□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ [2002/12/23]             【子 育 て 羅 針 盤】                               (第116号) □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□  人を動かすには模範を示すことが大切だ。というよりそれしかない。                       ・・・・・シュヴァイツァー  子を育てるには模範を示すことが大事だ。というよりそれしかできない。                      ・・・・・H.モリのクマさん ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ ★ママの?★        『ママはなぜ色のセンスがいいのでしょう?』                               (第48号) ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇  お家に訪ねてきたママのお友だちが,部屋にはいると「いいセンスね」と言 っています。何のことか分かりませんが,ママがほめられているので,ちょっ ぴりいい気分です。でも,センスのいいわるいとはどういうことなのかな?  部屋の間取りや家具の配置については,必要性から誰もが考えざるをえませ ん。でも,配色のバランスには案外と気がつかないようです。色の好みはある にしても,全体の調和を図るのはどうすればいいのかよく分からないからでし ょう?  色の調和を決めるのは,「70・25・5の法則」です。この数字は面積の 比率を表しています。部屋全体の70%をベーシックカラー,25%をサブカ ラー,5%をアクセントカラーに配分すれば,全体のバランスがとれるのです。 和室の配色なら,ベージュを70%,白が25%,5%のアクセントカラーと して掛け軸や床の間の花,座卓などを置いてやれば,部屋全体の色の調和がと れます。  この法則を基本として少しくずせば,個性にあった色づかいの部屋ができま す。落ち着くお店に出会ったら,色のバランスを確かめてみてください。落ち 着く原因が色づかいにあることが見えてくるでしょう。  そういえばママはカーテンの色や家具の色にこだわっていました。やっぱり ママって素敵です。 ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ ★子育てチェック12条★         『できないと 投げ出す子ども もう少し』                              《第9-12講》 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇  ■はじめに  子どもは宝物です。でも,磨いてやらなければなりません。優しくしっかり 焦らず根気よく,なによりも心を込めて・・・。宝物はもろいものです。手荒 く扱ったり粗末に扱えば,ぱちんと弾けてしまいます。宝物は取り扱い注意で す。  並の宝物とは違って,この宝物は自分で光るようになります。どんな色に光 るのかは分かりませんが,光りたいという生命がほとばしります。明るい色で あったり落ち着いた色であったり,暖かな色であったり寂しい色であったり, 時に応じ場に応じて微妙に変幻します。  高山に咲く花は高山の風土に馴染み,湿原に咲く花は湿原の風土に適合しま す。同じように,子どもという輝きも家庭や地域の風土に適うように自らを染 めていきます。広くは○○県人と言われるように,育った土地柄の香りが漂い ます。狭くは長子か次子かという色合いも醸し出されます。  土地色を出すとダサイと言われます。ダサイとは田舎い(タシャイ)と書く ように,土地色だからです。でも,その個性があるから,人の輝きが映えてき ます。太陽の色が虹色からできているように,何色か分からない透明な輝きは 個性的な色が集まるから生まれるものであり,決して個々の輝きが透明なわけ ではありません。  人には得意な分野があり,そうではない分野があります。いろんな得意をも つ人が集まるから,社会生活が成り立ちます。そこで不可欠なことはコミュニ ケーションという人と人とのつながりです。つながりといっても二つの側面が 現れます。マイナスの側面は干渉しあいお互いの得意を消し去ることです。も ちろんプラスの側面はお互いの得意を結び合います。  人は生きている限り輝く可能性を持っています。何も賞賛される輝きだけが 輝きではありません。傍にいる人に届くだけの輝きで十分です。寄り添う人, それはお互いの輝きを合わせて,新しい輝きを産み出そうとする素直なつなが りです。その和が輪になり家族になり,人間らしい輝きを発していきます。子 どもという宝物は,家族と調和して輝くことを喜びとし,人として生きること を願うように育っていきます。 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇  【質問9-12:子どもに学び方を教えていますか?】    ・・・・・「学び方を教える」という内容について,説明が必要ですね ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  ○第12条の意味?     全体の構成である「誰が育つのか,どこで育つのか,いつ育つのか,    何が育つのか,なぜ育つのか,どのように育つのか」という問題設定の    六番目,「どのように育つのか」という問題についてお話ししています。    子育ちの基本的なプロセスである「失敗・反省・学習・挑戦」という4    サイクルの出発になる失敗の勧めをしておきました。何事も最初が肝心    ですよね。     失敗は成功の元と言われています。発端が失敗であるということです。    それでは成功までの道筋はどうなっているのでしょうか? 失敗するだ    けでは成功は覚束ないはずです。失敗を成功に育て上げるプロセスがあ    るはずです。そのプロセスが子育ちのプロセスとも重なっています。人    類の文明が数多くの失敗から成功への積み重ねで発達してきたように,    人の発達も同じ道筋を辿っていきます。     子どもたちは失敗するとさっさとあきらめています。ねばり強くとか    根気よくといった姿は消え入りそうです。すっきりあっさり格好良くと    いう志向です。力には根っこがあることを教えられていないようです。    向上心とか探求心を備えたひたむきな姿勢が育ちの姿のはずです。溌剌    とした子ども,冒険する子ども,前向きな子ども,そんな子どもを育て    たいですよね。     幼い間はそれなりに構われていても,小学生になると母離れという言    葉に惑わされて,放り出されます。親による子育てからもう一人の子ど    もによる子育ちへの主権返還ではあるのですが,いきなりでは体勢が整    っていません。準備期間を持たなければなりません。それが小学・中学    生の段階です。実はさらに青年期も仕上げとして最終のしつけが必要な    のです。     学校に行くようになるとしつけは終わったと考え違いをしないように    してください。子どもに育ち方をしっかりと教えておかなければなりま    せん。幼児期とは違って,自分で育つ力をつけておいてやらないと,子    育ちが順調に進まなくなります。何を教えておけばいいのか,これから    お話ししておきましょう。       ・・・《毎日の食事のように,子育ちは繰り返しプロセスです》 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  ○0点の意味?     前条の復習からはじめておきます。子育ちは失敗から始まります。子    どもには失敗をさせるようにお願いをしておきました。そのコツとして    0点を大事にすることを勧めます。0点には大事な意味があることを知    っておいてください。     子どもは失敗しなければなりません。その失敗に対しての評価をどう    するかということです。失敗をいけないこととと考えると,失敗を許さ    なくなります。それは困ります。普通は失敗に対してペナルティを課し    ます。罰があるということです。叱るというのも同じです。普通の常識    に従うから,失敗を子どもから取り上げてしまいます。     そこで0点の登場です。0点とはどのような失敗をしても,それをマ    イナス評価しないという覚悟です。普通の言い方をすれば,失敗しても    水に流して,なかったことにするということです。0とは無いという意    味でしたよね。子育てにおいては,決してマイナス評価はあり得ないの    です。常にプラスしか見ないようにしています。     励ますといったとき,どうしていますか? 励ますとは,子どもが失    敗をしたときに「気にしなくていい」という言葉をかけてやることです。    0点だからいいんだという考え方です。そして,少しでもできたらプラ    ス評価できるので,「できたね」とほめてやることができます。子育て    はほめることですが,それは失敗を0点と許すゆとりからしか生まれて    きません。     もちろん,0点のままでは育っていないのですから,留まることがあ    ってはいけません。プラスに向かって階段を上ろうとすることが必要で    す。そのステップが「反省」なのです。失敗したことを子ども自身,つ    まりもう一人の子どもが反省するのです。ところで,しまったと思うこ    とが反省ではありません。反省とは何処で何を失敗したかを見極めるこ    とです。間違いを直視する勇気が必要になります。     失敗を人のせいにしたり,言い訳をしたり,運が悪かったと逃げたり,    あげくは隠してしまったりすれば,せっかくの失敗が無駄になります。    自分の失敗をちゃんと失敗として認め検証できることが,反省するとい    うことです。潔くあることです。失敗を0点にしてやれば,子どもは逃    げなくなるはずです。               ・・・《失敗を生かすのは反省することです》 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  ○真似る?     「反省しなさい」。そう言われて反省できるのは,もう一人の子ども    です。もう一人の子どもが未熟な幼児期では,反省はまだ無理です。