天  象

 題・・・  宇宙夕日空気天気天災        

 






















題へ

一覧へ

















































題へ

一覧へ






























題へ

一覧へ

























題へ

一覧へ


















































題へ

一覧へ

















































































題へ

一覧へ






















宇 宙
天 地
太 陽















地球

















名 月

残 月
昼の月




夕 日









夕焼け












流れ星








影法師





空気



青空

天気















ちぎれ雲

茜雲
夏の雲
冬の雲





















通り雨

京の雨

春雨


菜種梅雨

喜雨
恵みの雨


雨漏り
豪雨

梅雨





雨季



夕立





稲光

雨宿り

秋雨
しぐれ


























向かい風

春風





台風









秋風


木枯らし



北風
もがり笛
空っ風
隙間風
四季の風
春一番



春二番
風紋














初雪
新雪
粉雪

あわ雪
ぼたん雪
深い雪

吹雪
雪おんな


雪化粧
雪うさぎ
雪合戦


























根雪
雪国





雪の村

雪下ろし
豪雪




雪まつり
春の雪
地震

天災
宇宙レベルでわたしも砂の一粒よ
神様の知恵すばらしい天と地と
太陽を見つめて稲は受胎する
人は裏切っても太陽は裏切らず
太陽の下で好きだと言える人
太陽へ癒えたからだを見せに出る
臍がよろこぶ太陽と白い砂
太陽をいっぱい盗みホテル建つ
太陽を吸った布団へすぐいびき
太陽を無視して使う乾燥機
太陽の目にはこしゃくな乾燥機
赤い陽はゴッホ以来を燃えあがり
何事もなかったように陽が昇る
朝日いま直線となり杉を抜け
陽がまぶしい女のものを小さく干す
車椅子日陰に止まり息をつく
向日葵を捨てサルビアに傾く陽

地球はまるい羽田発羽田着
雪 霏々と地球は冬に試される
さわやかな記録地球は青かった
葛藤も包んで地球自転する
いつかまた逢える地球はまるいから

またいくさしてる地球を見てる月
イメージもアポロ以前と以後の月
もめごとを聞いて出た夜のまるい月
月ばかり冴えてプロポーズが言えず
叱られた窓に味方のような月
愚痴みんな吸うてくれそな月あかり
あまりにも月がきれいで言えぬ嘘
うそついて見上げる月の丸すぎる
よい人とよい話聞く月あかり
花火消えあんな所にお月さま
過疎捨てて田毎の月が胸に住む
灯を消して借景を呼ぶ月の縁
名月も人それぞれの暮らし向き
満月のその青さから逃げられず
悔恨の目に残月が突きささり
蛸梅のあたりひっそり昼の月
いさかいを真昼の月に笑われる
石女が暗示にかかる昼の月
昼の月消え戦いの顔つくる

テレビっ子が知らぬ夕日の美しさ
人間に明日を与えて夕日落つ
陽は沈む試行錯誤の人生譜
驢馬せかす夕陽の色に鞭が鳴る
馬賊に追われたころと同じ陽が沈む
音たててある日夕陽は沈みたい
陽は海に落ちゆく霊柩車は走る
ふもとからむらさき色に染む暮色
落日の古都を影絵にする甍
沈む陽を惜しむ奉仕のかんな屑
夕焼けに嘘のない日が暮れてゆく
夕やけをあしたも見たいから寝よう
夕焼けてひと美しい刻を持つ

ロケットよ星座のロマン消さないで
星が見ているほおかむり尻からげ
出直してごらんと星にささやかれ
星空をきれいと思う夜勤の目
星空を見上げて泣いた日は遠い
星はきらめき人間は堕落する
護送車へまたたく星がひとつあり
だまされて星の降る夜の美しき
ちりばめた星の数ほど耐えてきた
ドラマいま終焉となる流れ星
流れ星うまく別れの口火切る
つまずいた闇の深さへ立ちくらみ

煙突の影は屋根から屋根へ折れ
あるときの影が寂しい姿勢とる
一人ぼっちの影に野犬がついてくる
一直線に歩む男に影はない
影だけが見捨てずついて来てくれる
影法師きみもそんなに楽しいか
影法師不平言わぬはお前だけ
影法師も頭を下げてわびてくれ
遺すものなき老醜の影法師
宿命の絆が重い影法師

張りつめた空気の中へ遅刻する
大空は飛ぶためにある羽づくろい
人は地にあふれる空の美しさ
空と水がきれいだったと釣って来ず
青空を信じて生きる車椅子

出無精の親に都合のよい予報
気象台には気の毒なほどに晴れ
気象庁所によりとうまく逃げ
天気予報手で台風を移動させ
外れても訂正がない測候所
測候所開所以来のことばかり

