ようやく秋めく今日この頃。毎年紅葉見物に出かける夜叉神。29日土曜に行こうかと27日の朝飯時親父に声を掛けた。二つ返事でOKだったがカミサンは所要。日曜は天候悪化の方向なのでこの日しかない。福井からやってきたYLを囲んだ福井会が前夜あり愛車は職場近くに放置したまま。止む無くナビ無し軽ワゴンに静岡のロードマップを放り込み8時出発。幾度も通っているからと思っていたR52のドライブだが、南アルプス市へ入ると地図もエリア外になり怪しい。左折して芦安へ入る場所が分からない。親父は何の根拠もない勘で「もう過ぎた!」と騒いでいる。気楽なもんだ。 道路工事のお兄さんに尋ねるとまだ先。それでも走っていると不安になり引返してコンビニのお姉さんに尋ねるとやっぱり未だ先。そんな事を繰り返しようやく芦安方面入口の看板を発見。これがこげ茶地に白字だが小さくて見難い。そして11時ようやく夜叉神峠口に到着。辺りは既に紅葉だが、今年は台風15号の影響か枯葉が目立つ。紅くないのだ。その後バスで広河原へ下り、買ってきた焼肉弁当を広げ2人だけの昼食。写真は夜叉神峠口の紅葉。オンマウスは広河原へ下る途中から見える北岳(右)と間ノ岳。これでも親孝行かと頭の中で密かに呟く一日。 |
30日の天気は下り坂と天気予報が告げた。雨が降る前にと最後のサツマイモ堀りが午前中から始まる。この間まで掘っていたのはベニアズマと言う品種だが、この日はニンジンイモだ。品種の選定はカミサンの趣味らしい。地表には多量の芋つるが張り巡らされまるでジャングル。まずこれをカマで刈り巻き取る。つるは後でミカンの根元に敷きたい肥にする。その後うねに張ったマルチシートを剥がし、側面にスキクワを入れうねを崩す。このニンジンイモは思いもよらぬ長さだったり、土の影響で曲がっていたりでクワ入れには注意が必要。そして最後は手で土を崩し芋を取り出す。大した肥料も与えていないのどうしてこんなに成長するのかと毎度ながら驚く。 写真は収穫したニンジンイモ。オンマウスはシートを剥がす前に抜き出したニンジンイモのアップ。20Kg入りコンテナ6杯以上あった・・・120Kg超だ。自家用とお裾分け用を確保した後はビニール袋詰めして農協のスーパーに並ぶ予定・・・多分。これは生活と楽しみで行っておりコストは全く度返し。でも関係する皆さんや家族とのコミュニケーション、そして自然との接触で得られるものはそれには変え難い。カミサン曰く、ニンジンイモは煮てから切干にすると美味い。 |
東京都内在住の友人が40年振りに昔のJA2のコールサインで再開局が叶った。DXや自作でならした方だが、さすがに4
0年振りともなると浦島太郎?。簡易なバーチカルに何とIC-7700とKWM-2Aを用意される気合の入れ様だが、どうも聞こえがイマイチらしい。それで敷地を有効に使ったオフセンター式逆VエレメントをATUで給電するWindom
を提案。昨日来静されATUをお渡しする予定もこちらに急用が出来キャンセル。それで本日、福井で使っていたSG-230(ATU)をテストし宅急便で発送する事になった。ところが2台の内古いSG-230の動作が変。電源投入と同時にTUNEDになり同調動作を始めないしRESETもダメ。福井を発つ直前まで使っていたのにトホホだ。 写真はそのATUのテスト風景。負荷側にワニ口リードでつないだRを用意し数Wでドライブ。リレーがカタカタと心地よい音を立ててLCを組み合わせる。数秒でSWRが見事に1まで下がり同調完了。しかし下側のSG-230はウンでもスンでもない。左下は専用のリモートボックスSmartLock。 オンマウスは庭先の柿木に梯子を掛けて収穫した柿。早く取り切らないとカラスの餌食になってしまう。と思って見上げるとタワーのYagiアンテナで2羽のカラスがカカァ。さてどうしよう。 |
