コリドラス病気キャリア論
〜見た目が元気なコリドラスでも実は病気のキャリアーであることがあり、そのコリドラスが持ち込む菌によって抗体を持たない別のコリドラスが病気を発症することがあるのではないか。〜
仮定
◎それぞれの水槽の中、あるいはコリドラスが、病原菌A、B、C・・・と一種類ずつあるいは数種類の病原菌がいる、あるいは、水槽に菌はいないか、コリドラスが菌のキャリアあるいはノンキャリアの状態である。
発症するパターン
●既存のコリドラスがいない水槽に新しいコリを入れると、全滅してしまうパターン
・キャリアAのコリドラスをBの菌がいる水槽に入れるとBに対して抗体を持たないので発症してしまう。
●既存のコリドラスがいる水槽に新しいコリを入れると、全滅してしまうパターン
・キャリアBCのコリドラスをキャリアABのコリドラスがいる水槽に入れるとBの菌に対してはそれぞれのコリドラスに抗体があるが、キャリアBCのコリドラスにはAの抗体がなく、キャリアABのコリドラスにはCの抗体がないの、で新しいコリドラスも、もとからいたコリドラスも発症してしまう。
●既存のコリドラスがいる水槽に新しいコリドラスを入れると、新しいコリドラスだけ死んでしまうパターン
・キャリアAのコリドラスをABの菌がいる水槽に入れると新しいコリドラスがBに対して抗体を持たないので新しいコリドラスだけ発症してしまう。
●既存のコリドラスがいる水槽に新しいコリドラスを入れると、既存のコリドラスだけ死んでしまうパターン
・キャリアABのコリドラスをBの菌がいる水槽に入れると既存のコリドラスがAに対して抗体を持たないので既存のコリドラスだけ発症してしまう。
発症しないパターン
・キャリアAのコリドラスを無菌状態の水槽に入れても発症しない。
・キャリアAのコリドラスをAの菌がいる水槽に入れてもAに対して抗体を持つので発症しない。
・キャリアABのコリドラスをキャリアABのコリドラスがいる水槽に入れても互いに同じ抗体を持つので発症しない。
・コリドラスの抵抗力が新たな菌に対して勝っている状態である。
発症のリスクの高低としてそれぞの項目が当てはまるほど、リスクが高まったり、低まります。
リ
ス
ク
大 |
↑
↑
↑
↑ |
・ショップでのトリートメントなし
・入荷直後
・病気になりやすいコリドラスとの混合販売
・病気にかかったコリドラスとの混合販売
・自宅でのトリートメントなし
・すでに生体がいる水槽に放流 |
リ
ス
ク
小 |
↓
↓
↓
↓ |
・ショップでのトリートメントあり
・入荷されて時間が経過している
・混合販売の場合、他に病気や調子の悪そうな魚がいない
・自宅でのトリートメントあり
・購入したコリドラスのみでの飼育 |
|