『皇女アナスタシアは生きていたか』 福武文庫(現在・ベネッセ文庫)
・ロシア革命で地位を奪われた皇族たちは山奥の山荘に逃げこみ、そこで射殺された。しかし、その18年後、ニコライ2世の第4皇女アナスタシアを名乗る、1人の女が現れた。果たして彼女は本物なのか?・・・・また、ルイ14世の統治下、頑丈な牢獄の中に仮面をかぶせられ、武装した兵士に囲まれて34年間行きつづけていた男。もしも彼が必要以上のことを話そうとしたら、看守らはその場で彼を射殺するようにと命じられていた。後に彼は人々から『鉄仮面』そう呼ばれた・・・・・。歴史の闇に隠された5人の謎をめぐる。
『エリザベート 血の伯爵夫人』講談社+α文庫
・中世のハンガリー。近隣の貧しい農村の娘たちは、伯爵夫人の召使として、次々とお城に上がっていった。しかし、誰一人帰ってくるものはいなかった。エリザベート・バートリーが、処女の血が、若さと美貌の秘薬と信じ、600人以上の娘を虐殺してその血を浴びていたのだ。人々は、彼女を『血まみれの伯爵夫人』と呼び、恐れおののいた。何故、彼女はそこまでして、美貌に執着したのか?何が彼女を狂気にかりたてたのだろうか?