毎朝6時15分頃Hanaの散歩にカミサンと出る。単身赴任を解消してからの日課だ。コースは色々あるのだが、最近は家から出て上の家の石垣下を抜け山切川に沿った大道に出る。それから川沿いを上り通称「古屋敷」集落の前を過ぎ鳥ヶ沢を渡ると杉山青年学校前の杉山バス停に至る。そして川の反対側へ永安橋を渡る。そのまま杉山報徳館まで下り杉山橋を渡って元の大道へ出る。最後は大道を下るか元来た道を戻るか・・・それはHanaの気分次第だ。 当初は気付かなかったが道端の草木や周辺の山々に季節の違いを感じて楽しい。行きかう犬連れの皆さんとも顔なじみになったりして会話も弾む。 写真は静鉄鉄道が子供たちの通学時間に走らせている定期バス。ボディに「ちびまるこちゃん」の画をあしらい「しずおかはいいねぇ・・・」と文字が書かれ、ほのぼの感いっぱいだ。これは山切川の上流、吉原発の始発バスになる回送中のもの。散歩時間の6時半過ぎに古屋敷前を通過するのをとっさに携帯電話カメラを取り出してで撮った。シャッター速度が遅いのかデータ転送が遅いのかバスが歪んで見えるのが面白い。遠くに永安橋や青年学校に火の見やぐらが見える。なんとものどかな光景じゃないか。 |
カミサンからCQ出版から何か届いていると大型の封筒を受け取った。毎回届いている「RFワールド」かと思って手にすると厚さが違う。何だろうと思いながら封筒を開けると何とCQ誌11月号。ひょっとしたらと思いページをめくりビックリ。FL-2100Zにロシア球GU-74B/4CX800Aを組み込むプロジェクトの紹介がカラーで2ページ。そして概要を記した記事が3ページ。そういえば今年の1月頃、話としては面白いのではとCQ誌へメモと写真を送っていた事を思い出した。既に9ヶ月も経過し全く忘れていた。写真は87ページから始まる記事。140〜141ページのカラー写真には改修状況が紹介されている。メモを送った時点から随分と手を加えているので、最終形態は拙作HPをご覧頂いた方がベター。 Web-Siteと出版の浸透度には違いがあると思われるので、これからの反響に興味がある。この日はまだ16日、既に甲府の御仁からは「見た!」とメールが入った。19日発売なのにそんなに早く出回っているのかと、こちらにも驚いている。 オンマウスはこの日行ったリーケージトランスの漏洩コア打抜き作業の様子。石ノミとハンマーで打抜くと漏洩コアが飛び出してくる。 |
名古屋から実家に生活の拠点を移した5年前から、ずっとやりたいことがあった。それは東京単身赴任中に台風で折れ倒壊したR7000の復活。アパート住まい時代からR7000の様な垂直アンテナにはお世話になり続け思い入れもある。 実家にはかつて活躍した垂直系アンテナがごろごろしている…ButternutのHF-6V、GAPのTITAN、ミニマルチのV3X、グラスファイバーポールGP-1000、そしてR7000。その中でもR7000は単身赴任も手伝い殆ど使用した記憶がなく錆付かせる一方だったのだ。 写真は東京単身赴時代の1998年9月22日、名古屋自宅で倒壊して以来13年振りに復活したCushcraftのVerticalAntennaR7000。有り物の材料を集め、2.5mのコンジットパイプでR7000を持ち上げ、コンクリートの擁壁からパイプでステーを取り固定した。 カミサンから疑惑の視線を感じたが軽くいなして何とか形作ると晩御飯のコール。食べだしてから思い付いたようにカメラを取り出し、日没後だったが薄暗い青空をバックにストロボをたいて撮影。7MHzと10MHzだけ共振周波数が低くバンド外にあり要調整。それでも18時過ぎJH6KZP/6(大分中津市)と7MHz/CWで楽々交信に成功。 |
10月8日、今日から3連休だ。台風の爪あとは想像以上に酷い。実家より奥の地区には親戚があったりして気になっていた。朝飯を食べている時、それでは行ってみよう!と言うことになった。親父とカミサンにHanaを連れて一路両河内方面を目指した。普通なら吉原から高山を抜けるのだが、久し振りに戸倉から梅島の第二東名をくぐりトンネルを抜け興津川水系に出た。そしてやや下ってから中河内方面へ上り、神沢原・板伊沢・樽・湯沢を回る。言わずと知れた親父のフィールド、何時もの講釈が始まり元気だ。終盤は通行止看板を無視して河内越えを試みたが、峠を越えて大分下ったところで復旧工事。聞くと復旧は湯沢側からしか入っていない。あえなく来た道を辿り、両河内から西里へ足を伸ばし「たけのこ」の蕎麦で昼食。最後は大平を往復して帰路に就いた。しかし土砂崩れの状況は当地の比ではなかった。茶畑の半分が流れ落ちたり、山林が土砂と共に茶畑に流れ込んだり、尾根から数百mの土砂崩れが民家の横に流れ落ちたりが随所に。写真は西里川合野地区の土砂崩れ。尾根から民家の直ぐ横まで土砂が流れ込み滅茶苦茶な状況だ。オンマウスは大平の出羽地区の茶畑で半分近くが崩落。まだまだ大変な状況にある。 |
