『パロスの剣』 角川文庫
・パロスには、美しき王女がいた。名はエルミニア。白馬に乗り、剣にたける男装の麗人。隣国カウロスとの国交に揺れる王は、18才になった1人娘に婿をとることを命ずる。だが、エルミニアは洗濯女フィオナのことが好きだった。パロス王家に代々伝わる『パロスの剣』。それは、『男でありまた女でもあるもの』が持つとパロスに繁栄を、『男でも女でもないもの』が持つとパロスを滅亡に導くのだと言う・・・。果たして、エルミニアはパロスに繁栄をもたらすものなのか、それとも、滅亡をもたらすものなのか?
『真・天狼星ゾディアック』 全6巻 講談社文庫
・新宿の廃墟で、3人の少女の死体が発見された。彼女たちは致死量まで血を抜かれ、全身をバラバラに継ぎ合わされていた。調べてみると、同様の事件は日本各地でも起こっていた。いや、NYでも。少女たちの中で密かに流行している『ゾディアック・カード』見え隠れする『ZODIAC』という名のバンド。これらには、関連性があるのだろうか?死んだはずの魔人シリウスは?名探偵、伊集院大介が挑む!
『新・天狼星ヴァンパイア(上)恐怖の章』
『新・天狼星ヴァンパイア(下)異形の章』 講談社文庫
・3歳で母を目の前で亡くし、15歳で大事件にまきこまれた竜崎晶。20歳になり、役者となるために東京に上京してきた。落とされたミュージカルのオーディションの帰り道、晶はNY帰りのダンサー牧村レオナに声をかけられる。そしてNYでの吸血殺人鬼の話を聞かされる。そして日本でも、誘拐された3人の少女たちが血を抜かれ残酷な仕掛けを施されて発見されていた。そんな折、晶はひょんなことにより大きな舞台の主役に抜擢される。だが、ある日、ヒロイン役が晶の家の前で殺されているのを発見してしまう。日本に上陸したヴァンパイアの新たな犠牲者なのだろうか?それとも・・・・・・・・・・。
『仮面舞踏会』講談社ノベルス
・謎のベールにつつまれた、ネットアイドル『姫』の正体をめぐり、通信仲間は大騒ぎを繰り広げていた。誰も見たことがない『姫』が、ある日、オフに姿をあらわすという情報が流れた。約束の日、待ち合わせた場所で、1人の女子大生が何者かに刺殺された。だが、滝沢稔は知っていた。刺殺されたのは、アイドル『姫』ではない。『姫』は、稔の友人、姫野祐が、冗談で女の子のフリをしているだけなのだから。では、刺殺されたのは誰なのか?そして、『姫』を殺したのは?名探偵、伊集院大介が、その謎に挑む!