2001/3/10 照明付什器とカウンター
内装設計、現場監理をしたIKMOが書く現場日誌10

3/9に家具屋さんから、カウンターのフレームと什器のフレームが届いていた。 どちらもスチール製、焼き付け塗装。 什器は、スチールのフレームにワーロン紙(和紙を塩ビでサンドしたもの)を貼り、中に照明を入れ、行燈(あんどん)のよう光るようにした。オーナーの久保田さんの意見で全て1段ずつばらばらになり、それを展示の高さに応じて積み上げるデザインとした。照明はどの段にも入るようになっていて、天板も透明ガラス、タペガラス(磨りガラス)、スチールと3種類用意し、多様な展示やイベントに対応できるようにした。 納期もかなり厳しい中で、家具屋さんにがんばってもらったのだが、什器のワーロン紙をリベット止めするための穴がずれていた。どうやらジグが間違っていたらしい。什器の穴のうち2/3の1440個の穴を開け直してもらった。さらに、天板用のスチール板に、家具屋さんが気を使って指を入れる穴を開けてくれたのだが、穴が空いていては展示に使えないのでそれも作り直し。作り直してできあがった天板にも、また気を使ったのか、やっぱり隅に小さな穴が空いていた。だからいいって言っているのに・・・。家具屋のこだわりなのだろうか・・・。 穴を開け直してもらった什器に、学生アルバイト君達を使ってワーロンの取り付け。2160個の穴にリベット付け。4人がかりで2日かかった。お疲れさまです。
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