季 節・・・ 四季(春・夏・秋・冬)その他

暦 日・・・ カレンダー朝・夜12月・年の暮




















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大晦日


日本に春が来た来た貸しむしろ
あしたから春という日の酢の匂い
名木が菰に抱かれて春を待つ
日だまりへ春を見つけた移植ゴテ
春浅く土工のひとり為替くむ
春よ来い心とがった人ばかり
何かなしギター弾きたい春の宵
どう春を演出しよう裁ちばさみ
憂きことのなければ春の急ピッチ
風車売る夫婦も春の顔をもつ
好きな色ばかり溶かして春を画く
春はよし合格の顔さらによし
春の野に放つわが子よ高く翔べ
残業の日曜毎に春が過ぎ
だまされた不覚も春のせいだろう
春の琴たもとにふれてさえも鳴る
春風駘蕩おんなと語るなにもなし
二分咲きの不満も酔いがまわるまで
春眠の体温計がすべり落ち
子を落としそうにねむたい春の汽車
陽炎の中で蛙に見上げられ
花も人も健康色の夏はよし
仏壇の花のあえぎと夏を病む
うちは開けビルは閉めきる夏の陣
胎動の強さに夏を励まされ
にんげんに臍あり夏をたのしまん
夏を稼ぐ人には夏の短すぎ
せめてもの救いは夏の米が減り
正直に嘘がつけない炎天下
暑さから逃れられない座禅くむ
花氷ある日美女のキスをうけ
夏帽子きらきら妻の花畑
包丁が待ってた秋の味がくる
日本に秋絵画展書道展
日展の余韻を歩く菊日和
七十の肩で栗売る秋がくる
独身貴族自負していても秋淋し
ブランデーグラスかちりと秋が澄む
おろかなる馬券へ秋の空が澄む
風鐸の高さへ動く秋の雲
山頭火しぐれて秋の彩になる
秋を先取り真っ白に障子はる
朝顔が小さくなって秋の私語
大自然の魔術全山朱に染める
深み行く秋に思い出二つ三つ
里の秋ふみしめ父の墓洗う
秋はひっそりと飼い犬の一周忌
離農する里はもみじの客で混み
冷害へ実りなき村牛を売る
冬が来る酒という名の不凍液
金魚鉢いっぴきだけの冬に耐え
季語冬に入るか石やき芋匂う
騙される男も持たず冬の天
コンセントみんな使って冬籠り
頼りない日差しの下でいりこ干す
ジャンボくじ当たれば冬眠するつもり
ふるさとの感触を踏む霜柱
通された座敷も冷える京の宿
つくばいの水もさすがに京の冷え
竹を編む手にふる里の冬がある
慰めの言葉は持たぬ冬の海
厳しさが足らぬと叱る冬の海
待つだけの日々に女の四季がある
自然から教わる四季のすばらしさ
四季ありて絵ごころ母を老いさせず
台本にない人生に四季めぐる
滅びゆくやまとの里の雪月花
嘘のない夫婦にめぐる雪月花
雪月花母の想い出たんと持つ
季の狂い服を脱いだり重ねたり
騙しっこ季節感ない茄子胡瓜
国は滅びず雪が降り花が咲く
北斎の波はジャパンのカレンダー
カレンダーの一月政治変わらない
優柔不断カレンダーが追って来る
出稼ぎの便り途絶えたカレンダー
日めくりをやぶれば朝の音がする
日めくりの一枚何と重い日よ
日めくりの厚みにいつも騙される
日めくりの残りすくない冬の音
盛運の年と暦に励まされ
縁談に無口な父が暦繰る
退院の日取り暦を見て決める
大安の今日も救急車が走る
暦剥ぐきょう一日の罪をはぐ
まんまるい月にこよみを出して見る
素直には笑顔がついてこない朝
貧しさのはじまる朝の火をおこす
パン跳ねるひとりの朝の哀愁に
時間とのたたかい朝の靴の音
陽はひとつされど迷いの朝がくる
素晴らしい朝雲水が軒に立つ
快い朝だと思う正信偈
朝あさの祈り背骨に棲むは誰
ご破算で今日に賭けよと朝が来る
二軍落ち子には言えない朝を出る