児    童期になって反省することができるようになります。反省は自分を振り    返ることですから,日記を書くことと通じています。もう一人の自分が    自分を客観的に眺める能力を必要とします。     自分の行為・行動を順序よく再現し,失敗したところを確認します。    そこには別の正しいやり方があるはずです。失敗と成功の分かれ道が見    つかるわけです。分かれ道があることに気付くという意味で失敗は大事    なのです。ここに気をつけなさいというサインなのです。これを知った    ら二度と同じ失敗はしなくなります。     分かれ道に立ったということは,別の正しい道を見つけなければなり    ません。それが「学習」というステップです。最も基本的な学びは真似    ることです。まねる,まねぶ,まなぶ,という変遷が示すように,学び    は真似るから生まれてきました。上手にやり遂げている人を見て,その    マネをすることが学びであり,子育ちの重要なステップになります。     子どもが習い覚えることで育っているということは,親として実感さ    れているはずです。見習うという行為は子育ちの学習ステップだからで    す。親が言うようには育たず親がするように育つのは,学習しているか    らです。子どもが反省をしたら親がしてみせる,なによりの学習になり    ます。     見よう見まね,それは反省と学習のステップを言い表しているのです。    真似る対象は親だけではありません。お兄ちゃんやお姉ちゃん,お友だ    ち,大人たち,周りにいる人の全てです。親が子どもによい友だちを持    たせようとするのは,とても理に適っています。ただし,あまり友だち    選びに口を挟むと,学習以外の点でもう一人の子どもとの軋轢を生じま    すので注意してください。子どものプライドを傷つけるということです。     分かれ道に立ち止まって周りを見ると,上手にこなしている人に目が    向きます。「あんなにすればいいんだ」,と別の道が見つかります。こ    うして学習ができていきます。もちろん,ただマネをしただけではすぐ    にできないこともあるでしょう。それでも,「ちゃんとやれるんだ」と    いうことが確認できることは大切です。人ができることは自分もできる    はずだと信じることができるからです。信じるからできるようになりま    す。           ・・・《ちゃんと反省すれば学習する体勢に入れます》 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  ○考える?     子どもはやがて学校に通うようになります。習うためです。先生にい    ろんなことを教わります。手習い事は真似ることで何とかなります。し    かし,抽象的な知識になると,言葉を使って組み上げていかなければな    りません。論理的な理解を求められます。形を真似ても何のことか分か    らないでは使えません。子どもの話が理に適っていないことがあります    が,意味の理解が曖昧だからです。     子どもの描く絵は大きさや配色のバランスがとれていません。文章で    は,○○は・・というときのはとわ,はとがの使い分け,引き算の足り    ない分を借りてくる意味もやっかいです。知識は大まかにいえば約束事    です。約束を覚え,その意味を納得し,応用しなければなりません。こ    のときに考えるという能力が必要になります。     育ちの途上で子どもはいろんなことを経験していきます。やがて,そ    れに似たことはしたことがあるというようになります。大筋のやり方が    分かっていれば,何処を修正すればいいかを考えるだけでなんとかなり    ます。そのためには,こうすればこうなるという理屈を弁えておかなけ    ればなりません。考えるためには,その素材を子ども時代にたくさん仕    込んでおかなければならないのです。     子どもに何かを教えているとき,親が何を言っているのか分からない    といった風でキョトンとしていることがあります。勉強の時は,子ども    から何処が分からないか分からないと言われて困ってしまいます。「そ    うか!」という納得をさせるためには,子どもが持っている知恵にはす    き間があることを前提にして,そのすき間を的確に埋めてやればいいの    です。     テーブルの上に3個のミカンがあります。それを見て子どもは「あっ,    ミカンがある」と思います。一方で,「1個足りないな」と判断したと    します。家族が4人いたら,1個足りません。これが考えるということ    の基本です。ミカンを家族揃って食べるという目標が立てられたときに,    一個不足という意味が分かります。子どもに「みんなで食べる」という    目標を教えてやる必要があります。その家族としての約束事がすき間を    埋めることに当たります。     意味を考えることは,目標を見つけることから始まります。「今日は    パパがいないから,3個で間に合う」と都合よく考えることもできます。    物事の辻褄をどうすれば合わせられるかという理由を見つけたり,どう    すれば不足を埋められるかという対応を探ることなど,暮らしの場には    たくさんの考える事例が転がっています。     