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『ローゼンクロイツ−仮面の貴婦人−』 角川書店 ビーンズ文庫

・都市の夜を騒がす、怪盗ローゼンクロイツ。ある時は仮面の青年貴族、またある時は異国の踊り子、ある時は美しき貴婦人。誰も知らない。それらが全て1人の人間である事を。帝国ファーレンの皇帝の愛妾・ハノーヴァ−公爵夫人の息子セシル。諸事情により、世間から隠されて育った彼は、何者かに毒殺された異父妹(皇帝の娘)の代わりに、性別を偽ってアテキーヌの宰相オスカーに輿入れすることになった。最初はオスカーを妹のかたきと疑っていたセシルも、段々と彼に惹かれていってしまう・・・・・・。