Mind Exploding
(Vertigo/6360 633)

Side-1
1.Moonshine Rider (Hecht/Hesslein/Lawton)
2.Blind Boy (Hesslein/Lawton)
3.Broken Toys (Hesslein/Lawton)
4.Fugitive (Hesslein/Lawton)

Side-2
1.Natural Born Mover (Horns/Mavros/Lawton)
2.Free Hooker (Hesslein/Lawton)
3.Yesterday's Ideals (Hecht/Lawton)

久しぶりにタイトで程良くポップなハードロックに徹した作品。様々な試行錯誤の末に、 時代が要請するスピード感覚とポップセンスを身に着けて作り上げた傑作である。 Lawtonのヴォーカルも格段に表現力を増している。 個人的には70年代Lucifer's Friendの最高傑作に位置付けたい。

Mind Exploding
(Janus Records/JXS 7030)

1976年にJanus Recordsからリリースされた米国盤LP。何故か現在中古市場に出回っているのはカットアウト盤ばかりで、余程アメリカでは(定価では)売れなかったようだ。 日本では世界最高のプレス技術で製造したレコードを高品質のジャケットに帯("obi"で世界的に通用する)まで付けて高めの定価で売り、それを有難く定価で買うというのが常識だが、「ジャケットが傷物でも安くて内容が価格に見合っていれば買う」という米国流の考え方とは、音楽との接し方そのものの彼我の違いが表れていて興味深い。

Mind Exploding
(Repertoire Records/PMS 7085-WP)

1.Moonshine Rider
2.Blind Boy
3.Broken Toys
4.Fugitive
5.Natural Born Mover
6.Free Hooker
7.Yesterday's Ideals

本作は1998年にドイツのRepertoire RecordsからCD再発された。
Mind Exploding
(Repertoire Records/REPUK 1273)

2015年にドイツのRepertoire Recordsからリマスター版CDがDigipak仕様でリリースされた。12ページのブックレットが付属しており、詳細なライナーノーツでLucifer's Friendの結成から2014年の再結成、翌年の"Awakening"リリースまでの歴史について、本作の位置付けを絡めて歴代メンバーの発言を交えて解説している。それによれば、Lawtonの一番のお気に入りが"Mind Exploding"となっている(おいおい、"Banquet"じゃなかったのかい?)。リマスター版らしいが、ブックレット等にはリマスターに関する記述がない。

Mind Exploding
(マーキー・インコーポレイティド/BELLE 152495)

2015年にマーキー・インコーポレイティドからリマスター版が紙ジャケ仕様のSHMCDで再発された。この時は2016年1月にLucifer's FriendがUriah Heepの来日公演の特別ゲストとして初来日することが決まっていたため、その記念という意味合いもあったようだ。
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