□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ [2002/12/30]            【子 育 て 羅 針 盤】                              (第117号) □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□  子どもは父母の行為を映し出す鏡である。                        ・・・・・H.スペンサー  子どもは父母の行為を美しくする鏡である。                      ・・・・・H.モリのクマさん ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ ★ママの?★        『ママはなぜ石焼き芋が好きなのでしょう?』                               (第49号) ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇  「い〜しや〜きいも〜」の売り声が聞こえてくると,ママは私に尋ねます。 「焼き芋食べる?」。ママが何か食べたいと思ったときは,必ず一度私に聞く ことを知っています。私のために買うんだって言わないと恥ずかしいのかな?  サツマイモを電子レンジでチンすれば,簡単にホクホクした焼き芋が食べら れると思うんだけど,わざわざ石焼き芋を買うのはどうしてなんでしょう?  石焼きすることが大事なんです。電子レンジでは10分ほどでできあがります が,石焼きでは35分ほどかけてゆっくりと焼き上げます。この時間の差が味 の違いになります。  サツマイモに含まれるベータ・アミラーゼという酵素が,デンプンを糖に変 えるから甘くなります。この酵素は55〜60℃の間で最も活発に働きます。 電子レンジではこの温度をアッという間に通り越して熱くなってしまいます。 石焼きではゆっくり加熱するので,酵素が働く時間が十分あり,甘さが増すの です。  寒くなって石油ストーブを点けるようになると,ママがアルミホイールにく るんだお芋を天板の上に載せておいてくれます。遊びから帰ると,ちょうど焼 き上がっていて,ママと一緒にホクホクの焼き芋を食べます。やっぱりママの 子です。 ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ ★子育てチェック12条★         『いいことが あるといいねと 肩叩く』                              《第9-13講》 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇  ■はじめに  食事の締めくくりにはデザートがつきものです。講演をする際にも最後のお 口直しがあったらいいなと思っています。そこで,終了間際の最後の数分に, 短いお話をするようにしています。今号では,そのいくつかを再録しておきま す。今年最後の「子育て羅針盤」のお口直しにもなります。  お話以外では,簡単な指遊びをしていただくことがあります。やってみまし ょうか! まず,両方の手の指を開いて指先だけを5本とも向きあわせて合わ せてください。次に,中指だけを内に向かって触れたままの状態で折り曲げて いってください。折り曲げた中指が背中合わせにくっついて,指の背を真っ直 ぐにつなぐとちょうど両手を結ぶ橋のようになります。残りの4対の指は尖っ た形につながっているはずです。  これで準備ができました。まず,くっついている親指の先だけを離してみて ください。離れましたね。親指を戻してくっつけて,次は人差し指だけを離し てみてください。離れましたね。では戻して,次は一つ飛んで小指だけを離し てください。簡単ですね。最後に残った薬指だけを離してください。離れまし たか? 中指をくっつけたままでは無理ですね。離れません。不思議ですね!  という簡単な遊びですが,「離れないので結婚指輪は薬指にするのです」と いう落ちをつけたりすると,愉快に笑っていただけます。  もう一つ,レジメが配られているときには,レジメの紙を利用した遊びをす ることもあります。もし手近に折り込み広告などの紙があったら,やってみて ください。紙を丸めて筒をつくってください。覗いていただきますが,ちょっ とした準備があります。例えば右手に筒を持っていただきます。左手は指を揃 えて真っ直ぐに開いてください。開いた左手を右手に持った筒の先の側面に触 れさせてください。小指側の側面が筒の左側面に触れるようにしてください。 筒の先をふさいだら間違っていますよ。  そのままの形で,左の手のひらが左目の正面に衝立になるようにしながら, 右目で筒を覗きます。左目も開けておいてください。筒を通して遠くを見るよ うにすると,どのようなことが起こりますか? 不思議なことが起こるでしょ う? 左手の平にまん丸の穴があいて向こう側が透けて見えるはずです。  