2013.02
カンクンから遺跡めぐりに出発して最初に訪れたのがエクバラム遺跡です。 覚悟はしていたものの
階段の洗礼を受ける事となりました。 若いころの平均感覚はどこへ行ったのか、急で不揃いの階段に
手を焼くことになり、この先旅路が心細くなります。
階段の先に在ったのは、マヤの神殿です。 スペインが征服するまでマヤ文化がメキシコの繁栄を支え
てきたのです。 良く分らないけど神殿にはジャガーと大蛇が必ず飾られているので、このジャングルには
居るに違いありません。 サトウキビ畑は火を放って焼き払い、サソリと毒蛇を逃がしてから収獲すると
聞き、 実際焼き払った畑で農作業が行われているのに、何度も出会い偉い国に来たと思ったものです。
(画面タッチ ジャガーと大蛇の神殿 ジャガーの歯が凄いですよ)
なんとか登りますが降りるのが至難技、復元修復してあるとは言え日頃楽している身にはなんとも応えます。
多くの遺跡で出てきますが、ローマのようなアーチが発明されておらず、▲型アーチが多く見られます。
(画面タッチ 代表的な▲アーチ))
石垣にはイグアナが、うようよ居るので少しは慣れましたが、あまり気持ちの良いものではありません。
それにしてもジャングルの中の世界遺産にも必ずゴミ箱が用意され、いつも管理が行き届いています。
ゴミ箱があれば、不思議とごみのポイ捨ては確実に少なくなります。 観光鎌倉はどうなるのでしょうね。
春分と秋分の日に、大蛇が降誕すると言う、かの有名なチチェンイツァーにやってきました。 この周辺は
道路が完備し大型のバスが観光客を乗せてたくさんやってきます。 勿論露天商もお土産の売り込みに
やっきとなり、必要にまとわりついてくるので、追い払うのが結構しんどい作業となります(画面タッチ 蛇頭)
マヤの文明は「生贄の文明」かと思われるほど、どこに行っても生贄の心臓を神に捧げる話が付いて回ります。 しかも一生懸命教養を身に付けさせ、神官として成績優秀と認められて初めて生贄になるとの話、これでは 「優秀な人が減って国が滅びてしまうのでは」と質問したら、だから戦争をして周囲の国から捕虜を連れて来て 直ぐ生贄にするのではなく、教育を付け教養が高まってから、その心臓を神に捧げるのだと聞かされ、なん とも理解できなくなりました。 その謎は、太陽を動かす源が生贄の心臓と信じられていたと聞き解けました。 宗教とは恐ろしいものです。 右写真の頭蓋骨の絵は心臓削捧げた生贄の碑だそうでものすごい数になります。 左の台座が、生贄の心臓を置いて神に捧げる祭壇のようなものだそうで、あまり良い気持ちはしませんね。 |
左の丸い穴空き石は、球戯場のゴールだそうで、石のボールを蹴り上げて穴を通すと勝ちだそうですが壁の高い位置まで
どうやって皮でくるんだ石のボールを蹴り上げたのか想像できませんが、祭典には実際にその球技をやるのだそうです。
何処の石垣や建造物には、必ず大蛇の彫り物がありますが、きっと大昔から恐れられ崇め奉ったものなのでしょう。