地 理・・・海・山・河・地域、その他
交 通・・・電車・車・バス・その他
通 信・・・便り・電話、他
国 日本 海 日本海 灯台 波 島 山 富士山 阿蘇山 河川 山河 湖 水郷 東京 銀座 上野 京都 祗園 嵯峨野 大文字 桂離宮 奈良 大阪 梅田 ミナミ 中之島 国内の地名 海外の地名 都会 姉妹都市 古都 公園 町(街) 下町 城下町 路地 村 過疎 コンビナート 峠 地図 略図 海図 列車 寝台車 貨車 D51 新幹線 在来線 ロ|カル線 赤字線 座席 地下鉄 通勤車 満員車 ラッシュアワー 終電車 つり革 発車ベル 途中下車 急停車 冷房車 自動車 新車 マイカー レンタカー バス ダンプカー 生コン車 タクシー 救急車 クラクション ブルドーザー 単車 白バイ 免許証 交通事故 駐車場 自転車 荷車 船 港 飛行機 ヘリコプター 空港 駅長 車掌 運転手 バスガイド 船員 駅 無人駅 伝言板 踏切 遮断機 信号 切符 定期券 無料パス 時刻表 橋 歩道橋 陸橋 道 近道 回り道 坂 歩行者天国 ハイウエー 便り 手紙 ラブレター 置き手紙 はがき ポスト 小包 切手 代筆 電話 長電話 電話口 受話器 ダイヤル 電話料 祝電 弔電 ポケットベル |
買いすぎて腐らす飢餓を知らぬ国 地球儀に食べ残す国飢えた国 言いたいこと言える日本の有り難さ 日本沈没対馬ぐらいは残りそう 日本によい名が残る花ぐもり モナリザの微笑日本のどこがよい 銃棄てた日本に生きるありがたさ ゴルフ場サファリと日本狭からず 日の丸を忘れて日本どこへ行く 日本が好きで帰化する大男 日本を愛する理屈などいらぬ 世が世なら甲種合格ふえた日本 アメリカの腰巾着という日本 この狭い日本のどこも見ておらず 忘れたきことあり海へ来てしまい あと一人見つからぬ海荒れ狂い 原色のシャツ若者に海がある 父にまだ一本釣りの海がある 海の青二つに割って漁夫帰る 海の広さを知らず養殖魚が太る 妥協せぬ海が大きく横たわる 海が好き海の恐さも知っており 海へ行こう裸でうそのない広場 海の子の唄がうたえぬ海となり 残照の海辺私も朱に染まる 我が青春海で咲かせて海にすて 本当の男育てる海が荒れ 神々の返事が夜の海にある 肩の荷をおろしてみよう春の海 北の海流人の塚は陽に染まる 海鳴りへ江差追分溶けてゆく 満ちてくる海の高さにうろたえる 笹舟に海の広さは教えない 日本海日本をけずる浪の音 日本海の波に男の詩がある 悟りにも似て灯台の灯を見つめ 灯台の暮らし一日だけならば おだやかな波の底まで思うまい 砂文字を半分波に盗まれる センソウハキライその砂文字も波が消す 島捨てる子へ潮騒が鳴りやまず 瀬戸内の旅島を抜き島を追い わかめ干す島に悲しい母の詩 大波も小波も島の子守歌 風媒花島に流れてきた女 子を間引く貧しさ島の語り草 Uターン島でわかめを干している 僕のいた島から先に読む戦記 南海の孤島に眠る鉄かぶと 青春讃歌親に逆らう山があり 山の声はっきり聞いて山に生き 山小屋の出会いで山へハネムーン 山があるからと登って行ったきり 人間に飽きて人間山へ来る ポスターの山は荒れない日の姿 宿の窓名のない山をよく聞かれ 山を描く人のうしろで山を見る 花の山浮かれてひと日蝶になる 秋の山十二ひとえを着て招く 冬山のこわさ眠ったままで降り 