Firefly/Uriah Heep
(Bronze/28 520 XOT)

Side-1
1.The Hanging Tree (Hensley/Williams)
2.Been Away Too Long (Hensley)
3.Who Needs Me (Kerslake)
4.Wise Man (Hensley)

Side-2
1.Do You Know (Hensley)
2.Rollin' On (Hensley)
3.Sympathy (Hensley)
4.Firefly (hensley)

David Byronの後任としてLawtonが加入したUriah HeepのLawton時代3部作の1作目。 Lawtonはそのエネルギッシュかつ技巧的な歌唱でHeepに新風を吹き込み、Heepの中興に対する貢献を 讃えられている。本作では特に"Sympathy"と"Wise Man"での感動的な熱唱が印象深い。

Firefly/Uriah Heep
(ワーナー・パイオニア/P-10312B)

ワーナー・パイオニアからリリースされた国内盤LP。歌詞カードと解説付き。

アルバム発売当時の某音楽雑誌の新譜評を発掘!。誰だよデヴィッド・ブラウンって?(爆)。

Firefly/Uriah Heep
(Warner Bros. Records/BS 3013)

Side-1
1.Been Away Too Long
2.Sympathy
3.Who Needs Me
4.Wise Man

Side-2
1.The Hanging Tree
2.Rollin' On
3.Do You Know
4.Firefly

米国Warner Bros. Recordsからリリースされたシングル・ジャケットの米国盤LP。英盤とは曲順が異なっている。米盤は"Been Away Too Long"で始まり"Sympathy"が続く という構成になっており、かなり印象が異なる。

Firefly/Uriah Heep
(Metal Mania/TECX-25388)

テイチクのMetal Maniaレーベルから発売された"Firefly"の国内初CD化盤。1992年12月リリース。 私が入手したCDのブックレットの表紙にはJohn LawtonとKen Hensleyのサインがあり、これを譲ってくれた人によると、Hensley Lawton Bandが2001年5月11日(5月12日のハンブルクでのSalisbury再現ライブの前日)にドイツのルートヴィッヒスフェルデのRelaxでライブを行ったときに直接貰ったものだそうだ。事の真偽は定かではないが、本物だとすれば日本初CD化盤が海を渡ってドイツに行き、LawtonとHensleyのサインを纏って日本に帰ってきた・・・と考えると感慨深いものがある。 なお、テイチクは1989年にUriah Heepのファーストから"Return To Fantasy"までの旧譜9作品を一斉にCD化しており、そのうち下述の2枚を除く7枚が日本初CD化だった。

Firefly/Uriah Heep
(ビクターエンタテインメント/VICP-2085)

1993年6月にビクターエンタテインメントから発売された国内再発盤CD。テイチク盤の発売からわずか半年後だ。解説もテイチク盤のものをそのまま使用している。ビクターは"Look At Yourself"と"Demons And Wizards"を1986年11月に国内初CD化しており、Bronzeレーベルの権利を買い戻した形だ。Bronzeレーベルの日本での契約関係の複雑さを物語っている。その影響もあって"High And Mighty"以降のUriah Heep作品の国内盤CD化が遅れてしまい、"Innocent Victim"、"Fallen Angel"等は2004年まで待たされる事態となった。

Firefly/Uriah Heep
(SNC Records/ME-2019/20)

1993年にロシアのSNC Recordsからリリースされた、ギリギリ正規盤(?)と思われるシングル・ジャケットのアナログLP。アートワークはCastle Classicから1990年リリースの英盤(CLALP 190)の完コピ(バーコードまで同じ)で、曲目のクレジットが一部はみ出して切れているというお粗末さ。 ラベル上のレコード番号がSide-1が"ME-2019"、Side-2が"ME-2020"と両面で異なっているが、ジャケットの背には"ME-2019"と書かれている。

Firefly/Uriah Heep
(Essential! Records/ESMCD559)

Bonus Tracks
9.Crime Of Passion (B-Side)
10.Do You Know (Previously Unreleased Alternate Version)
11.A Far Better Way (Previously Unreleased Alternate Version)
12.Wise Man (T.V. Backing Track, Previously Unreleased Version)

1997年にESSENTIALから発売されたリマスター版CD。ボーナストラック4曲入り。

Firefly/Uriah Heep
(Sanctuary Midline/SMRCD107)

Bonus Tracks
9.Crime Of Passion (B-Side)
10.A Far Better Way (Demo Mix)
11.I Always Knew (Previously Unreleased)
12.Dance Dance Dance (Previously Unreleased)
13.Been Away Too Long (Alternative Version)
14.Do You Know (Demo Mix)
15.Who Needs Me (Alternative Live Version)
16.Wise Man (T.V. Backing Track)

