JH2CLV's Topics & Memorandam
March 2017

Arp 2 貯蔵スルガエレガント撰果
亡くなった親父が「舞台にスルガエレガントを植えたい」と言って始めた栽培。折しも自分は福井単身赴任中、85の親父は力が衰え、殆どカミサンが耕作と植え付けを行い大きな力になった。そのスルガエレガントが収穫できるようになって3年。山のスルガエレガントと同様に木生り収穫を目指していたが、1月の寒波で過去2年ことごとくやられ、収穫期のス上がり(水分が抜ける)に悩まされていた。やはりこの場所は相応の寒期対策が必要なのだろう。落下防止材で実の落下は防げてもス上がりだけはどうしようもない。寒波前の方がはるかにみずみずしいじゃないか…。それで今年は思い切って寒波前に全収穫して凡そ2ヶ月半の貯蔵を試みた。3月初旬に覗いてみるとまずまずの進捗状況で思わずグッドと言ってしまうほどだった。ところが収穫を迎えいざ撰果となりビックリ。それ以降の気温や湿度の上昇(と思われる)で、ヘタ枯れやヘタカビが目立ち、触るとポロリとヘタ落ち状況になった。次から次に出てくるその状況にな〜んてこったぁ!だった。しかし格外品での取扱もあると言うことで何とか全数の出荷にこぎ着けた。
写真は車庫で撰果中のスルガエレガント。オンマウスの左は規格品、右は規格外品のヘタ落ち。サイズは10cm程度。

Arp 1 Roland創業者 梯郁太郎氏 逝く
4月1日にRolandの創業者梯郁太郎氏が87歳で亡くなられた。家の無線の間には今でもRolandのアナログシンセサイザーSYSYEM-700のポスターが貼ってある。随分と色あせたが、1970年代中頃、静岡呉服町の楽器店「すみや」から貰ったもの。コンサート等のPA-Mixingに忙しい頃で、良く楽器店に出入りしていた。使わなくなってしまったYAMAHA/PM-700もその頃購入している。名古屋で行われた研修で、SYSTEM-700のデモを聞いたことがあった。ADSRなどと言う装置を知ったのもその頃だ。Attack_Decay_Sustain_Releaseの頭文字だ。音声信号のエンベロープを形作る基本的な要件を操作することができる。触ってるのは素人の集まりだから、音を出せたとしても音楽にするのは至難の技だった。それをこつこつと突いてシーケンサと組み合わせて演奏する連中がいるのだから大したもの。スイッチオンバッハとか…。実は小生、Roland製品にお世話になった。業務用途に使える様に平衡変換を組み込んで使った。テープエコーマシンRE-201、デジタルコーラスDC-50、ストリングスキーボードRS-201、R&Pスピーカーユニット…今でも所持している。訃報に接し、創業間もない1970年代に想いを寄せた。ご冥福をお祈りする。写真は自宅に張られたSYSYEM-700のポスター。オンマウスはいち早くBBD素子を採用したデジタルコーラスDC-50(1976年購入)。

