「痛快！経済学」

著者：中谷　巌
発行：集英社インターナショナル
（１７００円）

経済学の初学者向け
理系の勉強をしてこられた方がはじめて経済学を勉強される場合や、学生時代に勉強したが忘れてしまった人などにはうってつけのテキストです。日本のトップレベルの経済学者の1人、中谷先生がたいへん分かりやすく基礎理論のエッセンスを解説されています。
 

「入門　マクロ経済学」

著者：中谷　巌
発行：日本評論社

経済学を基礎から学ぶ内容です。大学経済学部終了レベルまでの内容を網羅していると思います。全約５６０ページほどのやや厚いテキストですが、わかりやすく解説されています。本格的にこれから経済を学びたい人向け

「だれでもわかる経済学の常識」

著者：脇山　俊
発行：産能大学出版部
（１８００円）

入門レベルのテキスト。国際経済を含むマクロ経済に重点を置いています。（ミクロ経済学は割愛）
基礎理論の解説のみならず、経済学の現状での問題点も指摘されています。入門編として読んでもたいへんわかりやすく、またある程度知識が深まってから再読しても、新しい発見と言うか、刺激を受けます。
著者の脇山氏は、１９３6年生れ、東京大学卒、スタンフォード大経済学修士、通産省、埼玉大学教授、世界銀行ローン・オフィサーなどを経て、デュポンなど民間企業に勤務しつつ、国際協力事業団のアドバイザーとして発展途上国などの産業政策に関わられた方です。（全約１８０ページ）

「入門　マクロ経済学」

著者：佐々木　宏夫他早稲田大学の教授、助教授陣による共著
発行：中央経済社
（３２００円）

経済学を基礎から学ぶ内容です。初級から中級レベルのマクロ経済理論をわかりやすく解説されています。（全約２３０ページ）

 「エコマネー」

著者：加藤　敏春
発行：日本経済評論社
（２２００円）
 

 著者の加藤氏は東京大学法学部卒　通産省勤務、東京大学大学院客員教授を経て国際大学グローバルコミュニケーションセンター教授　
氏の提唱するエコマネーとは地域通貨の中でももっとも先進的な２１世紀の「お金」であり、すでにいくつかの自治体で実験も行われています。
さまざまなコミュニティーサービスを地域のメンバーが互いにやり取りをするときに使われる「あたたかいお金」。利子は付かず信用創造もしない。この新しい「お金」が新しい経済とコミュニティーのあり方を創造します。
氏はこの理論の前段階として既存の経済理論をたいへん緻密に検証されており、その内容も詳しく解説されており、たいへん勉強になります。
 

「入門・経済学」（第２版）

著者：伊藤元重
発行：日本評論社

東大教授伊藤元重氏による入門テキスト。わかりやすく面白く書かれています。このＨＰで引用したベビーシットクラブの話は、第２版に記載されています。（第１版には記載なし）（全約５３３ページ）

「入門・金融」

編者：吉野直行・高月昭年
発行：有斐閣

吉野直行氏他大学教授陣による共著。紙幣の成り立ちや、ヘリコプターマネーによる造幣がインフレを引き起こす伝統的な理論などをこのＨＰで引用しました。