2004年にSanctuary Midlineから発売されたリマスター版CD。三方背スリップケース入り仕様。Fireflyセッションのアウトテイク等、ボーナストラック8曲入り。

Firefly/Uriah Heep
(BMG JAPAN/BVCM-37736)

2006年にBMG JAPANから発売された紙ジャケ仕様の国内盤CD。ボーナストラックは上記のSanctuary Midline盤と同様。

Firefly/Uriah Heep
(拍譜企業股份有限公司 POP/MHK-7113)

Side-1
1.Been Away Too Long
2.Sympathy
3.Who Needs Me
4.Wise Man

Side-2
1.The Hanging Tree
2.Rollin' On
3.Do You Know
4.Firefly

これは非常に珍しい台湾盤。ジャケットがペラペラでやけに小さい。レコード店の店頭で手に取ったときは、貴重盤で良くあるようにレコードがジャケットとは別の白いスリーブに入って陳列されていたので、『このジャケットにレコードが入るのか?。EP盤みたいにジェネリックなスリーブに紙ペラ1枚が付属しているだけの、LPジャケットの概念を打ち破る代物ではないか』と思った程だ。実際に中身を開けてみたところ、ジャケットはペラペラの二つ折りながらもビニールでくるまれていて、レコードが入る構造になっていた。裏ジャケがモノクロ印刷というのも他のリリースでは見たことがない。ブートレッグか?とも思ったが、発売元の『拍譜企業股份有限公司』の出版や営業の登記番号等が明記されており、一応オフィシャルっぽい。
本リリースはDiscogsでも紹介されているが、POPレーベルが"拍譜唱片 Late 70s Taiwan label. Non-Taiwan artist releases should be marked unofficial."と説明されており、その親レーベルとして"拍譜企業股份有限公司"も出て来るが詳細な説明はない。(やはりブートかも?)
レコード店のコメントによれば米国盤のスタンパを使用とのことで、曲の並びも米国盤と同様だ。レコード本体のrunoutに確かに"BS-1-3013 WW1"(Side-1の場合)と刻印してあり、これは米国盤の"BS 3013"と一致するので間違いなさそうだ。それ以外にも"MHK-7113-A"という刻印もあるが、これは台湾に持って来たスタンパに追記したのだろう。
ラベルを良く見てみると『66 4 26出版』と書いてある。『え?、これって1966年4月26日発売ってこと?。そんな馬鹿な、1977年だよな』と思ったが、ここはひとつ冷静に台湾の暦について調べてみた。そこで分かったのは、台湾では西暦、旧暦、台湾暦の3種類が使われており、このうちの台湾暦は辛亥革命(孫文らが中心となって清朝を倒した革命)で中華民国が起こった1911年を起点とする暦であり、身分証や保険証、行政の公的資料、領収証等に広く使用されているとのことだった。西暦から1911を引くと台湾暦になる。したがって1977年から1911を引くと"66"となり、ラベルの表示は1977年を指すことが分かった。いやあ、勉強になりますなぁ。

LUCIERNAGA/Uriah Heep
(ariola/LA-068)

一見、"Firefly"のラジオ局向けプロモ用メキシコ盤。レコード本体は使用感のある中古盤でラベルに非売品のシールが貼ってある。レーベルはBronzeの国際配給用のariolaで、レコード番号も1977年発売のメキシコ盤のLA-068で間違いない。問題はジャケットで、オリジナルとは異なるユニークなデザインになっているので、購入前に写真を見たときは『正式なジャケット・デザインが決まる前にラジオ局に配るための仮ジャケ』かな(?)と思い、ペラペラのヨレヨレなものを想像したのだが、実物は簡素な構造ではあるものの真新しいしっかりした作りの代物だった。少なくとも1977年に作られたような経年劣化は全くなく、Uriah Heepのロゴも2008年の"Wake The Sleeper"以降に使用されたものなので、近年になって新しく作られたのは間違いなさそうだ。そういえば、プロモ盤はふつう白ラベルで、シールが貼られているなんてあまり聞いたことがない。 ここまでの話を整理すると、『誰かが1977年に発売された中古盤に非売品のシールを貼って、ラジオ局向けのプロモ盤を装った特注ジャケットに入れて売った』という仮説が思い浮かぶ。う~ん、でも一体誰が何のためにそんなことをするのか?。過剰在庫の中古盤を売り捌くため?。デフジャケ目当てのマニアを狙ったのか?。だとしたら見事に引っかかった。でもデフジャケならば、何故わざわざプロモ盤を装ったのか?。全くの謎だ。

Firefly/Uriah Heep
(ariola/LA-068)

"Firefly"のラジオ局向けプロモ用メキシコ盤の第2弾。またまたデフジャケに引っ掛かってしまった。表ジャケの元ネタ写真も発見。

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