東京へあやまりに行く富士が晴れ しっかりと目にやきつけて富士を去る カーテンのまま旅慣れた富士が過ぎ 青空に煙動かず阿蘇五岳 男なら阿蘇の噴煙見て飽かず 流れても流れても河無表情 海見える頃には川も疲れ果て ふるさとの川も濁って市を名乗り 試験管へ掬うと恐い川の水 県境川の流れが逆になり 人に似る身持ちの悪い川の癖 はるかなる山河においてある憩い 霊峰を映して湖畔まだ覚めず 裸女ふたり待つ十和田湖へ雪を踏む 阿寒湖に眠るマリモの何思う 水郷は荒い稼ぎの屋形船 道聞けば東京はみなよその人 住むとこでないと東京からもどり 東京にしがみついてる四畳半 東京の悪魔が好きで家出する 東京がよいとこの頃言わずなり 大東京どっこい土筆生きている 東京がよい子をみんな連れてゆく 東京という貫録の電話帳 東京へ土産に作る竹とんぼ 耳朶に穴あけて東京から帰り よき古き時代遙拝した皇居 雲はながれながれ九段の大鳥居 シェーカーを振り東京を甘く見る 東京砂漠答えるものは留守電話 東京砂漠逞しい子になっていた 銀座銀座女が出世するところ 身辺を誰かが洗う銀座の灯 電光ニュース夜の銀座が動き出す 西郷さん睨む彼方はビルばかり 西郷さんひとり上野をたち去らず 京の昼座って食べる店を選り 箒目も正しく京の寺が冷え 吉井勇を読みたくなった京の宿 湯豆腐もコースに入れて京の旅 着こなしのよさ着倒れの京に住む 碁盤目もなぞれば塔につきあたり 専門店も京なればこそ舞扇 底冷えの京と知ってのしのび逢い やすらぎの宿やわらかい京言葉 京の春地味なデートのにしんそば 大徳寺裏は生活の機の音 大徳寺一服所望したいとこ 竜安寺弥陀より光る石がある 旅情また雨の苔寺竜安寺 肩よせる人なく時雨る三千院 立たせたい女あり三千院の春 石垣の花大原女の立ち話 ゆばの味ほめてひととき南禅寺 パントマイム壬生狂言にある心 寝ころべば床の正面大比叡 ワイパーへきっちり雨の東山 山鉾の灯を遠景に大ジョッキ ゆうべ舞妓が通った道を修行僧 舞妓から女将祗園の変転史 拭き込んだ格子きびしい祗園町 絹鳴りのかすか祗園の昼さがり さすらいの瞽女へ嵯峨野の鐘がなる 脱皮しきれず女嵯峨野の雨に濡れ 野仏のあごの雫も嵯峨の雨 人妻と逢う化野の風の音 いい時に来た大文字が燃える 古き良きこころを点す大文字 いのち長く真行草の生きる石 さすが奈良転居を鹿にのぞかれる 日英の会話の前に奈良の鹿 火袋の繕いもせず万灯籠 外人の方が静かに法隆寺 万葉の心たずねる明日香村 豆さんと呼ぶ大阪はよいところ 大阪に住んで知らない渡し舟 二十年住む大阪の地図が要り 毎朝を船場育ちは水をまく 丼池の先祖風呂敷負うた人 北浜の後場をのぞきに夜の蝶 安治川へあがった頃の倉の壁 わが青春歩いただけの御堂筋 天王寺西門までの連れになり 背に軽い母にまばゆい天王寺 曽根崎署の前はばからぬ待ち合わせ 梅田地下わが家へ帰るほかはなし 大阪に育ち梅田で迷う地下 ウメチカで会社を殺す壁新聞 一幕をのこしミナミの灯に沈む 道頓堀食べてる見てる歩いてる 焼きいもにおとくいがあるミナミの灯 さまよえる小羊今日も法善寺 法善寺朝日がまぶしかった頃 中之島もつれた恋もくるベンチ 社の違う恋の行方も中之島 緑みどり木曽十宿は山ばかり 東京へ何里馬籠の石畳 明治村明治生まれに歩をあわせ 