このようなお遊びは,講演の後に質問の時間が設定されているときにする機 会が出てきます。というのも,質問がほとんど出てこないのです。人前で相談 事を持ち出すのはイヤですよね。そこでこちらから,最後の手みやげとして紹 介するようにしています。 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇  【質問9-13:子どもに親の願いを伝えていますか?】   ・・・・・「親の願いを伝える」という内容について,説明が必要ですね ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  ○子育ての意味?     子育ちの全体的なイメージを理解するために,「誰が育つのか,どこ    で育つのか,いつ育つのか,何が育つのか,なぜ育つのか,どのように    育つのか」という必要十分な問題設定をして,それぞれについてお話し    してきました。     基本的に弁えておくことは網羅できているはずです。それぞれがバラ    ンスよく実現されていれば,子育ちは円滑に進みます。実際上は,成長    の時と場合に応じて多少の変化は起こりますが,そのことは気にする必    要はありません。     子育てをする親は,子育ちを温かく見守り,適宜支援をすればよいで    しょう。育っているのは子どもであり,親が子どもを育ててやっている    という気持ちはほどほどにしておかないと,子育ちの邪魔になります。    子どもがママの言うことに逆らうのは,子どもからのブーイングです。     そうはいっても,親は子どもに対して願いを抱きたくなるものです。    昔なら長男に跡を継がせるという具体的な願いや立身出世などがありま    した。ところが,家という概念が消え,出世の困難さが定着した現在,    親はどんな願いを持っているのでしょうか? 芸能やスポーツ世界のス    ターに仕上げて,子どもの稼ぎをかすめ取ることでしょうか? それと    も,子どもには金がかかるので,産まないで済ませてしまうのでしょう    か? 義理の親や世間体から子どもをつくりますが,一人でたくさんで    しょうか?     親にとって,子どもとはどんな意味があるのでしょう? 宝物ではな    くて,やっかいものでしょうか? こんな罰当たりなことを考えるのは,    親ではありません。親なら,我が子を胸に抱いたことがあるなら,意味    や理由など不要でしょう。中途半端に賢いと,やれ意味だ甲斐だと頭で    納得しようという悪癖が出てきます。親子の情は,考えることではなく    て感じるものです。感じることができないと親にはなれないのです。     親は,子どもの喜ぶ顔,生き生きしている顔,屈託のない笑顔,そん    な他愛のない子どもの姿を至福と感じる感性を授かっています。動物が    本能的に子どもを庇い育てている姿を見ていると,そこに理屈を持ち込    む方が間違っていることは明らかになるでしょう。子どもを育てる喜び    は感受性の賜物です。       ・・・《子どもに寄り添っていれば,親の喜びが見つかります》 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  ○一つのケーキ?     兄弟がいました。ある日のこと,お兄ちゃんが遊びに行っていた友だ    ちの家からケーキを1個頂いて帰ってきました。母親が「弟に分けてあ    げなさい」と言ったので,兄弟は半分にしたケーキを一緒に仲良く食べ    ていました。     ほほえましい光景を眺めていた父親が,兄弟にフッと思いついて尋ね    たことがあります。「お母さんがケーキを二人で分けて食べるように言    ったね?」,「ウン」。「お母さんはどうしてそんなことを言ったのだ    ろうね?」。兄弟はケーキを食べる手を止めて,お父さんは何を言いだ    したのだろうと顔を見合わせましたが,それでも考えていました。     やがて,さすがにお兄ちゃんらしく自分が答えなくては思ったのでし    ょう,こんな返事をしました。「ボクが一人で食べると,弟が可哀想だ    から」。学校で道徳の時間に,相手を思いやることを学んでいました。    弟も食べたいと思うはずだから,自分だけ食べたら,弟はきっと泣くだ    ろうと考えたのです。弟思いの優しいお兄ちゃんらしい答えです。     弟はお兄ちゃんが答えたから自分も何か答えなくてはと,しばらく考    え込んでいました。お兄ちゃんに負けたくないと背伸びしている腕白な    弟です。父親はじっと待っていました。やっとお兄ちゃんと違った答え    を見つけたのでしょう,弟が答えました。「今度ボクがケーキをもらっ    たときに,必ずお返しをすればいいから」。     貰った立場にある弟は,借りができたことになります。世間の暮らし    ではモノを頂いたらお返しをすることでトントンになるということを,    日頃の母親の行動から知っていたのです。幼い弟らしく,ケーキにはケ    ーキを返すという約束をしたと受け止めたわけです。     