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『白い巨塔』 新潮文庫
・国立浪速大学付属病院第一外科の助教授である、財前五郎は、食道癌の手術の第一人者であり、ジャーナリズムでも脚光を浴びていた。産婦人科医院を営み、医師会の役員である義父の援助を得て、次期教授になろうという野望に満ちた彼は、熾烈な教授選をありとあらゆる術策をもって、勝ちぬこうとしている。人間の生死をあずかる医師会に渦巻く、欲望と打算・・・・。白い巨塔に、彼の手は、届くのだろうか・・・・・・?