノズルを絞り気味で散布して終わりはドンピシャだった。散布前より田んぼから草刈りを始めていたが、根元が見え難くい木が結構あった。ゴマダラカミキリ監視の妨げになるので、引き続き舞台や汁見谷の草刈りを継続中。写真は250倍に希釈したモスピランSL。オンマウスはそれを散布中の伊野ポンカン。 19日晩は、小中学校同窓会の幹事会を招集した。64歳以降3年おき、すなわち67歳と70歳…で実施予定だったがコロナ禍でその機会を奪われていたが、コロナウィルスに関する社会状況が変わり、今年度は何とかやろうと機運が高まっている。それで幹事長として、事前の会場やスケジュールのチェックを行って資料を作成し、地元の幹事に諮った。会場は地元の台湾料理店で、これもコロナ禍で3年振りに開催になった。用件は承諾され来年1月13日に開催することとなった。そのまま久々の懇親会になだれ込み大いに盛り上がった。 |
6月18日は孫娘の発表会が小牧市民会館であり、名古屋の長男宅経由で赴いた。写真は東名名古屋ICを過ぎた先で見えるNTT長久手の鉄塔。見上げると、かつて通信の主流だったマイクロ波の大型アンテナが見えない。光ファイバーに取って代わり、象徴だったアンテナ群は役割を終え撤去されている。無線に憧れてこの世界に入った人の多くは既に現役を去り、無線を知らない世代が通信の担い手なのだろうか。タワーと局舎が往時を物語っているが、多くの現役諸氏はその時代を知らないだろう。こんな時代にワイヤレス人材育成って出来るのだろうか…と、妙な感傷に浸りながら通り過ぎる。その先の守山PAにETCゲートが何年か前に完成、守山区北部方面の出入りが便利になった。7時過ぎに自宅を出て2回休憩を取っても2時間程度で守山の長男宅に到着する。孫たちの顔を直接診るのは正月以来だ。半年振りなのに随分大きくなった感じがして大人びているのが分かる。発表会は午後からなので(孫娘と嫁を送り出した後)、大森駅近くの「安麺棒」で昼食をとる。日記を紐解いたら2013年10月8日以来だった。我々と同年代の御夫婦が切り盛りされてる。子供も同学年で学校も同じだったからカミサン同士は話が合う。しっかりと名前を憶えていおられ、早々に昔話が始まる。オンマウスは食事後、店の入り口のスナップ。11時40分の開店前に行列に並んだが、開店と同時に満席になった。14時から発表会を観賞し、19時半頃から家族で苦労さん会の外食。21時に帰路に就き23時前に帰宅。長い一日だったが良い思い出が出来た。 |
ARRLからメールが届き画像が添付されていた。RENEW YOUR MEMBERSHIP AND REGAIN YOUR ARRL_NET EMAIL FORWARDING ACCOUNT!…メンバーシップを更新して、ARRL_NET メール転送アカウントを取り戻してください…と翻訳ツール。何時もと同じ様にメールは届いているし、何の不足も無いので良く分からない。無視してメールが届かなくなるのも困るのでリンク先のARRLサイトを覗くとJoin(Register・Join)とRenewのタブがあり、新規登録したり設定変更したりできるメニューが出て来る。Registerは******@arrl.netのメールアドレスを取得するための設定で、書き込むと仮パスワードが送られてきて返信すると本設定になるが、既に登録済みなのでパス。Joinはログイン画面が表示されログインすると、会員資格の変更画面になるが年間$76のまま。Renewは登録内容の変更や追加が行えるが特段の変更はない(紙版のQSTとQEXの送付)。と言うことで、特段の変更の必要は無いように思われるが、何もしないのも寂しいので顔写真(JK2WBDとツーショット)をUpしておいた。ARRL会員にはこのメールが届いていると思われるが、何か新しいことをやったOM氏は居られるのだろうか…。 ところでミカン畑の草の成長が早い。今日から田んぼの草刈りを始めた。今回はゴマダラカミキリ対策で、根元の監視と農薬散布が主目的なので、一斉には刈らずに根元から枝先までの範囲とした。日中の気温が30℃を超えるようになり、無理して全面を刈るのは大変だから。 |