ニコニコと二人の答えをうなずきながら聞いていた父親は,二人の成    長を喜んでいました。でも,胸の中では少しばかり気になることがあり    ました。質問をした以上,父親なりの答えがありました。兄弟の答えは,    その答えにまだ届いていなかったのです。無理もないことですが,二人    に教えておくよい機会だと考えて,こんな質問をしたのです。父親の答    えはどんなものだったのでしょうか?       ・・・《親の願いは,子どもには違った形で伝わっていきます》 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  ○素直な喜び?     弟が可哀想だから分けてあげる。その思いやりにはちょっとした副作    用があります。分けてやった方は「ありがとう」というお礼の一言ぐら    い言って欲しいという気持ちを,分けて貰った方はお礼を強要されるよ    うな気持ちの負担を感じることがあります。もしも弟が黙ってケーキを    食べたら,お礼も言わない奴にはもう二度と分けてやらないということ    になります。     いつか必ずお返しをする。その暗黙の約束は,すぐには実現できませ    ん。早くお返しをしないと,その後ことある毎にいろんなことで「この    前,ケーキをやっただろう」と恩に着せられることもあり得ます。お兄    ちゃんにその気はなくても,貰った方にそんな後ろめたさが湧いてくる    ものです。ケーキ半分を借りたという負担は,気持ちの負担になっての    しかかってくるようになります。     でも,父親は子どもの答えを受け止めて,それに反論することはしま    せんでした。反論されることは子どもが最も嫌うことだからです。子ど    もの答えもあるということを認めてやっておかなければ,防御態勢に入    って父親の答えを聞く耳を持たなくなるからです。別の答えもあるとい    うことを教えてやることが親の説得の基本です。     父親は兄弟に話しました。「お母さんがケーキを分けて食べるように    言ったのは,一つしかないケーキを兄弟で分けて食べた方が美味しいと    思う子になって欲しかったからだよ」。     分けてあげる,お返しをするという子どもたちの答えは,生きていく    テクニックとして大事なことです。それは大事なのですが,家族として    生きていくことで生きる喜びを感じて欲しいというのが,親の願いなの    です。した方がいい,しなければならないということだけではなく,し    たいという喜びを持って生きていって欲しいのです。     兄弟がケーキを美味しいねとうなずき合いながら食べている様子を見    て,父親はニコニコしています。お兄ちゃんが貰ってきたケーキですが,    そのことはどうでもよくって,楽しいひとときを過ごせたらそれで十分    な兄弟,仲の良さを見守っている親もうれしいことでしょう。     ・・・《うれしいことを素直に分かち合える喜びが,親の願いです》 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  ○短い作文あれこれ?         ・・・関西の先生が書かれたご本から(出典を忘却)・・・     ぼくはおかあちゃんのおちちをみたら,すぐさわりとうなるんや。ぼ    くがさわりにいったら,おかあちゃんがおこるねん。なんじゃろな,こ    のきもち。     ぼくのお母さんは,朝でも昼でも夜でも一日中「早くしい早くしい」    と言っています。だからぼくはとてもいそがしいのです。なんであんな    に「早くしい」と言うのか,ぼくにはわかりません。先生,なんで早く    しないといけないのですか,教えてください。     私は勉強のことでよくしかられます。ゆっくり考えていたら「早くし    なさい」。しっかり考えてていねいに書いているのに「何をぐずぐずし    てるの」と言われます。そういうときは勉強をやめたくなります。お母    さんにほめられるのは週に1回ぐらいです。おこられるのは5回ぐらい    です。おこられる方が4回も多いのです。ですから,いつでもおこられ    ているような気がします。     私はお母さんが大好きです。よく働くお母さんです。いつも家の中を    動きまわっています。元気なお母さんです。でも,少しのんきなところ    があります。買い物に行ってよく忘れてきます。おかずをたいていて3    回に1回はこげつかせます。お母さんが私に「お前はボーッとしてるな    あ」と言います。私はお母さんを見ていると手伝ってあげたくなります。     うちのお母ちゃんはいつも体重を気にしています。やせたいやせたい    と言っています。お風呂からあがるとすぐに体重計にのります。そして    体重計に向かって「少しもへらんやないか」とおこります。そして体重    計をガチャガチャいわせます。あんなことをしても体重はへらんと思い    ます。ときどき私に「少し肉やろか」と言います。