中河内・板井沢・和田島・葛沢・西里・大平で被害が目立ち目が釘付けになった。特に板井沢の入り口付近で見た川向こうの土砂崩れは凄い。山の山頂から崩れだした土砂が数百mも山林を川の様にえぐり民家の脇を通り過ぎていた。これはもう土石流と言っても過言ではないだろう。あまりの凄さに立ち尽くしカメラを向ける事すら忘れてしまった。お住まいになっている方々はその瞬間は生きた心地がしなかったのではないかと想像する。上記以外に布沢の奥では民家に流れ込み亡くなられた方がいらっしゃりマスコミでも報道された。 10月9日。写真は大嶺のニッキの巨木に登り折れた枝を鋸で切断するオーナー。枝と言っても100kg以上はあり、作業は同綱を付けキコリ状態。写真はカミサンが携帯電話カメラで撮影した。落とした枝はチェンソーで刻んで薪にする。オンマウスはその前に行ったサツマイモの試し掘りの様子。大小様々なサツマイモが顔を出したが、意外と粒が揃っていない。大きいのは子供の顔位あった。夜はこれが天ぷらに化け晩御飯のおかずになった。ただの葉っぱの苗がここまで生長するのかと、植物の不思議を収穫の時期になると感じる。ところで味はどうかって?…そりゃ美味いに決まってるでしょ!。 |
大峰の檜林の南西の角にある1本が台風15号の強風に煽られ途中から折れた。この木は地上から3m程の処からY字型に成長し、片側は完璧に折れ農道に落ち、もう片方は折れて傾き別の巨木に絡まっていた。農道に落ちた方は先週25日に赴くと、既に地元の何方かが切断し道端に片付けてあった。有りがたい事だ。それで本日、傾いたもう片方を安全のために切り落とす作業を行った。Y字の片方と言っても重さは100Kg以上あると思われ口で言うほど作業は簡単でない。独立木なら容易に倒せるのだが、別の巨木と絡み合っているためだ。折れた部分をチェンソーで切断して地上に落としても倒れない。それでロープを掛け車で牽引して倒す。中々のスリルだが、段取りを誤ると危険だ。写真は倒れた檜にチェンソーを入れ枝を落とすカミサン・・・負けそう!。先は細いが折れ口は直径20cm以上ある。2人でも転がすのがやっとだった。檜は片付いたが、見ると絡んでいた巨木(右端)の太枝にも裂け目。今日は時間切れと体力切れで次回の作業とした。オンマウスは自宅南側を流れる沢の土手で咲き乱れる彼岸花。今年は例年にない多くの彼岸花が咲き驚いた。やはり異変の年なのだろうか。皆様の所の彼岸花は如何だっただろうか。 |
久し振りに親父と車で市内を回った。親父の背中を見ながら育った筈だが、時と共に何時しかそれを忘れてしまう。母が亡くなる5年前は、親父も元気で手の掛からない状態だった。しかし最近は動きが鈍くなり車の運転も止め、言葉も遅くなってきた。ただ少年時代の話し出すと絶好調で1時間は平気の独演会が始まる。人の話や見たり聞いたりが中心で、何を話したいのか良く分からない状況になる。それでも元気でいるのは何よりだと思つつも、かつての背中は何処へ行ってしまったのかやや淋しい思いもする。この日は宮加三でミツバチのチェック⇒三保で友人の見舞い⇒由比で私の所要と回ったあと薩田峠に上ってみるかとなった。写真は峠に向かう道から東名高速とR1の交差点と駿河湾を臨んだショット。ここはかつて交通の難所であったが、今は要所であることが良く分かる。遠くの水平線も気持ちがいい。オンマウスは元気付けようと取り出した縦振れ電鍵を叩く親父。中学1年の頃親父に教えてもらった電信…45年振り位いだろうか。さすがに腕が痛む親父にはかつての軽やかなキーイングは無理だったが、モールスコードはしっかり覚えていた。そして横振れなんかモノグサノ使うものだと…。これが老化防止につながれば嬉しい。 |