A1.Dawn
A2.Get Ready
A3.Saffron Dormouse And Lizzy Bee
A4.Harlequin Hare
A5.Old Blind Mole
A6.Magician Moth
A7.No Solution
A8.Behind The Smile
A9.Fly Away
A10.Aranea
A11.Sitting In A Dream
B1.Waiting
B2.Sir Maximus Mouse
B3.Dreams Of Sir Bedivere
B4.Together Again
B5.Watch Out For The Bat
B6.The Feast
B7.Love Is All
B8.Homeward
The Butterfly Ball
Side Two
12.Waiting
13.Sir Maximus Mouse
14.Dreams Of Sir Bedivere
15.Together Again
16.Watch Out For The Bat
17.Little Chalk Blue
18.The Feast
19.Love Is All
20.Homeward
Wizard's Convention
Side Two
7.Until Tomorrow Part I,II,III & IV
8.Light Of My Life
9.She's A Woman
10.Swanks & Swells Part I & II
The Butterfly Ball And Wizard's Convention
CONNOISSEUR COLLECTION(VSOP CD 139)
The Butterfly Ball And Wizard's Convention
DEEP PURPLE(TECP 40811〜2)
1.Dawn
2.Get Ready(Glenn Hughes)
3.Saffron Dormouse And Lizzy Bee(Barry St.John,Helen Chappelle)
4.Harlequin Hare(Neil Lancaster)
5.Old Blind Mole(John Goodison)
6.Magician Moth
7.No Solution(Mickey Lee Soule)
8.Behind The Smile(David Coverdale)
9.Fly Away(Liza Strike)
10.Aranea(Judi Kuhl)
11.Sitting In A Dream(Ronnie James Dio)
12.Waiting(Jimmy Helms)
13.Sir Maximus Mouse(Eddie Hardin)
14.Dreams Of Sir Bedivere(John Bell,Martyn Ford)
15.Together Again(Tony Ashton)
16.Watch Out For The Bat(John Gustafson)
17.Little Chalk Blue(John Lawton)
18.The Feast
19.Love Is All(Ronnie James Dio)
20.Homeward(Ronnie James Dio)
Additional Tracks (Different Mixes)
21.Love Is All. Demo Version
22.Dawn
23.Magician Moth
24.Harlequin Hare
25.Magician Moth
26.No Solution
27.Waiting
28.Fly Away
29.Aranea
1.Opening
2.Dawn
3.Get Ready(Glenn Hughes)
4.Saffron Dormouse & Lizzy Bee(Barry St.John,Helen Chappelle)
5.Together Again(Tony Ashton)
6.Old Blind Moile(Earl Jordan)
7.Magician Moth
8.Watch Out For The Bat(John Gustafson)
9.Aranea(Judi Kuhl)
10.Sir Maximus Mouse(Eddie Hardin)
11.Behind The Smile(David Coverdale)
12.Little Chalk Blue(John Lawton)
13.Waiting(?)