「いりません」と私    が言うと,お母ちゃんは「お前と私は親子やろ」と言います。     私のお母ちゃんはいろんな足音をたてます。朝はトントントントン。    これは朝の仕事が忙しいときです。ドドドドドド。これはきげんがわる    いときです。気をつけなければいけません。ドンドンドンドン。これは    私か弟がおこられるときです。スースースー。上品な音です。お客様が    いらっしゃいました。トットトットトット。これはきげんがいいときで    す。一番きげんがいいときはスキップです。口笛ふけば最高です。            ・・・《子どもが母親を見る目は優しいのに・・・》 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  ○「私の母ちゃんバカ母ちゃん?」               ・・・5年生の女の子の作文の引用です・・・     「ユーモア話術」相川浩著 KKロングセラーズ 66ページより     私の母ちゃんは本当にバカです。いつも失敗ばかりしています。炊事    と洗濯を一緒にするから,煮物の途中でシャツを干そうとしていて,煮    物が吹きこぼれ,火を止めに走ろうとすると,竿に通しかけたシャツは    地面に放り出されます。シャツは泥だらけ,そして煮物のナベはひっく    り返してしまい台無しです。     すると,バカ母ちゃんは,ひょうきんにすぐおどけて謝ります。「こ    んな私で悪かった。ごめんね父ちゃん,カンベンな」。     すると,父ちゃんは「バカだなあ」といって笑います。そういう父ち    ゃんもバカ父ちゃんです。いつかの日曜日,皆で朝ご飯を食べていると,    奥から慌ててズボンと洋服を着ながらカバンを抱えて茶の間を走り抜け    ていきました。「ああもう駄目だ。こりゃいかん」とか言って玄関から    飛び出していってしまいました。     「まただね。しばらくしたら帰ってくるからな」と母ちゃんは落ち着    いたものです。すると案の定,父ちゃんは帰ってきて恥ずかしそうに    「また,無駄な努力をしてしまった。日曜日だというのに,ハハハ」と    言い訳を言っています。     そんなバカ父ちゃんとバカ母ちゃんの間に生まれた私が,利口なはず    がありません。弟もバカです。私のところは家中皆バカです。     でも,私はそんなバカ母ちゃんが大好きです。世界中の誰よりも一番    好きです。私は大きくなったら,うちのバカ母ちゃんのような大人にな    って,うちのバカ父ちゃんのような男の人と結婚して,子どもを産みま    す。     そして,私のようなバカ姉ちゃんと弟のようなバカ弟をつくって,家    中バカ一家で,今の私のように,明るくて,楽しい家族にしたいと思い    ます。バカ母ちゃん。その時まで元気でいて下さいね。 ・・・《親のような大人になりたい,いつまでもそう思われていたいですね》 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  ○親の背中?     子どもは親の背中を見て育つと言われています。幼いときにオンブさ    れていると,親と同じ目線で前に向かっている自分が感じられます。ダ    ッコされていると,目の前には親が立ちふさがって前が見えません。じ    っと見つめられている自分を感じて,息苦しくなります。前に開ける世    界が見えないのは,閉じこめられているような圧迫感を与えます。     子どもの前に広がる世界には何が見えているのでしょう。そこには親    の背中があります。親の後を追っていれば大丈夫。それが育ちの道にな    ります。子どもに親の願いを届けることのできる唯一の方法は,「しっ    かりついて来い」という後ろ姿を見せることです。何も親の跡を継げと    いうことではありません。親の生き方,人として有り様を見せてやるこ    とです。     もう一つ大事なことは,賢く立派な親であってはいけないということ    です。賢く立派な親の背中は,子どもから遥かな遠くに霞んでしまうか    らです。子どもはとてもついていけないと見限ります。同時に,育ちが    虚しく思えるようになっていきます。子どもの目から見てちょっと頼り    ないと思える程度がいいでしょう。自分と大して違わないという親の背    中は,すぐ目の前に見えるからです。     もちろん,親の本当の実力は,子どもがどんなに育っていっても,親    の背中はいつも目の前にあるということです。それが子どもと一緒に育    っていく親の背中なのです。部分的には子どもは親を追い越していきま    す。背丈や腕力ではかなわないというだけではありません。それでも人    としてはやはり一歩先んじていて欲しいと,子どもは願っています。     親が何を願っているのか,子どもはついていく中で分かっていきます。    親自身の願いを子どもとの道行きで共に目指していく,それが親の子ど    もへの願いになればいいのです。