動く雲動かぬ山を見て暮らす
紺青のさびしさに住む雲一つ
寝ころべばわが魂も雲になり
喝采の後の空しさ雲流る
出稼ぎの父あの雲の下あたり
遠い空子の住む方へ動く雲
流れ雲追うて故郷へ遠く住み
極楽を雲の行方にふと感じ
煙突は雲になりたい煙はく
ちぎれ雲裂かれた愛の絵図に見え
継ぐ筈の子は出て行ったちぎれ雲
安楽死など思う日の茜雲
視野いつか幻となり夏の雲
美しい絵ばかり書けぬ冬の雲
廃坑に泣きだしそうな雲を吊る

雨の日の司会は雨を先ず詫びる
ショバ代と呼ぶ商売に雨が降り
日銭追う生活に憎い雨が降る
絹糸の雨にしておく療養記
背かれて雨を聴く夜の花の首
窯元の抹茶に旅情添える雨
旅人に岬の雨は横に降り
ふるさとの雨がひとりの母へ漏り
雨の日の安堵は農耕民の血か
雨の日の父コロンボにどこか似る

雨うれしママがおうちに居てくれる
悲しみの消せる雨なら濡れてゆく
確率は低くも降れば傘が要り
ああ今日でよかった雨が窓を打つ
雨の日は雨の美学の傘の列
貴方待つたのしさがあり雨の駅
救急車雨は小さな町を打つ
水面みな釘打つような川の雨
すじがきの通りに行かぬ通り雨
通り雨すぎればこころまた乾き
国賓へ桂離宮の銀の雨
宿帳に妻と書いたは雨の嵯峨
雨戸繰るまで気がつかぬ春の雨
夜ざくらも初ナイターも小ぬか雨
春雨にさえ身構えるゼロ地帯
菜っ葉服のしめりが抜けぬ菜種梅雨
勝訴より身体を返せ菜種梅雨
喜雨という意味も都会と田舎の差
人も木も恵みの雨と息をつく
野球にもあった恵みといえる雨
減反にしても恵みの雨を待ち
手抜きした工事を雨にあばかれる
畦塗りの手抜きを豪雨見落とさず
豪雨でも団体さんのスケジュール
アイロンのぬくみ着て出る梅雨に入り
あじさいのこころになって梅雨を待つ
金にならぬ内職梅雨の手くらがり
立ったまま梅雨の書斎のひろいよみ
愚痴弱音吐く戸がきしむ戻り梅雨
愚痴多い老いの孤独へ雨季がくる
日銭追うくらしの中に雨季がくる
母と組む二人三脚から雨季に
梅雨明けへ解禁のよう花布団

夕立に顔を洗った鬼瓦
猫捨てた人を夕立呼び戻す
夕立は女でいえばヒステリー
夕立がすこし豊かな午後にする
かみなりでおどし夕立それて行き
陽性の雨雷を道づれに
稲光叱曹フ声を天にきく
稲光この世に裁くものがある
自動扉にうっかり立った雨宿り
ひととこにおれぬ短気な雨宿り
秋雨前線おんなの髪はみな湿る
あの山のしぐれがここへ来る大原
風誘う落ち葉しぐれに峯の寺

いつもより風を重たく感じる日
波風を立てまいじっと目をつむる
風折れのない柳にもなり切れず
日の丸を出せば明治の風となる
旅をゆくすでに心は風の中
その上に風が背を押す下り坂
紀行文風が見えたり話したり
自己流に生きて冷たい風あたり
小心を五月の風にふくらませ
風の音の中であなたの音を待ち
帆の私語に耳をすませて人を待つ
風の向きいくたび変わる女ひとり
頂上に立つ極楽の余り風
実印を押して帰ると風が鳴る
思い出の果てまさぐれば風の音
生あれば逢うて聞きたい風の音
飽きること知らぬ馬券が風に舞う
風媒花みごとに風を信じきる
風車あなたの愛の風にまう
風に身を任せる風にまだ逢えぬ
シャネル5番の風には弱い男たち
風だけが知っている風の通りみち
金借りた身を意識する風の街
待望のトップの座には風ばかり
ジンクスを破る気負いへ向かい風
可能性たしかめてみる向かい風
春風へ身ぐるみ置いて来たおんな
死に急ぐことは無いぞと風は春
栄転も左遷も同じ春の風
みどりの風にとても生きたくなってくる
自己主張はしている風の中の葦
風海を吹く時海の色となり
台風は土佐湾にいる板を打ち
台風が近い追う雲逃げる雲
台風が来るという日の海の色
台風の目の中で見たあかい花
台風へなすすべの無く飯を炊く
島貧し台風さまの通り道
台風が塑像のような村にする
台風がめぐみの雨をおいて逃げ
台風の罪をお陽さま詫びにくる
台風一過やかましい庭の虫
濯ぎ物がツイスト踊る秋の風
風の演技すすきは銀の波を打つ
秋の地図ひとり歩けば風が鳴る
木枯らしに冬の序曲を舞う枯れ葉

