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11月23日(火)

 行ってきました。

 演劇集団キャラメルボックス2004タイムトラベルシアターVOL.1『SKIP』

 いつもとは違うOPにおどろいた。

 そして、全体にいつもとは違ったと思う。

 なんていうか、一皮むけた。

 今までとはまた、違う角度をみることができた。

 

 私は原作を読んだことがあるのだけれども、『設定、その他はいいけれども、なんだかラストが不消化な作品』というイメージがあった。

 舞台もやっぱり、『設定、その他はいいけれども、なんだかラストが不消化な作品』と感じた。

 それまでのものが『スパーン』と気持ちよく終わるだけに、余計にそう感じだ。

 北村作品然り、キャラルの舞台然り。

 『どう決着つけるか』がハラハラドキドキで、でも、最後にはすべてが気持ちよく決着つく。

 その後の物語を後になって考えることもあるけれども、それは蛇足であり、楽しみでもあった。

 しかし、よくも悪くも『スキップ』は、考えさせられた。

 観た後に、爽快感がない。

 『気持ちよく騙されたー!!』とは思えなかった。

 それが、『不消化』な部分。

 ひとつひとつのエピソードは、胸を打った。

 何度も、目がウルウルした。

 全体的には、『よく出来ました』って感じ。

 それだけ。

 

 OPのダンスの時、女性陣のスカートがかなりめくれて、ナマアシのフトモモとひざ小僧にどきどきした。

 中にスパッツをはいているとわかっていても(自爆)

 岡田達也さんが、一番学生服が犯罪だといわれているらしいけれども、やっぱり、ギャップのせいではないだろうか?

 とても上手に素敵に年を取れた中年を演じられているだけに、学生服がギャップがあった。

 私が、その時になったときに、あんな素敵な中年になりたい。

 それは、さつきさんも同じ。

 三つの役を上手に演じ分けているところが、また、笑えた・・・じゃなかった。感動した(笑)

 私としては、筒井くんの制服が、違和感あったかなー?

 あと、三浦剛さんかな?

 いやー、それにしても、あの「ヤ」のフリは、怖かったっす。

 そして、やはり、原作つきだからかな?

 登場人物の多さに、少しついていけなかった。

 原作もうちょっと、読みこむべきだったのかな?

 

 私にも、忘れてしまいたいことはある。 

 忘れてしまっていることもたくさんある。

 後悔なんて、山ほどある。

 けれども、この作品をみて、過去1秒1秒の『私』がいて、今の『私』がいることを再認識できた。

 今、できることを、今、やるしかないのかもしれない。