百姓の目で見る能登の千枚田 新緑に天女の比礼か那智の滝 三十年まだヒロシマは鶴を折り 山陰の旅雨になり雨になり 春雨駘蕩博多の町をボテかつら 誂えたようにオランダ坂は雨 長崎の天へマリアの指の線 蛇皮線の音沖縄のいい情緒 日本脱出とはおこがましいグアムハワイ レマン湖の汚染スイスよおまえもか ベルサイユの雨老妻と走る庭 流れ弾にいのちを落とす大都会 日本の縮図もみえる大都会 体質を変えて都会の灯を泳ぐ 騒音の中が安堵の都会人 悪の芽も育つ都会の灯がきれい 大都会キップ一枚うろたえる 角のない鬼がうようよいる都会 子はみんな都会でくらすもみもみ機 影の無い人がうごめく都会の灯 水にさえ都会は味のないところ いつなにが落ちてくるやも大都会 嘘をつく勇気都会に住みなれる この音がないと眠れぬガード下 姉さんはどちらでもよい姉妹都市 住民にかかわりのない姉妹都市 姉妹都市どちらの水も甘くなし 四季それぞれに古都は見せ場を持っている 古都が好き鐘で目覚めのよさを言う 一枚の絵になる古都の水たまり 古都めぐる国史の素養ないままに 公園は別れ話も出るところ たこ焼きの舟公園の池に浮き 公園の砂がきれいな都会の子 オフィスが人吐き出して夕暮れる ネオン街リカという娘の佐渡なまり 人間くさい街である日の出来ごころ 辞めて行く街は生きてる音ばかり 灯がつくと昼とは別な音で街 ミュージック流れる欲の深い町 金時という氷の名街はずれ 背信の町でしたたか酔うてくる 職人の町か煙か低く這い 門前町餅屋一軒だけ残り 旧い町派閥渦巻く中に住み 緑ある町美しい人が住み 海の街あしたの糧はあしたとる この街の銀座は市場籠で混み せまい町出るほとぼりの冷めるまで ニュースソース小さい町のマーケット この街のモラル防犯灯が割れ 下町の人情よその子も叱り 下町に住み算術は知らぬ医者 城下町濃い人情にかこまれて たまにくると行事に出会う城下町 右に折れ左に折れて城下町 堀の水打って古城の町に住み 金魚売りの声まだ残る城下町 禄高が銘菓に残る城下町 路地落ち葉掃かぬこの家に利休いる 親しみは路地の霰の音にさえ 平和村今日は巻き尺要る事件 ある孤独村のはずれの茜雲 わらべ唄残して沈むダムの里 無医村に人間愛のペダル踏む 牛を売る昔娘を売った村 大太鼓若者たちは村を捨て 若ければ自分も出たい村に住み ねぎ坊主史跡保存にゆれる村 村を恋う村のはずれの石地蔵 紙をすく村で女もはたらき手 凍る手に伝統守る紙の里 過疎の村生徒ひとりのピアノ鳴る ご先祖の美田が過疎にねむりこけ 山菜をほめて住みつく山でなし 村長さん嫁さんやあい医者やあい また一人見送る過疎の葱坊主 今年また朱鷺舞い降りる過疎の村 新開地ふえるテンポで過疎がふえ 嫁も来ず牛も動かぬ過疎に生き 繰り言のように水車のきしむ音 子につなぐ夢あり過疎の灯を消さず 過疎の背に寺の重みがのしかかり 野仏にまばゆいコンビナートの灯 病む貝にコンビナートの火が赤い 七曲がり峠の茶屋のためにあり 見殺しにする峠とも知らず越す 幾度目の野麦峠で死ぬのかな 日本は赤い国なり古い地図 四季の花一度に咲かせ案内図 ふるさとの地図おふくろの顔になる 天井へ明日のいくさの地図を描く アトラスに線引きあって憎みあう いとはんと言うた船場の地図はない 山陰の地図湯煙が立ちそうな 