Mar 29 休暇で家族サービス…沼津港深海水族館
3月29日、孫の小学校入学直前の春休み、長男一家がやってきた。28日深夜に名古屋を発ち、29日の未明に到着したらしいが自分は爆睡状態だった。これに合わせてカミサンが色々な処を回ろうと張り切っていたが、結局沼津港にある深海水族館を訪ねることになった。高速道路も良いが、あっという間に着いてしまうのでR1バイパスを走ることにした。それでも片道1時間にも満たず50分程度か。
写真は沼津漁港に隣接する通りで、孫を挟んで撮ったスナップ(撮影は嫁さん)。相変わらずはしゃいでいるカミサンにオヤジは合わせている感じが丸見えか…。好天に恵まれ楽しい一日だった。長男一家はカミサン手料理の散らし寿司で夕食をとり、その夜帰路に就いた。
帰省のたびに成長する孫たちを目の当たりにして、驚きと感激の連続であった…もうPCのキーボード(日本語入力)を叩くなんて。
オンマウスは深海水族館に展示された本物のシーラカンス。古いモノの代名詞の様に言われているシーラカンスだが、初めて学術的な解説に接して背筋をピンとさせられた感がある。還暦を過ぎていい勉強になった。その他ラブカ等珍しい深海生物が飼育されていて、それらが駿河湾の深海に生息していることにも驚かされた。静岡は日本一の富士と、日本一の深海が繋がっているんだ…。
写真は沼津漁港近くの丸天に昼食で立ち寄った時に食べた掻き揚げ丼。以前から気になっていたが初めて食した。この異様な掻き揚げの塔は、小エビやイカ等と野菜を混ぜ込んであるが中々の美味。意外と脂っぽくなく、サクサクと食べられる。しかしご飯も含めた量は並みではなく、相当気合いを入れて食べないと食い切れない…全部平らげたけど。左は味噌汁で右は掻き揚げ用のタレ。右奥に金目鯛の煮付けが見えるが、これかなり美味。
オンマウスは、孫たちの帰省に合わせて飾り込んだ雛人形と五月飾り。当地では昔から、雛人形は3月ではなく4月に飾る。五月飾りは小生の子供たちの時代、雛人形は小生達が子供の時代からのもの。前者は30年前、後者は60年前…時の経つのは本当に早い。これらは2階の納戸に置いてあるのだが、狭い階段を幾度か往復して下ろす作業が随分と大変になった。それから飾り込みで間違いが多い。せっかく飾り付けたのに敷物が裏表だとカミサンが騒いでいて、結局全てを撤去してからやり直す始末(五月飾り)。注意していてもこうだから困ったもの。ところで子供たちの時代は長男と次男が五月飾りの兜を争って被っていたが、孫は静かなモノだった。

Mar 27 iPadでテザリング…井川方面大雪
昨日は静岡市市議会議員選挙の投票日だった。同級生議員が無事当選を果たしたのだが、開票結果が出るまでの間のネット情報のプロジェクタ表示の依頼が午後になって舞い込んだ。会場はEthernetがあるもののFireWallがあって抜けられない。商用WiFiのアクセスポイントも無い田舎だ。幾つか無名のポイントを拾い上げるが怪しい。PCからの直アクセスを諦め、ネットアクセス出来るiPadをテザリングでPCへつないだ。本当に便利になった。設定でチト手こずり次男に電話を入れてヘルプ。還暦過ぎの親父がiPadとPCを突いている姿を横で依頼人が見ている。あっという間にPCからiPadを抜けて目的サイトへ繋がり、PCのRGB出力はプロジェクタでディスプレイされた。当選確実までの待機時間、有効に機能したことは言うまでもない。
オンマウスは静岡から口坂本経由で井川を目指す時に越える大日峠。昨日からの雪で現場は除雪が必要な状況だった。我々は富士見峠経由で上って来たが、積雪のため峠手前で立ち往生する車が複数台。現場近くに居た道路工事の重機の力をお借りして何とか難を逃れる。それをやり過ごすと峠から除雪車が下って来た。あと30分も出発を遅らせば、何もなかったのかも知れない。しかし雪道は譲り合いと協力の世界だとつくづく。

Mar 25-26 週末の諸々…思いがけないプレゼント
写真は葵区玉川の宇津峯(569m)で見つけたふきのとうの群生。仕事で赴いた。ここから竜爪文殊岳の南尾根をかすめて日本平TV送信鉄塔の上半分が見える。ところが受信アンテナを方向調整すると日本平鉄塔に正対しない。南へ10度以上もずれるのだ。送信アンテナは見通しなのに…回折波か静岡市街からの反射波か。非常に興味ある現象に遭遇した。色々と想像が巡るが、静岡市街のビルや山で反射した電波が安倍川両岸をウェーブガイドにして届いているのではと結論付けた。
オンマウスは友人から届いたアンテナグッズの中に忍ばせてあったオールド電鍵。親父が生きていたら懐かしむに違いない。一部ノブが破損していたがネジピッチの異なる代替部品が同梱されており、タップを立て直す等の細工をして無事形になった。似たような形をしているが、叩いてみるとそれぞれに特徴があり面白い。CWを覚え始めた頃は専ら縦振れ電鍵を使っていたが、無線で交信するようになってから完全に横振れ電鍵に鞍替えしてしまった。あれから既に45年が過ぎた。電鍵を眺めていると、今一度原点に立ち返り、7MHz辺りで縦振れ電鍵による交信をやってみたい心境になる。

