Too Late To Hate
(Lucifer's Records/LF003CD)

1.Demolition Man
2.Jokers & Fools
3.When Children Cry
4.Straight for the Heart
5.Tell Me Why
6.Don't Talk to Strangers
7.I Will Be There
8.This Time
9.Tears
10.Sea of Promises
11.Brothers Without a Name
12.When You're Gone (Live)

Lucifer's Friendの再結成後、初の全曲新作のアルバム。聞いて驚いたのは、前作の新曲4曲と打って変わって、サウンドが"Sumogrip"と同様な方向性に大きく振られたきらびやかな仕上がりだったことだ。Lawtonが"Sumogrip"を「オーバー・プロデュースだ」と切って捨てたという話を聞いて少しがっかりしたことがあるが、あの最高傑作の路線に戻ってくれてとても嬉しい。収録されているナンバーも捨て曲なしの粒揃いで、"Sumogrip"に次ぐ大傑作と断言できる。最後に2016年の初来日公演時のエンディング・ナンバーをライブ収録しているのも粋な計らいだ。同曲はHessleinがコンサートのエンディング用に用意したものをLawtonが聞いてサクッと詩を付けたものだそうだ。日本でのライブにちょうど良いではないかということで、披露する運びとなったらしい。
本作の表ジャケはPeter Hessleinが描いた"The Fallen Angel"という絵を用いて彼の息子のAlexanderがデザインしたものだそうだ。また、マスタリングを担当したSimon Hessleinも彼の息子で、ニューヨーク在住でプロデューサーとしてかなり成功している人らしい。なお、プロデュースとミックスを担当したTommy EggertはドラムのStephan Eggertとは血縁関係はないとのことだ。
日本語解説と帯を添付したプチ日本盤(マーキー・インコーポレイティド/MAR 162654)もリリースされた。

Too Late To Hate
(Hellion Records/HEL 1182)

ブラジルのHellion Recordsからリリースされたブラジル盤CD。ブックレットが乱丁なのか、オリジナルの1-2ページと5-6ページがそれぞれ入れ替わっている。

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