日銭追う指木枯らしを意識せず
亡母おくる木枯らし笛を吹いて来る
北風が口笛を吹く三の酉
もがり笛さすらい人の胸に鳴る
からっ風となりの土がうちへ来る
龍巻になるかも知れぬ隙間風
雨戸打つ四季の風にも歌がある
春一番女すかさず翔ぶ構え
ミニの膝春一番は容赦なし
春一番心の扉あけてみる
春一番別れ話に行くショール
重ね着を一枚脱いで春二番
寝ころんで聞く風紋の独り言
風紋を歩くひとつの和を思う
風紋へそれぞれ自信持つカメラ
みんなでて良い雨だった虹をみる
スプリンクラー土の渇きに虹をくれ
虹の橋わたる気はないかたつむり
無に還るとき大いなる虹が立つ
老いても女奇跡の虹を待ち続け
虹に手が届くと足を引っ張られ
虹を追いすぎて小石にけつまずく
観音の渡らせ給う京の虹
虹が消えても縁側にひとりいる
空を翔ぶ若さよ虹につまずくな
来てはならぬと亡父が手をふる霧の中
逃げる身にロマンチックでない夜霧
初雪は目立たず舞うて認められ
新雪が心と書いた心字池
粉雪に雪崩の恐さなど見えず
背信の記憶こなゆき胸にふり
あわ雪は自然の中のはにかみ屋
メルヘンの世界へ誘うぼたん雪
深い雪影絵のように人うごく
ひとり住む母を気づかう深い雪
吹雪して思うまい人遠く住み
雪おんないまも遠野に語りつぎ
雪女のように吹雪の駅に降り
雪の夜の幻想美女が戸を叩く
清らかに阿蘇の寝釈迦の雪化粧
雪うさぎなんてんの目がないている
雪合戦雪はどちらも味方せず
道はぬれて花見小路に雪が舞う
ねぎ畑も桂離宮も同じ雪
貧富の差知らない雪が重く積む
生い立ちを語り終えると雪になる
雪の日の花時計から思慕となる
消しがたき雪の白さに逢いにゆく
降りしきる雪に逢いたいひとがいる
踏みしめる雪が別離の音となる
限りない哀愁雪に埋めておく
海に散る雪かなしみの彩をもつ
雪こんこ人を送って出た路地に
雪が降る唇にのる童うた
海へ降る雪へ貧しい子守唄
マッチ売りの少女来そうな雪がふる
雪が降る昔ばなしがしたくなる
まっ白い雪が降るから救われる
富士山を絵にした雪が人も呑む
雪の白さを知ったのは遭難者
人も船も沈んだままに雪が降る
誰のため働く雪はしんしんと
シグナルに雪青く降り赤く降り
雪の日の車内暮らしの色で濡れ
雪の旅くらしの雪の愚痴を聞く
雪ぐつを借りれば雪が鳴る旅情
左遷地の雪と地酒に住み馴れる
シベリアの苦労を話す雪が降る
あきらめることのみ多し根雪積む
雪国の湯けむりが呼ぶコマーシャル
雪五尺住めば都のここに人
雪国の人にも酷い雪が降り
ふるさとは雪国という肌を持ち
出稼ぎへ雪の重さを子の便り
出稼ぎの便り心の雪が解け
男気が抜けて埋もる雪の村
大漁の魚もてあます村の雪
よそ者の目に美しい雪下ろし
豪雪地住めば都とわりきれず
豪雪に隣は遠いものにされ
電線をまたぎ世紀の雪に会う
雪景色どころではない雪に住む
命がけのくらしが雪の下にある
雪まつり花の便りもある日本
石仏の顔からとける春の雪
地震予知台風並みにならないか
震度5へガラスの雨が降る日本
天災と思い天罰とも思い
安井 久子
広瀬 反省
北島 醇酔
曽根 幸広
中島 マリ子
中津 泰人
成貞 可染
柿本 辰水
矢坂 花澄
山本 幸水
村田 ひろし
生島 白芽
乾  邦政
佐藤 花江
大村 美千子
水谷 深泉
澤  車楽

内藤 凡柳
甲斐 芙二枝
南出 陽一
西岡 柳城
柏原幻四郎

岡本 かくら
北原 晴夫
石井 玲
樋渡 義一
堀内 一念
中西 こう
園田 蓬春
森景 かつゑ
西村 芳川
太田 清子
高橋 武郎
生駒 みづゑ
宮口 捨三
吉田 吟泉
内藤 凡柳
安部 光子
佐々木 芳正
大村 美千子
中野 アキオ

