2002年ポムロール訪問記(3)

5月21日(火)です。
さすがに今日は5:30には目が覚めませんでした。
前日は久しぶりに大運動でしかも停電事件等で睡眠時間が短かったようです。

パンと紅茶とオレンジ・ジュースの簡単な朝食を済ませた頃、
「S」さんからの電話です。
「今日は10:30にリブールヌでアポなんですが、バスだと、、、9:30頃までにオフィスへ来てほしいのですが、どうですか?」
「えっ?バス!!もちろんバスにしましょ!!」
さすがにチャリはもう懲り懲りです。10年分乗った感じです。

とりあえずオフィスまでチャリで行かなければなりません。
ゆっくり、とろとろと走ればオフィスまでチャリだと30分くらいなのですが、
散歩(こういう場合は散車というのでしょうか、散チャリとでも言っておきましょうか。)しながら行くことにしました。
リュックを背負って、、、、そうそう皆さんチャリに乗るときはリュックが必要です。
このチャリには前カゴなんかありませんのでショルダー・バックだと不便です。
昨日、カル・フールで買ってきました。
リュックなんて小学校の遠足以来です。
さあ、一緒にサイクリングしましょう。
(行きは紫のルート、帰りは黄色のルートです。)

民宿を出て左に曲がり、しばらくすると偉大なシュヴァル・ブランが見えてきます。
そしてポムロールへの入り口の看板が見てきます。
しばらくするとポムロールの偉大な畑、ラ・コンセイヤントが見えてきます。
ここを左に曲がるとカチュソーに行くのですが、ちょっと寄り道をして右へ曲がります。
レヴァンジルを通り過ぎ、マイエに向かいます。
下り坂です。楽ちんです。♪♪〜〜〜。
ル・ボン・パストゥールの新しいシャトーが見えて、そして最終日に訪れるヴィユー・マイエがあり、
ちょうど反対側(サンテミリオン側)に昨年訪問したフラン・マイエがあります。

左に向かいます。
閑散としています。しばらくするとバルバンヌという小さな川が見えてきます。
この川はポムロールの土壌にとって大きな役割を果たしているのです。
右に曲がって小さな橋を渡るとネアックへ通じます。

さて上り坂を上がってペトリュスに向かいましょう。
チャリを使って葡萄畑を廻ると良く解かるのですがペトリュス辺りが最も高台にあることが
身に染みて解かります。(笑)

その前に面白いプラカードを発見しました。
ドメーヌ・ド・ラフルールです。確かこの畑はもう存在しないのでないかと、思うのですが。

坂道を登りましょう。しんどいから降りて歩くことにします。
右側にラフルール・ガザンが見えて、前方にペトリュスが見えてきました。
道路を挟んで向かいの建物が工事中です

そろそろ、もう時間がなくなってきました。
ペトリュスからカチュソーへ向かいます。ヴィユー・シャトー・セルタンの前を抜け、
小さなロータリーに突き当たるとそこに背後にプティ・ヴィラージュの入り口、正面にクロ・デュ・クロシェの新しいシェ、
右側にラ・クロワ・サン・ジョルジョがあります。
ロータリーを右折し、ポムロールで最も繁華街(?)であるカチュソーの中心部から左(南)に曲がり、
大きな畑タイユフェールへ向かいます。
「今日は左に曲がっちゃえ。」としばらく走っていたのですが、地図を確認するとかなり遠回りになるので、
「あっ!やばい。引き返そう。」と思った瞬間、目の前(右)に変な建物が、、、。
何と、シャトー・ラ・クレマンスです。ポムロールの田舎に全然似合っていないモダンな建物です。
「こんなところにあったのか。」そう言えば昨年この辺りをうろうろしてた時に建設中だったような気がします。
もっとまともな写真を撮りたかったのですが時間がありません。
お尻の痛さを我慢して全力疾走です。

「S」さんのオフィスに着き、バス停まで大急ぎで「あっ!時間が無い。」駆け足です。
本当に今回は体を酷使させられる旅です。
バス亭に着く前に後方からバスが、、、、。「間に合わない!」
手を振って止まってもらい、乗せてもらいました。「ふ〜〜。」
暫くの休息タイムです。

リブールの駅前辺りでバスを降り、そして場所を探せねばなりません。
若いタトゥーをしたちょっと怖そうなお兄さんに道を聞きくことしました。
ガールフレンドと一緒で夢中だったのでちょっと機嫌が悪そうでしたが、丁寧に教えてくれて無事に到着です。
Les Vins Robin、ドミニック・ロバン氏を訪問します。
ここはシャトー・ル・カステレを所有しています。

*****************************

「いい感じの夫婦だったね。」と、リブールヌの街を少し散策です。
そして、オフィスへ戻り、それからは車で移動です。
昼食は再びカル・フールのカフェテリアで済ませ、シャトー・クレマンスへ向かいます。

「速い、早い。」車がこんな速い乗り物だとは、改めて感心しました。
すでに、オーナーのドーリヤックさんがお待ちかねでした。

訪問記  シャトー・ラ・クレマンス
(メンバーズの方のみアクセス可能です。閲覧希望される方はメンバー登録を行ってください。)

*****************************

次は、新しいサンテミリオンのシャトー、シャトー・トリアノンへ向かいます。
今回、お世話になっている「S」さんはここで寝泊りされています。

訪問記  シャトー・トリアノン
(更新まで暫くお待ちください。)


*****************************

今日は3軒の取材で、結構疲れました。
普段はテイスティングするワインは吐くのですが、
ポムロール・ワインだけは吐く気にはなりません。
特にクレマンスの樽からの6種類のテイスティングは強烈なワイン・ジュースで
もったいなくて全部飲んでしまいました。
こんな感じで結構お腹も空かなくて、またもや夕食はカル・フールです。(笑)

さて、ぼちぼちチャリに乗って帰ることにしましょう。
夜の7:00頃なんですが、まだ明るいので散チャリで民宿へ戻ることにしました。

帰りは上の地図で黄色いルートで帰りました。
ボルドーからポムロール、サンテミリオンへ行く場合、バイパスを通って県道D243に入ると正面に
ポムロールの看板が見えます。
シャマン・ド・タイユフェール(シェマンとはそのまま「道」という意味です)の道を北へ上り、
カチュソーまでの間にシェマン・ド・プランスという道が左にあります。
この辺りは建物も多いのですが道もちょっと狭くひっそりとしているのであまり好きなルートではありません。
その道を抜け、ルート・ド・カチュソーの道路が出てきます。ここからカチュソーへ向かいます。
先ず見かけるのが、ヴィユー・シャトー・フェロン、シャトー・エリーゼ、そしてクロ・プランスがあります。

カチュソーの中心に着くと、右手にシャトー・ル・カイユの建物、シャトー・ラ・クロワの畑が見えてきます。
そしてプティ・ヴィラージュプティ・ヴィラージュの前を通って、サンテミリオン方向へ向かい
やがて民宿の看板が見えてきました。

今日もぐっすり眠れそうです。


前の頁へ戻る 続きを見る おもしろくないから見ない
HOME

Copyrights (C) 2002 petrist All Rights Reserved