プッシュプルの片側FETがD-GタッチしているHL-2.5KFXのPAユニット。本体からリード線で繋がった状態で取り出し様子を診ていたが、暫く足元に放置したままだった。これじゃいけないと一念発起。リード線のコネクタを外し、机の上へ移動(写真)。工房じゃないので直近には現用する無線機が並んでいる。工房でスペースを確保するのが面倒なため、こんなやり方になってしまうモノグサだ。不良FETを外そうと、4年前に交換した時の半田ごてを温め突く。ところがどうも熱の伝わりが悪い。こて先の熱が直ぐ奪われ、溶けた半田が固まってしまう。可笑しい!と手慣れた友人JA2FTL井上氏へ電話を入れる。話される内容がことごとくズボシで苦笑。皆同じ経験をされてるんだぁと呟きながら、結局はこて先かぁとなった。長く先細りのこて先は、半田面への熱伝導が悪いし冷め易い。懸案中の所用もあるため思い切って夕方お宅を訪ねた。FETの他に金属カバーを被りFETと一緒に半田付けされている様子を伝えるが、バカでかいこては必要ないと思うと言われ愛用のこてを拝見。なるほど大きくはない。こて先が圧倒的に短く接触面積が広い。確かに熱源のヒーター部分は真っ赤なのに、こて先が熱を伝え切れていなかった。帰宅後Monotaroサイトで類似品を探し注文することになった。大型で熱量があっても、扱いにくい物はダメだから、この選択は正しいかも知れない。ところでオンマウス、一昨日近所のGSを訪ねたらご主人からプレゼントされた。何でこんなところに6JS6C(Toshiba)があるの…。 |
写真は本日15時頃、汁見谷ミカン畑のハウス東棟入口の中に居た、今年初のゴマダラカミキリ。触覚が体より長く間違いなく雄だ。ハウスはゆら早生の苗木を植えてあり、今日は周辺に除草剤を散布した。作業中入って来た入口を振り向くと地面の居たのだが、扉は開いていて作業中に外からやって来たものと思われる。動きが未だ鈍い感じがあり、今日、それも直近に脱出して来たと思われる。早々に園地内の青島をはじめとする成木の根元を見たが、自分のところからの脱出ではないと思われる。実は昨年の日記を見ると、園地は田んぼだが奇しくも同じ6月13日に脱出孔を発見している。今年もいよいよゴマダラカミキリとの闘いが始まったようだ。この個体は自宅へ持ち帰り飼育箱にミカンの枝葉と共に収容した。その数が増えないことを願っている。とにかく木を揺すって落とし捕獲に努める。日が経つと飛行が上手くなるのでそれも追いかけて捕獲する。交尾の機会を徹底的に抑えるが、それを逃れても手元に産卵させないように、濃い目のモスピランSLを塗布して備える。やる事が一杯待ってる。4年前から捕獲数と脱出孔の数を記録して傾向を掴み対策を行ってきた。年々改善しており今年がどうなるか興味津々だ。 オンマウスは別角度からの頭部のアップ。複眼なので何を見ているのか分からないが、彼にはこちらの様子が分かるのだろうか。とにかく憎きゴマダラカミキリだ。 |
写真はR-390A受信機の16KHz帯域のメカフィル、COLLINS製F-455-N-160。R-390Aでこの帯域で聴くBC放送は、広域までフラットだが、各局のプリエンファシス状況が分かり面白い。全体にHi上りになるので、それなりのLPFカーブを掛けてやると総合的に(送信・受信含め)にフラットになり聴き易い。横のトリマコンデンサはf特調整用。こんなメカフィルを1950年代には量産していた米国のラジオ技術には驚かされる。丁度MT管1本のスペースに収まっていて、その後出て来た国産の国際電気MF-455-15CK等はGT管大だからスゴさが分かる。おまけに国際電気のは内部のスポンジの経年変化が激しくボロボロになる。入出力端子をメカフィルの長手方向の端々に置く造りは、入出力の結合は皆無。これは島田のJA2AGP矢澤OMより届いたもの。昨年も頂戴したPTOと併せて「スーパーラジオ」を作ると宣言してしまった。もちろんBC帯用のAMラジオだが、ちょっとIFが切れ過ぎかも…。 ところで8日フロートSWの論理を反転し、9日IP伝送端末へ直付けした燃料タンク。翌10日早朝の運用で早くも動作を示した。運用開始時は燃料正常だったが、終了時発電機を停止しようとしたら燃料異常表示が発覚。ガス欠まで何時間回るか確認していたら4〜5時間は回る様だ。予想より早いので、早々に給油する必要があると判明。オンマウスは11日、暖房用に確保していた灯油2缶分を雨の中給油、合わせてオイル交換実施。 |