失敗したとき,そこには必ずこうしたいという目標があるはずです。    間違いの場所を反省し,どうやり直せばいいかという学習をするときに,    目標がはっきりしていると考える筋道ができるはずです。          ・・・《目標が明確でなければ考えることはできません》 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  ○できること?     目標という言葉が出てきました。似たような言葉に目的があります。    子どもに「将来何になりたい?」と尋ねると,例えば「歌手になりたい」    と答えます。「どうして歌手になりたいの?」と続けると,「大勢の人    に歌を聴かせられるから」,「いっぱいお金を貰えるから」,「格好い    いから」と答えるかもしれません。いろんな意味で自分の欲望を満たし    たいという思い,幸せになること,それが目的です。歌手になるのは大    きな目標です。     自転車に乗れるようになりたいから練習します。それが目標です。何    のために自転車に乗るのか,その答えが目的のはずですが,かなり曖昧    でしょう。勉強できるようになりたいという目標が持てたら,勉強も苦    にはなりません。でも,何のために勉強するのかという目的を考えはじ    めると,その答えは明確には得られません。     目標とは基本的に今すぐに目指すことができるものです。それが達成    できたら次の目標が現れてきます。子育ちは失敗・反省・学習・挑戦と    いうサイクルですと言っておきましたが,その挑戦すべきこと,それが    目標です。小さな目標を達成し次の目標に挑戦する,そのプロセスを繰    り返して子どもは育っていきます。何のために育つのかという目的は遠    くに霞んでいていいのです。     なりたいという夢は目的ですが,そこに向かって上る階段の一つ一つ    が目標になります。何になりたいかという夢に届くためには,自分には    何ができるかという達成してきた目標の高さが問題になります。思って    いるだけでは夢は叶いません。夢に向かって何をしてきたかという実績    が大事です。小さな目標であっても一つ一つ達成していけば,それでい    いのです。     自信とは,それならやれると思うことです。はじめてのことでも,ち    ょっとした高みにある目標なら今までも何とかやって来られたという実    績が,自分の力への信頼になります。できることが新たなできることを    誘い込んでくれます。どうせやっても無理と自分を見限るのは,目標の    設定が高すぎるのです。できるかもという程度のものでいいです。わず    かでも育てば,それを繰り返しているうちにちゃんと育っていきます。     挑戦とは,できなそうもないことに向かうことではありません。それ    は無謀といいます。できるかもしれないと思うことに向かうのが挑戦で    す。できるかどうかを見極める参考として,同じ年齢の子どもにできる    子がいるということがあります。確かに参考になりますが,それを決め    るのは子どもであることには十分気をつけてください。            ・・・《できそうなことを学習すれば挑戦できます》 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  ○学び方?     学び方とは,できることを見つけてやってみようとすることです。試    験という簡単な例を持ち出してみましょう。問題を読んだだけでは答え    は分かりません。どうすればいいのでしょうか? 問題の中からできる    ことを探すのです。もちろん基本的な言葉などは記憶していなければど    うしようもありません。ただし,覚えていた言葉を思い出して書くだけ    の問題は問題とは言えないので,学びは必要ありませんね。     答えを出すことは取りあえず後回しにして,自分にできることをやっ    てみます。そうすれば問題の整理が一歩進みます。そこであらためてで    きることを探してやってみます。その繰り返しをするうちに,問題は自    然に解けていきます。いきなり答えを求めて問題全てを見通そうと欲張    るから,どこから手をつけていいか迷ってしまい,何処が分からないか    分からないという事態に陥ります。     できることから手をつけていけば,状況は違って見えるようになり,    新たなできることが現れてくるものです。それを信じることが学び方の    真髄です。一つの問題を自分にできる問題に順序よく分けていくのです。    分けることが分かることです。先ほど話しておいた目標を見つけること    も,できることを見つけるという点で同じ意味をもっています。     山に登ろうとするとき,今いる位置から近い登山道を見つけて登りは    じめます。それができることです。ところが,その道は遠回りであった    り,険しいかもしれません。そこで,楽に短時間で登れる道を探そうと    します。それは山に詳しくなってはじめて分かることです。最初からど    んな結末になるか分からないのが問題なのです。