CD 1
1.Easy Livin'
2.So Tired
3.Stealin
4.Love Machine
5.Rock N Roll Medley
6.One More Night
7.Come Back to Me
8.Falling in Love
CD 2
1.Feelings
2.The Wizard
3.Stay on Top
4.Gypsy
5.Look at Yourself
6.Too Scared to Run
7.Easy Livin´ II
1978年から1985年にかけてのライブ音源を2CDにコンパイルした作品・・と、一見思えるのだが、CD1-1〜5はヴォーカルがデヴィッド・バイロンだ。また、カット・イン/カット・アウトがあったり、フェード・イン/フェード・アウトが唐突だったりして粗い編集が目立つ。発売元が"TOP MUSIC"というのも聞き覚えが無いし、何か怪しい雰囲気が漂う。おかしいと思い調べたところ、本作と同一タイトルのDVD作品の音声を使用していることが判明した。そのDVD作品とは、本作のCD-1の5.と6.の間に"The Easy Road"を挿入した曲構成になっており、ほとんどのマテリアルはDVD4枚組セットの"The Official History Of Uriah Heep"と同じだ。しかし4枚組セットではカットされていたイントロが補足されている曲(CD1-1の"Easy Livin'")があったり、収録されていない出所不明の曲(CD2-1の"Feelings")があったりするので、4枚組セットをパクった単なるブートレッグではない可能性もある。最後の"Easy Livin'II"はバイロン版とピーター・ゴールビー版の細切れの切り貼りを音質の差以外は見事に違和感なくこなしていて、感動的でさえある。エンドロールも一応まともに作ってあるし。さらに、突っ込み所としては、"Feelings"のタイトルをあちこちで"Felling"と誤記しており、ジャケットやDVDのメニュー、映像のタイトルでも首尾一貫して間違っている。こうなるとこちらが間違っているのかと錯覚させられるほどだ。また、"So Tired"の終盤で音飛びがある。これらの問題は本作CDにも受け継がれているが、加えてDVDの音声がステレオなのにCD化に際して音がモノラルになっているという新たな問題もある(謎?)。おまけに収録時間が合計56分54秒。楽々CD1枚に入るのに、何故CD2枚組にする必要があるのだろうか?。
いずれにせよ、変なCDだ。