Mar 18-21 CQ誌4月号2冊届く…45リットル燃料タンク投入…その他
17日に見知らぬ方らかCQ誌付録を見たとメールがあった。今月のCQ誌18日発行だが、郵送サービスでは前日に届くらしい。それでもしや自宅にもと期待を持って帰宅すると当たりだった。しかも何故か執筆者へ届く1部と献本としてもう1部別々の封筒で届いていた。また前後してQEXやQSTがARRLより届き、テーブルの上は無線雑誌の嵐だった。それにしてもCQ誌、2部あってもしょうがないので、21日にローカル局に打診すると既に購入済み。いつもは次号が発売する直前に買い求めるようなズボラを決め込んでいたが、今月は付録にリモートシャックの概要を寄稿したことおありちょっと様子が違う。写真は届いた雑誌を並べてポーズ。ところでここまで来ると、発電機と燃料タンクは箱に納めたくなる。幅60cmで高さ90cm程度の物置に放り込む予定でいる。その心は50MHzで僅かに残るイグニッションノイズ対策だ。
ところでリモートシャックの外部燃料タンク、これまで6ガロンだったがオンマウスは投入した12ガロン(約45リットル)のタンク。これだと、内部タンク7リットル分を含めると2昼夜の運転が出来る。ただ今までの連続運転は13時間が最高だが…果たしてどうなるか。一度試してみたい。
18-19日は同級生市議の選挙戦のお手伝いに奔走した。清水区の興津川上流の山間部から巴町裏の繁華街まで、2日間で述べ10時間程車で走り回った。
写真は3月23日に取外してきた富士山カメラCG-NCBU-031A。直接DC給電ではカメラ動作は正常だった。
オンマウスは20日、最後に残った田んぼの選定木を軽トラに積み込み、リモートシャックのある大峰へ廃棄に上ったところ。軽トラ越しにタワーとアンテナを入れてみた。この日だけでも山積みの軽トラで2往復した。アンテナローテータケーブルの布線と配線や、富士山カメラ不具合対策、発電機の金属収容箱など、色々と未解決の課題が多いのだが、もう少し暖かくなったらとズボラを決めている。富士山カメラは2月下旬にネットワーク認識が出来なくなっていたが、自宅へ持ち帰って直接5V給電してテストすると問題ない。おそらくCAT5ケーブルコネクタかPoEの問題と思われる。発電機の収容箱は、イグニッションノイズを抑える決め手だと思っている。現在でも自宅周辺のノイズより低く抑えられているが、レベルが低くてもやはり気になってくる。4月に金属物置INABAのアイビーストッカーが到着するので、それに組み込む予定だ。

Mar 11-12 週末の諸々
今シリーズ最後のはるみ頒布の荷を11日発送。配達できるところは車で運んだ。富士の御仁からは、帰りがけに3相の50kgを超えるトランスを3個もプレゼントされるハプニング。一体何に使うのだろうか・・・。整流したら50V電源に良いが3相は引いていない。 12日、春の施餓鬼が保福寺で行われ檀徒の皆さん40名程が集まった。お経に合わせて米と水を霊に捧げた。毎年のことだが、情報過多の世間と距離を置ける瞬間で何ともおだやかだと思う。身の丈に合った程々の営み一番だと思うのだが、どうしてこう人は争うのかと自分の生活を見つめ直すのにも良い。 この日はカミサンが昔勤めていた保育園の先生たちの集まりに出かけた。お寺で頂いた弁当を一人縁側で窓外の風景を眺めながら食す。ひよ鳥やヤマガラなどが交互にやってきて餌場に置いたミカンを突く。そのうちメジロまで。何とものどかだ。 午後はカミサンが剪定したミカンの枝を軽トラに山盛りに積んで大峰(リモートシャック近傍)へ廃棄。こんなに太い枝まで切ったのかと、思い切の良い剪定に驚くと共に感謝。それをまた程々の場所に集積しててある。さぞ大変だっただろうと頭が上がらない。 写真は田んぼで軽トラに積んだこの日最後の荷。都合5回往復した。オンマウスは保福寺本堂の春施餓鬼の様子(2014.3.9撮影)。