2019年10月にMOS-FET/ARF1500に不具合が発生し、交換修理を行ったTHPのHL-2.5KFX。同社は当時既になくなっていて、自力修理を余儀なくされた。そして復旧後の2021年6月22日、再び不具合が発覚し現用を離脱していた。同じ頃甲府の友人も同様の不具合に遭遇。AFR1500を2個交換したが、期せずして再び不具合となりARF1500が1個ダメになった旨連絡があった。何れの不具合もD側の高電圧誘起によるDGタッチによる破壊と推測している。ダミーロード等リアクタンス分が極力排除された負荷ならスペック通りの働きをするだろうが、リアクタンス成分を一定量含む負荷の振舞は想定電圧を超える反射をFETのDにもたらす可能がある。HL-2.5KFXを外部ATUやチューナで使用する場合、アンプ側との調整手順シーケンスは人が担う方式なので、バンドやアンテナ切替後の振舞が暴れることは容易に想像できる。慎重な操作や手順を行っているつもりでも忘れ物は絶対にある。 そんな過去を思い出しながら今回の復旧作業が始まった。DGタッチした場合に他回路へ及ぼす影響は交換修理のページに記している。これらを含めた改善策を今回は講じたい。 ところでオンマウス。リモートシャックの燃料タンクの残量表示系の改修を行った。元々燃料がある時に接点出力する回路になっていて、これを馬鹿正直に捉え、電子回路で論理反転して燃料情報としていた。要するに燃料が空になったらアラーム表示する様に。しかしそんな回路入れなくても、フロートSWのフロートを逆向きにすれば良いじゃんと思い立ち、本日交換に至ったモノ。Simple is Best!だ。 |
6月の第1日曜日は春の環境整備日だ。各組毎の道路を中心とした整備ヶ所が割り振られている。当組(4区9組)の受け持ちは、伊野沢の入り口から鳥ケ沢(杉山地区との境)までの約450m。作業の殆どは台風被害で仮復旧中の山切川沿いのバス通り法面。その殆どが浜石の石積み。山切川沿いを上ってみると分かるが、石積みがしっかりと見えるのはここしかない。石積みに生えた草木を放置すると、コンクリ詰めしてあっても隙間に根が侵食し石を動かす。そこへ水が浸水すれば土をさらい空洞ができ崩壊を招き易くなる。先人たちはそれを知っていて、環境整備日でなくても草をむしったり除草剤を掛ける。景観も大切だが、もっと重要なことが引き継がれていくことを願っている。写真は水か鳥が運んだツルのタネが生えて成長し、石を動かし隙間が出来た様子。幸い石垣の最上部なので水で流される機会は少ない。 山切川が下流に草ケ谷地区がある。ところが数百mにわたり川沿いに民家が無い。このため環境整備がお留守になる。通るのは山切以北の人々だから余計にそうなる。本来なら住民の要請に基づき行政が行うべき事案と思われるが、水害や交通事故の要因にもなりかねないため、城山橋以北を山切地区の有志が草刈りしている。今回は、ことのついでに城山橋南側小木の伐採も行った。オンマウスは、草ヶ谷橋から城山橋を望んんだ山切川。右手に柳の木があるが、太いため体制を整えて別途伐採する予定。 |
昨日からの雨と風で、再び山切川が暴れた。写真は3日午前6時頃の杉山バス停前の様子。昨年9月24日未明の台風15号の雨で道路が崩落し、現在仮復旧状態にあったが、その一部でコンクリ土のうが崩れ通行止めになっている。土のうは水で下流まで押し出されて止まっていた。また、直ぐ下の杉山橋上流の左岸は、民家の玄関前まで道路が崩落し仮復旧されていたが、復旧部分の最上流部でコンクリ土のうが崩落。オンマウスは更に下流のからたち橋上流左岸。ここは最も長いスパンで崩落し仮復旧されていたが、ここも最上流部でコンクリ土のうが崩落している。これ以外にも崩落現場が複数あり、昨年の仮復旧現場はことごとく何らかの被害を受けている。また新たに崩落した護岸もある。今回は行政の対応が早く、5時半頃地区内を回わると既に警告標識が置かれていた。この状況を客観視すると、毎度の水害を対処療法で凌ぐ発送は限界に来ており、抜本的な河川改修(からたち橋下流まで実施)を更に上流部まで行う必要がある。過去行政はその改修意図を地元に示していたが、全く進展がみられない。一体どうなっているのだろうか。住民の安心安全を守るために、パッチワークの如き部分補修による復旧ではなく、抜本的改修が求められる。 庵原川方面へも足を延ばしてみたが、新田橋上流左岸も仮復旧中であったが、やはりその上流部が酷い崩落になっている。当面は仮復旧なんだろうが、これから台風が本格化する季節になる。自助努力は既に限界にあり、是非とも行政(市・県・国)の本格的対応を願っている。 | |
