2001/3/09 カーテンレール吊り
内装設計、現場監理をしたIKMOが書く現場日誌8

この日から一気に急展開。 光壁の波板貼りと、分離発注のカーテンレール工事が平行して進んだ。 光壁は、幅6m。規格で一番長い波板を2枚ずつ貼った。波板は弱いので、保管の仕方によって微妙に反ったりして苦労した。 カーテンレールは、中央の曲線レールから始めた。レール屋さんも、こんなカーブのレールは初めてだと戸惑っていた。自由曲線のカーブを円弧と直線に近似させて図面を作成し、工場に発注。4m以内ごとに直線部分の継ぎ目を入れ、長さ、半径、角度を指定した。図面をみるとよくわかるが、約42.3mの曲線レールは一本でつながっている。一つの円弧の角度が違うだけで合わなくなってしまう。工場に発注しているので正確のはず・・・と思いきや、工場側で間違いがあって、結局最後に職人技に頼ることになった。 ある程度床で組み立てて、位置を確認してから天井に吊っていく。天井の下地がわからないので、超音波で確認しながらの地道な作業。少し角度が違うだけで次のレールでは大きくそれてしまったりして、何度かやり直した。さらに、天井高が低い部分では吊り金具が長すぎるので、途中でカットしてボルトで継いで作ってもらった。 一日がかりで、42mのうちの半分くらいがようやく完成した。
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