お早うといえぬしこりがまだ残り
浮き草のように流れて夜を生き
女ひとり氷の夜と火の夜と
すだちの香女ひとりの夜を満たす
口で勝ち心で負けて夜が更ける
生きる灯を点す屋台の夜の底
胸張って帰る遊びでない徹夜
粗衣かばう夜のベールよありがとう
約束の品です徹夜にはふれず
あと一分などと五分もしゃべられる
モーニングサービス妻がありながら
片隅に不倫が咲いてティータイム
時計はずして自分の時とする
ふれ太鼓街を昔に戻す音
苦労する姿むかしはたすきがけ
昔なら此処で鉄拳とぶところ
昔むかしここは城下の人斬り場
昔ならもののけにするノイローゼ
子育ても違えば違うひと昔
藷掘れば飢えた少女の日を思う
常識に明治大正昭和の差
信念と反骨譲らない明治
筋通す若さを明治あぶながり
御名御璽までを明治の記憶力
ラッパ節明治はのん気そうに見え
ハネムーン伊勢で満足した明治
今の世にあきれてばかりいる明治
明治百年勤王の志士出て来そう
横文字に弱し大正遠くなり
大正の恋はさびしい枯れすすき
大正はハイカラというほめ言葉
大正の抵抗軍歌うたわない
昭和ヒトケタなかなか捨てぬパンのみみ
母の過去女の過去として聞かせ
襟芯をほどけば母のつらい過去
身構える女に暗い過去が棲む
追憶を探るとそこに傷がある
傷口に触れると過去がしゃべりだす
そっとしておいて下さい過去は過去
過去は過去許してもらう日付印
断片を拾い過去から出ぬ女
過去の傷埋める砂丘へひとりくる
過去一つ波打ち際へ置いて来る
薄れ行く記憶の中の数え唄
傷だらけの過去ハンガーに眠らせる
過去ひとつ怨念となり腹に住む
恵まれた過去ばかり言い不幸せ
静止する独楽にも過去と未来もつ
掘り返し埋め戻し過去消えて行く
風化した過去美しい走馬灯
窓ぎわに居て栄光の過去を追う
タイムカプセル未来に夢を織り交ぜて
しごかねばならぬこの子にある未来
バラ色かグレーか知らず読む誓詞
駄馬は駄馬なりの未来を積んで行く
二十一世紀日本に鴉だけ残る
雑草のような子にある未来像
毎日が吉日貸しも借りもなく
美しく消える日のため燃える彩
塔を見るこころに翳り射す日なり
アリバイのない一日が素晴らしい
ごろごろと寝てるひと日もわが歴史
一日はながし一年すぐにたち
ひと月の長さ煙草をやめてから
ハイミスの理想に容赦ない月日
友もまたかくして老いぬ木綿針
ビデオ撮り十一月に年明ける
ハガキ買う列一年は束の間に
年度末予算を使い切る苦労
アクセルを強く昨日がふっきれる
ともかくも今日が終わった胡瓜もみ
子を寝かせつけても今日がまだ残る
絶叫のロックに明日が託せるか
喝采はなくとも明日にはげむ道
明日のない男が過去を喋りすぎ
明日の地図などは持たないコップ酒
疑いを持たぬあしたへ米をとぐ
明日吹く風に甘えてばかりいる
釘長し短し明日のことにする
夫婦して明日のドアのキーを選る
無精髭落とし毅然と明日へ立つ
明日こそよいことがある明かり消す
美しい別れあしたの地図を買う
美術館から寄席へ回って日曜日
日曜のあなたと歩く分譲地
ジャガイモもぼくもころがる日曜日
療養の妻へ日曜とって置き
テレビ馬鹿になって事なし日曜日
ゴールデンウィークうちは歩くだけ
休日を待ってた妻がこき使い
忙中の閑まる一日を妻といる
十二月八日忘れず手内職
ため息を一枚めくる十二月
右往左往しているうちに十二月
胃袋に手をのせて飲む十二月
甲斐性がどうのこうのと十二月
十二月私をかくすみのがない
夕暮れの記憶ばかりの十二月
寛美ほど馬鹿にもなれず十二月
どこからも金は届かぬ十二月
好きな人から風邪をもらって十二月
