*****《中学生とその親の関係の推移》*****

【父親と母親】

8.子どもの自主性?

子どもの自主性のグラフです 1.大いにある
2.まあまあある
3.あまりない
4.まったくない

 子どもに「自主性がある」と思っている親は,父親で71.1%,母親で74.0%であり,共に増加しています。中学生本人による自己評価では81.6%でしたから,親の判定との間に差が認められます。父親と母親でそれほど違いがないことの意味は,考えるべき点です。
 男女別では,父親が男子に68.1%,女子に73.9%,母親が男子に68.1%,女子に78.1%であって,女子の方の評価が高くなっています。
 学年別では,高学年ほど「大いにある」割合が増えています。
 しつけの自信を持ち殴りたいとは思わない親は,両親そろって自主性を認めています。
 勉強する訳を社会の役立つためと思い,言われなくても手伝いをする子どもは,親に自主性を認められています。また,テレビを30分しか見ず,休日には勉強して過ごしている子どもを,両親は自主的と見ているようです。

 平成5年には,母親で「あまりない」が減少しています。子どもの自主性をプラスに評価しています。