牛島 義隆
加藤 香風
明下  明
指方 重幸
二川 三語
奥田 新吾
池田 有明
小山 悠泉
成川 胡藤子
小野 重格
外山 冬四郎
右近 志秋
岩橋 芳朗

越智 くに子
源田 琴波
松宮 功天
定本 イツ子
雁谷 陽子
高丸 思笛
植松 千花繭
藤原 葉香郎
南野 敦子
小林 八朔
丸山 千代
志津 光子

岩田 良信
滝井 竹郎
藤本 芝風
河野 無塩
楢原 チエ
瓢 呑舟
米沢 暁明
山田 蛙水
井関 滋啓
森本 柳枝

大和 柳子
鈴木 丙午郎
藤原 葉香郎
守屋 宝山
岡田 石陽

米田 勝彦
前原 淡雪
高橋 六根
市丸 方子
天羽 桂三
江南 陽州

多納 巷雨
逸見 監治
大和 条一郎
吉田 良
田岡 千里
木村 驢人
佐々木 鶴江
冨士野 鞍馬
永田 暁風
和田 たかみ
吉田 湯北
内山 憲堂
村上 孝一
河内 さい子
花野 秀光

田中 南都
水谷 しげる
池渕 季木
古川 日曜
永田 暁風
島田 竜童
岡村 嵐舟
笹本 一美
奈倉 楽甫
長谷川 伸司

八木 芳水
古川 洋子
櫻井 長幸
木下 愛日
山田 寒句
貴田 金星
東野 節子
中村 銀糸
内山 憲堂
北村 m 
保木 寿
楠神 康司
下矢 曲豆
木下 愛日
小林 愛穂
古川 一高
川部 幸太郎
吉田 凡茶 
鈴木 功子
中尾 飛鳥
定本 広文
甲斐 博美
惣川 秋良
遠矢 びん子
小宮 美奈子
平賀 隆子
上松 爪人
鋳谷 京糸
末定 三和子
桜井 真佐子
古川 静江
森中 恵美子
岩本 正勝

波  つよ志
本庄 東兵
山下 柳蛙
河内 さい子
田名部 修三
山口 松枝
東野 節子
滝井 竹郎
古下 俊作
大谷 静園
永田 暁風
岸本 水府
藤原 聡明

中村 淑子
千手 澄
黒岩 吉子
今井 ちかゑ
番野 多賀子
明石 柳次
岡田 俗菩薩
池原 喜美子
岡田 悦喜
克  ひろし
片岡 直人
野田 伸吾
佐藤 翠柳
世良田 泰三
中野 風花
中村 銀糸
金泉 萬楽
大城戸 悠水
大道 美乙女
臼井 はな枝
郷原 麦人
中村 重治
加藤 翠谷
一色 美穂子
下川 真稔
武藤 伶子
浜脇 春江
高橋 節美
井上 弥生美
酒谷 愛郷
酒井 路也
杉原 正吉
亀山 恭太
高橋 弘吉
桂  枝太郎
相島 毅一郎
塩谷 幸子
貴田 金星
藤森 弘子
藤野 チヨ
山田 甫石
池田 三朗
飯田 敏子
篠崎 扶美子
谷川 久仁子
桑田 唯石

邑中 都詩子
武邑 鉄心
高橋 昇三
佐藤 翠柳
櫻井 長幸
海堀 酔月
金川 佳鳴
村山 守次
江口 信子
能勢 孤高
岡田 千夜
円波 三千子
三好 呂生
森中 恵美子
梶川 蘇堂
山川 泰陽
指方 重幸
長沢 三麓
片岡 つとむ
田内 文子
酒井 光楼
岩田 土筆
安武 九馬
鋳谷 京糸
佐東 佐久
田中 一窓
山田 寒句
大谷 静園
谷岡 不可止
山口 貞美
上畠 俊一郎
山本 寿恵広
小山 悠泉
浅岡 時穂
小森 靖江
藤原 葉香郎
神谷 娯舎亭
西 沙英子
田内 文子
秀島 千代
東野 加寿子
木本 如洲
木下 愛日
神谷 娯舎亭
高木 一男
中田 たつお
杉原 正吉
寺本 つねお
高山 涼髪
高丸 思笛
田中 玉枝
高丸 思笛
田中 千鶴子
村岡 黎子
平尾 卓三
東野 加寿子
外山 あきら
竹山 逸郎
小林 桑太朗
中島 和子
田中 登志
水永 ミツコ
末光 也寸絵
小林  泉
久山 一文
田中 南桑
久米 鳴石
高橋 武郎
兵頭 まもる
金泉 萬楽
村木 碧水
佐々木 喜久楼
奥田 松子
西川 西揚
樋渡 義一
大谷 静園
宮城 亜亭
笹本 川太郎
天野 芳風
飯原 啓二
河合 実世子
小笠原 一郎
岩橋 芳朗
神谷 かをる
青木 史呂
柏原 大然
小森 青桐
岡田 恵方