貸し借りのない十二月花を活け
遊び球投げるゆとりはない師走
恩というつけが回って来る師走
冗談も本気にきいている師走
下積みの釣書となって年暮れる
寛容と忍耐だけで年越せず
歳末の夜警のクジを当てる妻
辞めた娘が暮れの売り場へ来てねばり
何となくジングルベルは好きな曲
いいことが何もなかった当たり年
昔話居留守を使う大みそか
ふと月が頭上にあった大みそか
梵鐘を年の差で聞く大晦日
住田 三鈷
玉巻 照子
森永 布泉
立花 忠子
田中 香児
東野 節子
丹波 太路
石井 青馬
酒井 路也
蓬萃 おさむ
井上 弥生美
上田 佳風
鶴久 百万両
蔵多 李溪
博多 成光
永田 暁風
住田 英比古
澤  車楽
本田 南柳
博多 成光
福田 白影
岸本 水府
勝田 鯉千之
井上 晴天
八木 佐到子
岩井 三窓
本田 南柳
博多 成光
上山 加味夫
小林 梅野
佐伯 みどり
南野 浩三
小野 清太郎
酒井 路也
永石 珠子
上田 森子
石川 艶子
森 紫苑荘
高山 涼髪
山本 鯉影
田中 玉枝
中園 アイ子
長川 幸代
志津 光子
内田 由子
大塚 美枝子
永田 暁風
松田 咲枝
鵜飼 曳馬
田中 信幸
上田 鳴夫
松原 牛歩
森中 恵美子
志津 光子
川原 秀子
中村 小弓
相良  渉
市川 花舟
山崎 貴子
滝井 竹郎
小嶋 句月
本庄 東兵
野邊 喜美子
植松 美代子
佐々木 鶴江
植松 美代子
安武 九馬
明石 柳次
篠崎 扶美子
安藤 稚雀
曽田 糾葉
長岡 鉄火人
永井 東北
西村 芳川
中村 雷音坊
大城戸 悠水
井関 滋啓
新谷 笑痴
木幡 雅一
草苅 深根
中野 三志郎
奥野 丹景
安部 九七七
村上 愛女
田向 秀史
冨士野 鞍馬
小谷 公子
鋳谷 京糸
永田 暁風
渡辺 清子
奥田 白虎
伊藤 千代麿
高橋 正二
木野 由紀子
金沢 喜久子
樋渡 義一
桜本 克文
山田 幹男
定金 冬二
山路 政子
和田 如瓢
大槻 和子
倉本 玉代
末定 三和子
定本 広文
前原 淡雪
大木 俊秀
江口 信子
永田 暁風
岸本 水府
源田 琴波
中西 三智子
藤本 俊雄
古下 俊作
中野 秀雄
西部 郁代
綛谷 天望子
中野 三志郎
小嶋 句月
小島 存得
今村 夕路
亀井 昶彦
猪島 ふさの
田名部 修三
松浦 俊子
森  西鳥
越中 今雨
米田 鉱平
小久保 林三
田村 百合子
岡  柳二
北沢 双舟
河野 なかば
阪口 佐一
尾藤 まき
西村 芳川
山路 政子
田向 秀史
武藤 瑞こ
狗田 幸子
福井 まつ枝
玉巻 照子
川上 咲良
上野 ただし
内田 由子
鈴木 純歩
北野 真生夫
田中  英
黒川 清光
河原崎 頌石 
片岡 湖風
松岡 十四彦
大畠 いちろ
木塚 秋子
川村 まつ
片岡 つとむ
広瀬 反省
井崎 露十
梶原 溪々
大田 裕二
有山 英
河内 さい子
沢井 不倒坊
木幡 村雲
宮島 三吉
安井 蜂呂
長田 一丁
山本 嘉行
新海 照弘
大道 美乙女
水本 方円
小寺 燕子花
天広 愛子
久保田 元紀
田中 一窓
杉野 睦朗
山田 北柳
水無瀬 冨久恵
逸見 監治
船橋 正恵
成貞 可染
石川  勝
権藤 萃華
河上  保
丹波 三千子
天羽 桂三
小野 登与路
三浦 絃都
花野 秀光
前原 淡雪
相島 毅一郎
芋畑 秋空
田中 蛙鳴
芝原 路春
上松 爪人
森中 恵美子
永礼 愛介
道原 水染
槙   紫光
林   昌子
喜多 よしの
山口  卓
佐野 としお
安田 吉甫
田名部 修三
小林 佳代
藤田 光弘
松本 涼一
浅野  桂
生島 白芽