2012.12
ベルゲンの町へ20年ぶりで訪れることになりました。 世界遺産の町として、北欧の綺麗な町として
長い間記憶に残っています。 当たり前ですがベルゲン空港から高速道路が続き昔の山越えの印象
とは全く異なり、わずか30分足らずで雪の道を走り抜けました。
お互いに棟を寄せ合い傾いた木造家屋、傾いたドアーや柱や壁が年輪を感じさせます。 棟下に作られた
路地にはいくつものアートや民芸品の商店が並び風情のある空間を作り出しています(画面タッチ 路地風景)
ベルゲンと言えば港を見下ろすこの丘の風景を逃すわけには参りません。 夏季と違い冬季は一時間に一本の
ケーブル運行ですが丁度折悪しく工事にぶつかり、下りが2時間ありませんが宜しいかと脅かされ、それでも行き
ますと登りました。 丁度保育園の一行と一緒になり雪の中の保育に同行する形になりました。 ノルウエー
では子供たちが大変保護優遇されています。 遠距離列車には必ず子供用の専用遊具車両が付いて居ます。
ベルゲンのケーブルカー (音声もついています、音も出して見てください)
今回の沿岸急行、日本の代理店 ツムラーレ・コーポレーションを通じて行いました。 何としてもオーロラ
チャンスを増やすためには、まんまと汽船会社の策に乗りベルゲンから北極圏のキルケネス往復の船旅
となりました。 飛行便が遅れて出航に間に合わないと大変なので、前日の夜にベルゲン泊としました。
帰りのオランダ寄りを計算に入れてKLMのアムステルダム経由ベルゲン行きを手配し、帰りは北極圏を抜
けた処でトロンハイムで下船して飛行便でアムステルダムに戻ることで船旅の二日間短縮を計ったのです。
トロハイム着が朝の6:30 空港行きのバスは8:30発、船はこの港を10:00出航ですが8:30までに、下船しろ
とのお達し。 荷物をどうしようと相談したら、船の外に置いて置けとのこと。 写真の様にぽつんと置かれた
荷物が二つ、とにかく持って行かれるような心配は皆無であることが解りました。 バスの待合室にいたら
凍え死ぬこと疑いなし。 船内でバスを待つことにしましたが、時々心配で荷物を見に行きました。イタリアや
スペインなら置いた瞬間に消えるでしょう なんと客は我々二人だけ! ハブア・ナイス・トリップと車掌さんに
送られて空港の人となりましたが、そのご4時間クラブ・ラウンジもない、がらがらの空港で待つことになります。
さて前後しましたが、いよいよ沿岸急行への乗船手続きとなります。
思い出のオスロー行きの列車を見ようと駅に立ち寄り、タクシーでフッテンルーテンの乗車口へ向かいました 入り口正面で受付を済ませ、荷物を預けて乗船券&クレジットカードの役をする名入りのカードを受け取ります 船内での買い物や乗下船時には、必ずPCの端末にかざして、行動を登録をする働きも持っています。 |
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エスカレータを登ると船の桟橋が見えてきます。 はやる心を抑えてフッテンルーテンのマークに進みますと 係の女性が、しばし待てとTV画面を利用して安全上の解説をしてくれます。 勿論語学無縁の私には チンプンカンプン、どうせ氷の海に投げ出されたら助かるはずもなかろうと覚悟を決める場面です。 |
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乗船の夜はバイキングで夕食自由席で振る舞われます。 見たとこ大変豪華なので「流石フッテンルーテン 北海急行の名に恥じぬと皿にてんこ盛り、こうなれば持参の割り箸と生わさびで一杯やろうとワインを片手に 始めたと思いねえ〜。 ヘルシンキから出るシリアラインのバイキングが忘れられず期待が膨らみ過ぎ たのが裏目に出ました。 写真からも何となく元気がないのが伝わるでしょ! すべて冷凍戻しのやせ細り 北海道の団体食堂の毛ガニよりは少しまともかな〜 まあその程度です。 上の生ハムにも生気がないでしょ? |
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食後のケーキやチーズも量は沢山ありますよ! と言う処、それでも外人さんは甘いものなしでは居られないらしく 大きなケーキが無くなって行きます。 東洋人はフルーツで我慢しますか。 翌日から昼食と夕食は席指定され 私たちはNO1テーブルが指定席となりました。 乗船前の説明書ではメインディシュ三種よりお選びと書かれて 居たはずなのに、全てお仕着せのお選びなし、とわかり少々落胆したものです。 船を降りる頃には子豚さんに ならずに済んだと、うれし涙で11日間を過ごすこととなりました。 そこで新たな楽しみが生まれました。 寄港ごとに町に出て、スーパーを訪ねる楽しみが生まれたのです。 船外から帰るとき、食堂に入る時には必ず消毒液で手指の消毒が義務ずけられます。 これは徹底していて 係の方が必ず「シュ」と吹き付けてくれるのですが、大変良いことだと感心しました。 |
スパーはどちらでも品ぞろえは豊富、 、しかし従業員は思い切り少ないので、 購買客ものんびりしています。 ここで売っていたのが韓国製のカップラーメン。 日本が生んだ世界的な商品も今では韓国に負けているとは なんとも悔しい限りです。 トヨタや日産の看板が減りヒュンダイ・サムスンに置き換わっているのは寂しいことです 世の東西を問わず行く先々でこの現象は顕著!外国で見る日本語に勇気付けられていた私としては困るのです。 |