手土産の腕がしびれてきた略図 お隣のビルを小さく書く略図 太平洋せまし海図に点と線 雪国の汽車アナウンスばかりされ 巣立つ子を乗せて定時の汽車が出る 見事なる錯覚向こうの汽車動く すれ違う向こうの汽車も日曜日 くれたがる人にも困る汽車の旅 この汽車が西へ走れば子に会える 儲け話があって女の乗る夜汽車 逢う人と別れる人に汽車が着き 鈍行で都会の秒を捨ててくる ぶち当たるだけで結べる連結器 玉手箱あけに故郷へ向かう汽車 怪物の顔で近づく特急車 ひき出しの中と車窓で思い出し この下に愛人ねむる寝台車 聖書でも読むか左遷の寝台車 寝台車いびきの下にいる不運 腐れ縁ガチャリと貨車がIがれる 貨車押され引かれ結局つき出され 握手する音が大きい貨車同士 D51の郷愁煙撮っておく 去るものを追うD51へファインダー D51の終点空も川も澄み 岡山で雨追い越してきたひかり ひかり号母のおむすびたべそこね 語感にも在来線のあたたかみ ローカル線まだ広重の匂う宿 元気でなローカル線にある別れ ローカル線この終点に好きな町 お遍路さんだけが乗ってる赤字線 赤字線駅の花壇のゆきとどき うつり香ものこして席を恵まれる 団体で汚したあとの指定席 車窓ひとり枯れ野は心より続く 譲られる席もそのうち慣れてくる 最敬礼母に座席をくれた人 棚の荷物とちぐはぐな席があき 車内売り子持ちのそばへ籠を置き 席の番頼んだ方は食堂車 苦労した切符と空いた自由席 地下鉄に乗る階段を登らされ 地下鉄の風に四季ある勤め人 息抜きにほどよい距離の通勤車 網棚へ負けてくやしきスポーツ紙 満員車うなじきれいな人も押し 満員車人間扱いしてくれず ラッシュアワーわが年ごろの人乏し 生きてゆく顔だと思う朝が混み 訛りある声でラッシュをさばかれる 終電車一番いやな顔写す 終電車なんにんの妻起きて待つ 着崩れと化粧くずれの終電車 それぞれに何をしてたか終電車 出世せぬ顔がつり革二つもち つり革に連帯感の満員車 つり革のみな酸欠の顔ばかり 雑兵なればただつり革をしかともち いま何か言わねばならぬ発車ベル 発車ベル一人はレンズから送り わが意志にそむき車両が動き出す 夕映えの瀬戸内が好き途中下車 疎開した思い出たどる途中下車 急停車横断の犬無事でした 国鉄のバカ冷房が効きすぎる 車売った息子へ肩の荷をおろし 庶民にはただ見るだけの外車ショー 青待ちの車でルージュ塗るゆとり 街角の事故は日産対トヨタ 助手席の位置で女の主導権 解体の車ロマンを語らない 死に神がいそう中古車展示会 下取りの車よどこの墓にゆく 交通戦争などと車を敵とする 車から怒鳴り歩けば怒鳴られる 放蕩息子持ったつもりで買う車 エンジンをかけて見張りが待っている 百姓を継ぐ条件に買う車 お車がまいりましたと追い出され 牛も馬もいない新車のある農家 子に新車買う私も阿呆な親 マイカーというささやかな天国よ マイカーで失業保険とりに来る 自家用車西瓜も海へ連れてゆき 若いものそこからそこを乗る車 マイカーの窓からどなる人格者 自家用車タオルを干して所帯じみ レンタカー父娘三人歌碑と撮る バス揺れる今日の喜劇の幕開きに バス送迎女工哀史のあった町 休みたい日も確実にバスが来る 若い気で席を譲ったバスがゆれ 乗って来たバスを城から小さく見る 定刻にバスが来た朝乗り遅れ スリでなくとも掏れそうな春のバス 