*** 子育ち12章 ***
 

Welcome to Bear's Home-Page
「第 67-09 章」


『子育ちは いいことあれば 一つでも』


■子育ち12次元■

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
『子育ち第9次元』

【私は楽しい明日に向け育つ】

《まえがき》
 この子育て羅針盤では,子どもの育ちを6つの視点と2つの領域から理解することを目指しています。6つの視点とは,誰が育つのか,どこで育つのか,いつ育つのか,何が育つのか,なぜ育つのか,どのように育つのかという問に沿うものです。また,2つの領域とは,自分自身の育ち(私の育ち)と他者と関わる自分の育ち(私たちの育ち)という育ちの領域を想定しています。6つの視点にそれぞれ2つの領域を重ねると,12の論点が生じます。これが羅針盤の針路構成となります。
 この第67版では,子どもの育ちが目指していくべき12の次元について,短い文章にまとめたものをお伝えします。それぞれのお子さんに合わせて,応用して頂ければ幸いです。なお,マガジン最後にあるメール宛に感想などお寄せください。

《私は楽しい明日に向け育つ?》
 子育ちの第9次元は,子どもはなぜ育とうとするのかという指標です。
  育とうと願っていなければ行き当たりばったりに流されていきます。
   夢を追いかけていればこそ,毎日を懸命に生き育つことができます。

 どんな大人になりたいと尋ねると,子どもなりの答えが返ってきます。
  大人から見れば他愛のない,とんでもない,訳の分からないものです。
   どんなものであれ目指すものがあるということだけで十分なのです。

 夢を持てと言われる一方,夢は夢でしかないと言われることもあります。
  夢が無用ということではなくて,夢に向かっていく姿勢が大切です。
   ただし,夢の実現という成果にこだわると重荷になってしまいます。

 人が生きていく気力を失うのは,先行き真っ暗で何もないと思うときです。
  大人になっても仕事ばかりでつまらないと思えば,育ちは止まります。
   嘆いたり愚痴ばっかりがいっぱいになると,投げ出したくなります。

 希望を持てば明日が楽しみになり,生きていきたい幸せが得られます。
  希望といえば大層なことに思えますが,もっと気楽に考えましょう。
   何かいいことがある,小さなことでもいいから見つけることです。

 お出かけ前夜のワクワク感は気力を充実させ,元気溌剌になります。
  嫌なことが待っていても,楽しみが少しでもあれば乗り切れます。
   親子でたくさんの楽しいことやいいことを見つけてください。



 電車に乗ると,座席に座っても座らなくても,おもむろにスマホを取り出しうなだれて小さな画面に見入っている人ばかりです。見慣れた車窓の風景などは見向きもされません。体が在る場所と意識のある場所が乖離しています。隣にどんな人がいるのか,無頓着です。どうせ知らない人なので,無視しておけばいいのです。こうしてすぐ側にいる人を意識上で遠くに隔離していると,人と触れあうという感覚を退化させてしまい,スマホの世界の外での人間関係が支障を来しやすくなります。

★落書き★

 夕立で雷が鳴ったとき,樹木の下で雨宿りをしますが,危険であると知っておいてください。雷が樹木に吸い寄せられて落ちてくることがあるので,感電する可能性があるからです。木材は絶縁体で電気を通さないので,樹木も安全と思いがちですが,樹木には根から天辺まで水の通り道があって,水が電気を良く通すので,樹木は避雷針の働きをします。樹木から離れ,姿勢を低くして,家などの安全なところに避難するようにしてください。


「子育ち12章」:インデックスに進みます
「子育ち12章」:第67-08章に戻ります
「子育ち12章」:第67-10章に進みます