最近は,親は親,子どもは子どもとい    う意識が強すぎるようです。それでは,人としての育ちを疎かにしてい    ることになります。職業的には違った道を進むことになるかもしれませ    んが,人の幸せに向かう道は同じはずです。親の幸せを背中ににじませ    ておいてください。子どもはちゃんと見てくれていますから。                ・・・《親が幸せを見せてやらねば・・・》 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  《親の願いを伝えるとは,幸せが何かを感じさせることです。》 ※税務調査官のサスペンスドラマ中で語られていました。「幸せは気付いてあ げないと逃げていく。見つけてやると,幸せはどんどん大きく育っていく」。 青い鳥は探さないといけないのでしょう。問題は何処を探せばいいかというこ とです。  自分の幸せは自分の周りにしかありません。幸せになれる場所を求めて寄り 添っていく手もあります。その一つの選択が家庭を持つということであったは ずです。家庭は幸せになれる場なのです。子どもが家庭に幸せを見つけられる ように,親の願いが見えるように,心豊かにお過ごし下さいね。  【質問9-13:子どもに親の願いを伝えていますか?】    ●答は?・・・自信を持って,「イエス」ですよね!? □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ★編集後記★  お届けした「子育て羅針盤」第117号は,いかがでしたか?  「子育て羅針盤」第9版は今号で終わります。次回,新年1月6日からは第 10版を始めます。タイトルは「子どもと一緒に12章」です。どんなものにな るか,お楽しみに・・・。  今週は午から未へ年が変わります。行く年を見送り来る年を迎えるとき,ち ょっぴり敬虔な気分になります。清々しい気持ちで年頭を過ごしたいと思って います。  読者の皆様がよい新年を迎えられることを,心よりお祈りしております。 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ ※ご案内※  ●モリのクマさんのホームページは ・・・「徒然窓」=      http://www5a.biglobe.ne.jp/~mbear/   です。「子育て羅針盤」の「バックナンバー」,〜「掲示板」,     週刊「今週のコラム」,「子育ち12章(Ver.1,2,3,4,5,6,7,8)」,     「子育て心温計」などの受賞論文,養育アンケート調査結果,     社会教育・ボランティア組織活動の指導者用テキスト〜    などを掲載しています。 ・・・是非訪ねてみて下さい。・・・  ●大小問わずPTAや家庭教育学級などでの《講演》のご依頼も承ります。   関心をお持ちの方は,メールで気軽にお問い合わせ下さい。   プロフィールをお知りになりたい方は上記のHPを参照してください。   なお,クマさんの本拠地は福岡市近郊です。 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ ☆予告☆  次号では,  【質問10-01:お子さんと一緒に選んでみませんか?】 について考えます。どうぞお楽しみに! □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ○タイトル:『子育て羅針盤』 [Kosodaterasinban] ○発行期日:2000年09月25日より,毎週月曜日正午 〇発行責任:モリのクマさん(詳細はHP「徒然窓」〜プロフィールに) ○著者連絡: mori-bear@mvd.biglobe.ne.jp  〇転載許可:必ず事前に,モリのクマさんまでメールのご一報を下さい。 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ 〇配信の協力を頂いている発行支援システム  ◆インターネットの本屋さん『まぐまぐ』= http://www.mag2.com/    登録・解除= http://rap.tegami.com/mag2/m/0000046251.htm  ◆メルマ***『melma!』= http://www.melma.com/    登録・解除= http://www.melma.com/mag/37/m00019737/  ◆読者と発行者を結ぶ架け橋『Pubzine』= http://www.pubzine.com/    登録・解除= http://www.pubzine.com/detail.asp?id=9104  ◆無料メルマガ発行サービス『メルマガ天国』= http://melten.com/    登録・解除= http://melten.com/m/2166.html  ※解除される方は,登録された配信先の解除手続きをして下さい。 ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○