団体は小商いほどバスに積み 嫁入りの車ダンプを押し返し 追い越させてやるからダンプつけあがり 生コン車働きものの姿なり タクシーで帰り贅沢したと母 タクシーに歩きなさいと叱られる 乗車拒否雨がみぞれになってくる 西部ならここでガン抜く乗車拒否 救急車一寸先の闇走る ピーポーが仕事はじめの街に鳴る うれしがりみたいに走る救急車 人生の誤算へ走る救急車 救急車あしたは誰が世話になる ピーポーが隣に止まる夜のショック 音ほどに走っていない救急車 救急車うごく人から先に乗せ 口笛にかわる合図のクラクション 一輪の花へブルドーザーを降り ナナハンで育ちポルシェで勝負する ピカピカにナナハン磨く反抗期 駅伝と来る白バイはこわくなし 安全さ白バイさんの後走る 白バイに調べを受けた日も暮れる 妻と子の写真と走る免許証 免許証写真も三つ歳をとり 免許証を妻もとる気の分譲地 心配のひとつ娘の免許証 無免許にあきれ飲酒になおあきれ 事故現場音なくまわる風車 群集心理私ものぞく事故現場 教訓を生かせぬままの事故現場 信号機玉虫色に見えた事故 もし事故に会えば老婆と書かれそう 自動車の事故運転手だけが無事 謝辞のべる交通遺児の半ズボン 巻き尺の端を違反者もたされる パトカーが来て目撃者いなくなる 檀家にはお世話にならぬ駐車場 通りゃんせ天神様は駐車場 建てるまでしばらく稼ぐパーキング 白線を地球に引いて駐車料 花よりも団子と庭を駐車場 口笛の自転車が行く新学期 自転車では来るなと酒も出るらしい 自転車の父追い越してゆく車 自転車なら少しぐらいと燗がつき そこまでの用事自転車ことづかり 夫婦して引く荷車に夢があり 横隊に船がくつろぐ不況風 若者がまた一人減る渡し舟 絶景の中にくらしのための舟 連絡船島を見限るひとに馴れ 上げる手も人恋しさの貨物船 ドラが鳴る僕のテープが届かない 廃船に父の苦労が詰めてある 舟べりをたたくいくさの面白さ マドロスに燃えた日もある港町 かもめもう寝たか波止場は霧の中 文無しとケチと港の将棋盤 バーへ金おとしに船の着く港 万歳も忘れ港も年をとり セスナ機の姿勢敵襲かと思い 高度八千ただ青い空白い雲 ジェット機に道をゆずらぬ鳥がいる ジェット機の音へ悲しく慣れてくる 飛行機で焼香だけに行く縁故 ヘリコプターつまり原理は竹トンボ 火事を撮るヘリコプターが憎らしい 滑走路ナットがひとつ落ちていた 大役を果たすタラップ軽く踏み 空港にてとおんな最後の便り書く 花嫁の父空港の風に佇つ 花の駅駅長さんが旗をふり 駅長の懐中時計から発車 ややあって発車善意の車掌さん 割れかけのガラスを車掌割っておき 七五三パパはおかかえ運転手 運転手ほんの一口ちょこを受け いねむり運転するほど働いてはいない 右を見よ左を向けとバスガイド 説明を終えてガイドは手を合わせ 団体旗社務所とガイド顔なじみ 奈良七重よそのガイドへついて行く お賽銭今日は非番で来たガイド バスガイドひょんな所でゆきづまり のど自慢させて一息抜くガイド 手を振って他生の縁のバスガイド 一生を波とゲームの航海士 船員の本音畳の死を願う 始発駅ここからドラマめく出会い 傷心の駅大安の裾模様 駅に咲く桜を見ないつとめ人 通過した駅はひなびた過去のまま 待ち惚け駅に北口南口 負けられぬいくさにいどむ朝の駅 