萬福寺 |
第八十五番 寺名 萬福寺 山号 黄檗山(おうばくさん) 宗派 黄檗宗大本山 所在地 京都府宇治市
SPOT 魚形の開(かいぱん)*かいぱんは刻限を知らせる物で後方の棒で叩く
魚なので魚眼カメラで撮って見ました(笑) 斎堂の廊下に吊されています。
江戸時代中国.明の禅僧.隠元(いんげん)が、ここ宇治に故国の黄檗山萬福寺を再現した。
寺内、まさに異国の風景。隠元は日本にインゲン豆やスイカ、レンコン等を伝えた。
そして煎茶文化も。これが今の宇治に繋がる。
人は萬物の霊たり
この時 覚らずんば
更に何れの
時をか待たん (隠元禅師語録)
萬福寺開創350周年記念 隠元禅師と黄檗文化の魅力 大阪高島屋7階グランドホール
Snap shot
総門 重要文化財
中国式の門三門 重要文化財
俳人 菊舎の名句
「山門を出れば日本ぞ茶摘み唄」
まさに山門を入れば中国である。天王殿への参道 蓮と天王殿 弥勒菩薩(布袋)座像 天王殿 重要文化財 境内の回廊
中国的雰囲気本尊 釈迦如来座像 大雄宝殿 十八羅漢木像
堂内の左右に並ぶ 圧巻。顔が異形
窓の形にも注目。とにかく 中国風 窓も置物も 大雄宝殿 法堂の卍文の勾欄 帰りの早道 この門も中国的 伊藤久右衛門
創業280年のお茶のお店。ここ本店は食事が出来る。
玉露「天上」は100g 7千円。買わなかったけれど思わず試供品の匂いを...いい香り。宇治に来たなら
やはり茶そば。そして、やっばり
宇治金時
ここのは白玉がたくさん入っている。
朱印
五木寛之の一言 この萬福寺ほど、外来文化と日本の文化、渡来と定着というものについて考えさせられた寺はない。文化の境界というものを思いつつ、私はふたたび三門をくぐった。
kazu_sanの一言 紫式部像
千年前、平安時代に書かれた源氏物語、全54帖の後半10帖は宇治が舞台である。宇治10帖と別称される。
宇治川の畔には、紫式部の像がある。
光源氏の息子「薫」と孫の「匂宮」この二人の愛の板挟みとなって悩む「浮舟」。結局「浮舟」はこの宇治川に入水自殺する。
「たちばなの小島は色もかはらじをこの浮舟ぞゆくへ知られぬ」
「匂宮」の情熱をこの宇治川の流れに感じる。この辺り、結構強い流れです