一方、農業関係の被害もある。新たな土砂崩れが発生し、遠方から山間部を見ると、山肌が抉られた様子が複数ヶ所ある。幸い人的な被害には及んでいないが、農地や水路等への影響は悩ましい。公の場所でないと行政の復旧支援が届かないからだ。雨の後は地区を一回りして被害状況を確認するのが昔からの習慣になっている。実は我が家でも被害が幾つかある。写真は田んぼで倒壊した青島ミカンの老木。親父が定植して40年程度経つ。根元にカミキリムシが入り、根の半分が腐食していたが、青々とした葉に生え代わり花を咲かせ、いよいよ実が大きくなる筈だった。雨と共にやって来た強風に耐えられなかった。内心、今年が最後かもと思っていたが、収穫まで持たず残念な思いだ。チェンソーを入れて解体しヒノキ林へ廃棄した…断腸の思いだ。今回は雨も多かったが風も強かった。伊野の太田ポンカンの一部に傾きが見られた。微量な傾きはそのままにするが、いかにもってやつは起こして支柱を打ち、荒縄で縛り上げた。何年前か忘れたが、台風で殆どの太田ポンカンが60度程度に傾いてしまったことがある。実をつけていてトップヘビー状態での台風は本当に辛い。その時傾いた太田ポンカンたちが成長し、現在はポンカン生産の中心になっている。台風などの気象状況は、農業と密接な関係があり、苦楽を共にした記憶を蘇らせてくれる。 |
甘夏の注文があり、昨日6月1日西谷津に赴いた。モノラックまでのアプローチを歩き出すと、沢の上に展開するニッキの枝に青白い物体がヒラヒラしている。あの色はひょっとしてオオミズアオ?。引き返して沢に下りると枝から沢に落ちていた。オオミズアオといえば、シアン系のちょっと上品な大型蛾で、田舎でも滅多に遭遇しない蛾だった。最後に見たのは中学か高校の時、家の灯りに誘われて擦りガラス窓の外に現れたとき。それ以前も含めてこれまでに2回しか生のオオミズアオを見ていない。今回が3回目になる。この個体は何があったのか羽がボロボロ状態だった。交尾で勢力を使い果たしたのだろうか。ただ拡大すると触角は先端まで綺麗な形を維持していた。恐らくここで命が尽きるのだろう。そっと石の上に置いて立ち去った。 ところで今日2日は朝から雨。台風2号の影響で県西方より大雨警報などが出始めた。今がチャンスとばかり、藤枝姉へ多数のハチミツを届けた。清水からR1バイパスを西へ。大したことは無かった雨が段々と強くなった。その内御前崎や菊川までもが警報に。谷稲葉ICを下り藤枝で用を足すと、ここまで来たなら牧之原の星山OMへも届けようと電話を入れる。静波の床屋で散髪中でご自宅も留守模様。カーナビに床屋の住所を入れR150を走る。何とか辿り着き合流すると帰宅するOMのアッシィに早変わり。土砂降りの中ご自宅に到着すると、奥様も外から戻られていてアイボール。短時間だったが近況や無線談義(やっぱCWだなぁって)に興じ帰路に就いた。 写真は手にしたボロボロのオオミズアオ。オンマウスはお元気なJA2JZ星山OMとシャック。 |
先週からカミサンの依頼でハチミツの配達を始めている。雨が降るとこれ幸いと配達に専念できる。カミサンが瓶やポリ容器へ詰め、それに純粋ミカン蜜と記したラベルと内容を記したラベルを手作業で貼る。半世紀も前からのお客さんから最近のお客さん、販売目的のお客さん、そしてお世話になっている皆さんへの贈答用など様々だ。中には遠方へ宅配することもあるが、殆どは手渡しでお分けしている。今日は無線仲間のお客さん、中学時代の恩師と無線仲間の先輩、そして叔母のところを午前中に回った。年に一度の恒例行事みたいなもので、喜んで貰えると励みになり、また来年もとなる。その先輩以外は清水区と駿河区なのでお決まりのコースを辿るが、先輩は島田在住。電話を掛けて在宅を確認すると何と手前の藤枝の浄蓮寺池(公園)で散歩中ときた。駿河区から安倍川を渡って丸子に出てR1バイパスを走り谷稲葉ICを下りて赴く。公園入口に最近出来たスターバックスコーヒーの駐車場で合流し贈答式。先輩とは世界的なボートアンカーJA2AGP矢澤OM。電話では時々情報交換はしていたが、アイボールは久し振りだった。直ぐ分かれる筈もなく暫く無線談義。51S-1の整備を始めたとか、6BA7ミキサのS/Nの悪さに比し6C4はグッドだとか、PTOはオーブン無しでも十分で発振手間にセットすると再生検波器になるとか…奥様がお待ちなのに話が止まらない。オンマウスは自撮りした矢澤OMとのツーショット…カメラマンの人相がイマイチ良くない。写真はトラップにかかったオオスズメバチ他…頻繁に出没する。 |