トンネルがもうあと二つ故郷の駅 小走りも大股もいて駅近し 会者定離駅に改札口がある 駅が好き旅する人の顔が好き 見送ったうなじに駅は風ばかり 間に合って改札さんもホッとする 荷物すぐ着きそうにない貨物駅 終着駅身を切るような風の中 駅前に住んでチョイチョイ乗り遅れ 東京駅の見送りはみな左遷めき ふるさとがあるので上野駅が混み 動かずにホームにおれと上野駅 二年前娘で降りた上野駅 無人駅にも貼ってあるストのビラ 無人駅ドアが開けば風が乗り 逢うによし別れるによし無人駅 無人駅きれいな海へ続く道 出稼ぎを妻子見送る無人駅 書き初めを伝言板へ書いてくる 伝言板恋の息吹が踊ってる まだ事故がおきぬ踏切ほっとかれ 遮断機が上がった途端気が変わり 遮断機の向こうに会ってならぬ人 遮断機を上げると青い空がある カンテラを振る信号へ舞う吹雪 青信号広い舗道を行く不安 信号機みなが正気と限らない 都会人は短気と思う赤信号 信号機ふえるこの世のおそろしさ 子を連れて歩く信号よく守り 信号に時間食われる町になり 青信号二度見送ってさようなら 街は赤字で信号機ばかり増える いま買った切符ポケットみなさがし 自販機で買う行き先のない切符 タレントになる片道の切符買う ふるさとは良いなキップに並んでも 切符買う左右の列はよく動き また逢う日いわずに切符買ってくれ 許せない人をのこしてキップ買う 背すじピンと生きねばならぬ定期券 昔なら歩いた距離の定期券 無料パスこれが私の迷子札 お前は老人だと書いてある無料パス ラッシュアワー過ぎて敬老乗車券 時刻表めくる速さも旅が好き 人ひとり愛して買うた時刻表 着るものが決まってからの時刻表 橋の上の事故で管轄もめており 古きよき風化を惜しむメガネ橋 橋の名を川の墓標にして水都 かずら橋渡る勇気は靴を脱ぎ 木の橋を渡れば記憶よみがえる 船渡御へ浴衣がこぼれそうな橋 小学生は渡ってくれる歩道橋 老いの身に難所となった歩道橋 歩道橋下は早瀬のごとくカー 歩道橋他人の車見て飽かず 歩道橋このまま天に登ろうか 歩道橋傘が重なり合うラッシュ 陸橋の下は凶器の走るまま 陸橋の風人間はみな孤独 道を聞くだけに何回お辞儀する のしいかのように車道に伸びた文字 旧道を通って古き友に会い こんな道もあったか通り抜けられる 舗装路が切れここまでの政治力 何にするのか横断の旗が減り 昼でさえ方向音痴日が暮れる 同じ道きのうはデート今日はデモ 金策はゼロで帰りの道がない 人間尊重ひとすじ残す道の端 舗装してほしくなかった墓の道 妻と歩いた小径通って妻の墓 一方通行の知恵も動脈からヒント 慰めの言葉が出ない別れ道 交差点盲導犬に道を空け 銭湯の近道だから墓地を抜け 近道を行くとやっぱり鬼がいる 回り道しても飲みたいコップ酒 回り道承知で歩き始めたが ジョニ黒があるから寄れと回り道 こんな坂ぐらいの顔で追い越され 坂の名に随筆があり詩があり 子が続く坂で弱音は吐きにくし 歩行者天国道はこんなに広かった やれやれと歩行者天国からのがれ ハイウエーのクルマはみんなしあわせか ふる里を二つに分けたハイウエー 窮すれば通じて川へハイウエー ハイウエー広重の夢なにもなし 音信不通心に雪が降り積もり 背伸びしたポストへ父を待つ便り 一言が心にしみる師の便り 郵便受け遂にその日はやって来ず 