できないことをしよう    とするから,どこから登ればいいか決められずに,結局は山に登れませ    ん。     育ちの山道,本人未踏の目標は,自分にできることをやろうとしない    限り登ることはできません。育ちはいろんな状況に出会うシミュレーシ    ョンの場でもあるのですから,早く楽にということは決して望ましいこ    とではありません。学びの育ちができないからです。学びに王道はない    のです。      ・・・《自らの可能性を見つけ挑戦する学びが育ちに重なります》 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  《学び方を教えるとは,育ち方を伝授することです。》 ※学びは勉強だけに限りません。育ちの課題にどう挑戦していくか,それが学 びであり育ちです。勉強で出会う問題は解けるようにできています。解けるこ とが分かっているだけで,既に問題は半分解けています。本当の問題は解ける かどうかが分かりません。とにかく解けると信じて,できることから手をつけ ていくしかないのです。  子どもはあらゆる可能性を持っていますが,育つにつれてその可能性の領域 は狭まっていきます。左脳の働きが得意か右脳の働きが得意か,理科系か文化 系か,育ちの中で自然に選ばれていきます。土壌の質によって花の色を変える アジサイに似ていますね。  【質問9-12:子どもに学び方を教えていますか?】    ●答は?・・・どちらかと言えば,「イエス」ですよね!? □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ★編集後記★  お届けした「子育て羅針盤」第116号は,いかがでしたか?  講演版としてお届けした子育て羅針盤の第9版も今号でメイン部分は終了し ます。講演で実際にお話ししている以上の内容が詰め込まれましたが,一方で, 著作権への配慮で講演では紹介した部分が割愛されています。その分いわゆる 面白い部分が消えましたので,少しばかりマガジンは堅めになりました。講演 をする機会がありましたら,お届けできると思います。  次回の30日に配信予定の第9版最終号では,講演の締めくくりとしてお話 ししていることを中心にお届けします。年賀状の投函はお済みになりましたか? クマさんはこれからです。 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ ※ご案内※  ●モリのクマさんのホームページは ・・・「徒然窓」=      http://www5a.biglobe.ne.jp/~mbear/   です。「子育て羅針盤」の「バックナンバー」,〜「掲示板」,     週刊「今週のコラム」,「子育ち12章(Ver.1,2,3,4,5,6,7,8)」,     「子育て心温計」などの受賞論文,養育アンケート調査結果,     社会教育・ボランティア組織活動の指導者用テキスト〜    などを掲載しています。 ・・・是非訪ねてみて下さい。・・・  ●大小問わずPTAや家庭教育学級などでの《講演》のご依頼も承ります。   関心をお持ちの方は,メールで気軽にお問い合わせ下さい。   プロフィールをお知りになりたい方は上記のHPを参照してください。   なお,クマさんの本拠地は福岡市近郊です。 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ ☆予告☆  次号では,  【質問9-13:子どもに親の願いを伝えていますか?】 について考えます。どうぞお楽しみに! □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ○タイトル:『子育て羅針盤』 [Kosodaterasinban] ○発行期日:2000年09月25日より,毎週月曜日正午 〇発行責任:モリのクマさん(詳細はHP「徒然窓」〜プロフィールに) ○著者連絡: mori-bear@mvd.biglobe.ne.jp  〇転載許可:必ず事前に,モリのクマさんまでメールのご一報を下さい。 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ 〇配信の協力を頂いている発行支援システム  ◆インターネットの本屋さん『まぐまぐ』= http://www.mag2.com/    登録・解除= http://rap.tegami.com/mag2/m/0000046251.htm  ◆メルマ***『melma!』= http://www.melma.com/    登録・解除= http://www.melma.com/mag/37/m00019737/  ◆読者と発行者を結ぶ架け橋『Pubzine』= http://www.pubzine.com/    登録・解除= http://www.pubzine.com/detail.asp?id=9104  ◆無料メルマガ発行サービス『メルマガ天国』= http://melten.com/    登録・解除= http://melten.com/m/2166.html  ※解除される方は,登録された配信先の解除手続きをして下さい。 ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○