14.Sitting In A Dream(Ian Gillan)
15.No Solution(Mickey Lee Soule)
16.Love Is All(John Lawton,David Coverdale,etc)
17.Homeward(Twiggy)
18.Love Is All (Encore)
19.Ending
1.Dawn
2.Get Ready
3.Saffron Dormouse & Lizzy Bee
5.Old Blind Mole
6.Magician Moth
7.No Solution
8.Behind The Smile
9.Fly Away
10.Aranea
11.Sitting In A Dream
12.Waiting
13.Sir Maximus Mouse
14.Dreams Of Sir Bedivere
15.Together Again
16.Watch Out For The Bat
17.Little Chalk Blue
18.The Feast
19.Love Is All
20.Homeward
21.Loose Ends
22.Money To Burn
23.Until Tomorrow I, II, III & IV
24.Light Of My Life
25.She's A Woman
*
以上、ありていに言ってしまえば、SACDとHDCD以外はCDのプアな規格内で何とか読み取りエラーを低減することを狙った技術であり、SACD/HDCDに至っては通常のCDとして再生する場合は何の効果もない代物だということになる。
話のついでにCDの出始めの頃を考えると、やけに高音を強調したキンキンした音だという評判を聞いた覚えがある。これは実は、20kHz以上の高周波帯域がカットされたことで耳の良い音響技術者には高音不足と感じられたために、CDの帯域内で殊更高音を強調したマスタリングが行なわれたためではないだろうか。さらに、デジタルというとサンプリングされたギザギザの波形のイメージがあり、「固い」という印象に追い打ちを掛けたのでは?。これが後に「アナログ・レコードは温かみのある丸い音」という評価が定着した原因ではないかと思う。
次に音楽CDの「デジタル神話」について。私も当初はデジタルなのだからどんな装置で再生しても同じ音が出る(少なくともCDプレーヤーからは同じ音声信号が出力される)と思っていた。しかし、そもそも音楽CDは長時間録音を可能とするために特殊なデータ・コーディングが行われているため再生時に読み取りエラーが発生しやすく、それを前提として再生時にCDプレーヤーで補正をかける仕掛けになっている。
そのため、デジタルと言っても再生環境によって出力される音が異なってくるのだ。読み取りエラーを前提としている以上、個々のCDプレーヤーによる補正処理の特性によって音が変わってくる。さらにCDの材質によってエラー発生率が異なるのでそれによる音の違いも出てくる。一時期、それを証明するために従来の材料と新材料(高品質ポリカーボネイト等)で同じ楽曲を収録して聞き比べるための2枚組CDが安価に売られていたことがある。
それではPC用のCD-ROMはどうなのか?。コンピュータ・プログラムなどは1ビットでも誤りがあればまともに動作しないのに問題にならないのか?。これはデータの冗長化というコーディング技術で元のデータを完全に再現することで解決されているため、問題にならないのだ。(例えば、8ビット・データに対する、1ビット誤りの訂正、2ビット誤りの検出を行うCRC等。)従って、コンピュータ用のCD-ROMは音楽CDに比べて格納可能なデータ量が少ない。
余談が長くなって恐縮だが、私はCD称賛派だ。何と言ってもアナログ・レコードはスクラッチ・ノイズとの戦いだった。CDによってそれから解放された喜びは言い表せない程だ。確かにアナログ・レコードは周波数帯域もダイナミック・レンジも広く、良い音を再生できる可能性がある。しかし、そのためにはレコード・プレーヤーの防振機能やターン・テーブルの回転精度、レコード針からカートリッジ、アンプ、スピーカーに至る再生装置にそれなりのクオリティが要求され、さらにそれを聴く人間の耳の良さも問われる。私はオーディオ・マニアではないので、そのいずれにも自信がない。だから「CD万歳」なのだ。
近年アナログ・レコードの再評価が進み、米国ではCDの売り上げを逆転したという話を聞く。日本でも大手レコード店の売り場面積におけるアナログ・レコードの割合がCDと同等か、より広くなっており、新譜のアナログ・レコードでの発売も増えている。そして、中には問題のスクラッチ・ノイズもアナログ・レコードの良さの1つだという意見もあって、もはや理解不能な状況だ。いったいこの先、どうなっていくのだろうか。
ところで、30年程前の話だったと思うが、アナログ・レコードをレコード針でなくレーザー光線で読み取るというプレーヤーが存在した。それならば確かにスクラッチ・ノイズの元になる塵の影響を電子的に取り除くことができそうな気はするが、当時で100万円以上もするとんでもない代物だったと記憶している。今やハイレゾの配信で高音質の音楽が楽しめる時代になっているが、ネット万能の現在となっては手元に音源を保持していることにどれだけの意味があるのかも含めて、今後の音楽業界の行方を覚めた目で見守っていく必要があると思うこの頃である。