Mar 10 目まいで絶不調…CANON Power Shot D30届く
6日、御殿場の山中で2年間愛用したFujiの防水型デジタルカメラXPを紛失してしまった。仕事の終わりがけに気付き、雨の中1時間近く探したのだが見つからない。7日も現地を訪れた同僚複数が探してくれたのだが出て来ない。防水型は一度手にするとそのラフな扱いでも壊れることは無く手放すことが出来ない。特にレンズ系の曇りやカビには、過去散々悩まされてきた。それで早々に後継機を注文した。ネット上でたまたま展示品の中古が見つかった。今回は昔から画像処理が好きだったCANON製を選んだ(戻った)。Power Shot D30だ。筐体は金属で覆われ、紛失したXPより重量感がある。もとより定価はXPより大分高い。写真はノートPCのキーボード上に乗せてポーズ。それにしても紛失してしまったXP、未だ雪が降るかも知れない標高1100m付近で寂しい思いをしているに違いない。機会があれば捜索の旅に出掛けようと思っている。防水仕様だから雨風は凌げていると思う。D30は目まいで絶不調の10日昼、会社を早引きして帰宅した時に到着した。到着は嬉しかったのだが手が付いたのは翌日だった。 振り返ると多くのデジカメが通り過ぎて行ったが、その歴史は拙作HPの写真を見るとよみがえってくる。オンマウスは歴代デジタルカメラ(一部は欠品)。右下の黄色がFuji_XP。

Mar 4-5 ミカンの剪定など…中古の無線LAN端末WAPS-HP-G54
26日(日)浜松出張の折、某誌関係者から付録でリモートシャックの特集をするのでとメールが有った。簡単な説明と詳細は関係URLを紹介する程度だったので二つ返事でOKした。5日締切だがその後話が発展し内容が大そうな規模になってきた。4日はミカンの剪定を行う予定であったが、終日その対応に追われた。奇しくもリモートシャックのPoE電源がダウンし、無線ルータやカメラが死んだままに。設定画面の画像キャプチャがリモートで出来ず、朝からPC持参で山を往復する羽目に。夜までにでっち上げたが何とかなるだろうか…。
ところでリモートシャックで使用している無線端末の中古が破格でネットショップにあった。庵原高山から清水港を臨むカメラの構想があり、その伝送用にと1対買い込んだ。写真はそのテスト風景。1:1のリピーターモードで、離れたところのイーサネットを無線でつなぐ設定だ。程度が心配であったが外観は新品同様、ただ電源と取付金具そして取説は無い。元よりPoE運用なので電源は要らない。
オンマウスは、遅ればせながら5日の剪定で倒した老木の根本の様子。外からは良く分らなかったが、大半が害虫でやられている。植物は何も言わないけど、実を付けながらも毎年辛い思いをしていたのではと、長年の奮闘に敬意の思いだ。

Mar 1 友人からトラップコイルのチェック依頼
写真は友人のJA2IYJ山田氏から届いた共振周波数10MHzの同軸トラップ。10MHz逆Vアンテナの端に入れ、その先に7MHzのエレメントを追加してデュアルバンド化を目指す模様。そう言えば四半席前の名古屋時代、アパート屋上にトラップ入りのダイポールやスローパーを張った。当時の記憶が鮮明に蘇ってくる。コイルはエアダックス、コンデンサは村田の高圧セラミック。ベアフットだからそんなに耐圧は要らない。しかしむき出しのコイルは雨に濡れると共振周波数が変動しSWRに影響した。山田氏のリクエストは正確な共振周波数の測定。DELICAのディップメータを突っ込んだら9.83MHzに共振点。同軸の両端のピッチを目一杯広げると10.12MHz辺りに共振点が上がる。作りっ放しの様だが、こりゃ中々再現性があり自分でもやりたくなった。ちなみにトラップは机の上に置いて測ると共振点が下がるので、空中で測るのがコツ。写真は縁側のアクリルカーペット上だが、これだと約10KHz程度下がる。10MHzバンドなら影響は少ないだろうが、1.9MHzバンドでは大だ。もっとも1.9MHzではそんなに変動はしないかも知れない。山田氏へは早々に状況をお伝えし、写真とデータをメールに託した。自宅の1.9/3.5MHz逆Vもこの方式に変えようかと気持ちが動いている。コイルデータはRG-58AU/Φ50mm/6.7T。