デジタルTVの安定受信のために・・・アナログTV系統は撤去しよう(Jul 24. 2011)
@今までのデジタルTV受像機はアナログとデジタル共用でした。この場合、アンテナからの信号はアナログチューナーとデジタルチューナーへ2分配され、分配ロス(最低でも-3dB)が発生します。
そこで分配器をスルーしてアンテナ出力を直接デジタルチューナーへつなぎます。写真左は分配器をスルーしたシャープLC-45AE5の背面の様子。
Aアナログは共聴受信でデジタルは戸別アンテナ受信の場合、両者を混合して宅内設備へ導いていたはずです。この場合、通過ロス(1〜2dB程度)の他、アナログ停波で共聴設備のAGCアンプが利得上昇し、ノイズフロアを持ち上げる可能性があります。持ち上げられたノイズがデジタル波と混合するとC/N比の悪化を招きデジタル受信が正常に出来なくなる場合があります。
問題が発生していなくても共聴とアンテナの混合器を切り離し、アンテナは直接宅内へ引き込むべきでしょう。写真下はスルーにした屋外の混合器(左・・・撤去予定)、そして分配器(右)。
これらの作業で受像機のアンテナ端子での到着レベルが上がり、安定な地上デジタル受信が期待できます。