受けて立つ人か出さねば来ぬ便り 先生と書こうか様にしましょうか 几帳面な字がとつとつと語りかけ たどたどしい便り間違ってはいない 期限ぎりぎり消印がものを言う 一筆啓上母の苦言と学費着く 子に送る手紙の中の鞭の音 鉛筆で書いた手紙に母の味 花冷えや帯にぬくめるひとつの文 真実は短い文で足る手紙 復信は要らぬ善意の手紙書く 達筆な真綿で首の手紙来る 手紙ならこんなに書けるのに無口 冷静に戻ると手紙丸められ 慰謝料に手紙も添える思いやり あしたから泣かない女手紙焼く 手紙焼くそばから過去がよみがえる 古手紙焼くには惜しいものがたり ラブレターの五行目からは聞かされず 全集に載る文豪のラブレター 親展と書き添えてから火を包む 追伸に女の情けこめておく 宛先を書かぬ恋文なら書ける 愛の鈴鳴りだす手紙読み返す ラブレター書かぬ息子をはがゆがり 置き手紙封切る指ももどかしい バーゲンへ行く置き手紙走り書き 置き手紙神に誓うた日を忘れ 縁を切るはがき一枚でも切れる はがき主義はがきその一つかぬまま 往復はがきでライバルが攻めてくる はがき代ぐらい自前の発起人 久闊をわびた葉書が舞いもどり 葉書一枚こんなに書ける恨みごと 居所不明のはがき疲れもせず戻り 久々のはがき一枚和む胸 一葉のハガキにも棲む青い鳥 旅便り入れるポストも花を浴び ある迷いポストの底の音を聞く 塗りかえてポストも花を待つ名所 ある救い赤いポストが立っている 荷造りが出来て小包投げてみる 許せない値上げそれでも切手はる とっておきの記念切手で好きな人 三銭の切手をはった良い時代 ネパールへ愛の掛け橋古切手 切手マニア外科医のようにピンセット 代筆を頼んでおいてのぞきこみ 子の電話明るく響き安堵する 成功の友が電話を先に切る 聞いてやるだけの電話で用がすみ くされ縁電話番号暗記させ おとなとおとなの大切な一通話 電話鳴る人が生まれて人が死ぬ 返事しただけの電話を重く切る 速達は着いたか無駄な電話来る それも愛ちょいちょい電話かけてくる つめ腹を切らす電話の長口上 電話する間もないはずはないともめ 逢えばまた崩れる人の電話待つ オヤスミと出張からの一通話 致命傷になるかも知れぬ電話鳴る 金塊を買えとは景気よい電話 お電話で失礼される方がよし 長距離電話順調という嫁の声 わたくしと言う人からのいい電話 また電話しますとその気はさらになし 暴力と思う夜中に電話鳴る 短編のドラマを綴る赤電話 赤電話持っているのに笑いこけ 失恋か恋かしゃがんだ赤電話 老妻へ二分は余る赤電話 結論は女が出した赤電話 赤電話わが家ちょこざい話し中 泣いているらしい受話器はそっと置く 溜め息をつくと受話器は重くなる 断れと電話のそばの無責任 ラブレターの味を知らない長電話 長電話愚息ただ今婚約中 長電話大事なことを言いわすれ あらほんとばかり女の長電話 恋人が出来て男も長電話 陶酔の顔で女の長電話 誰か知恵つけていそうな電話口 急ぐのに孫が出て来る電話口 父が出て満足させる電話口 無事な声聞くそれだけの電話口 電話口見えない顔が嘘をつく 顔色は読まれなかった電話口 確かめてからぞんざいな電話口 なんにするの明日の着物を電話口 送話器がどなり受話器は舌を出し あの人の出ない受話器をそっとおく お言葉を返す受話器を持ちかえる 生まれたを知らす受話器に血が通う 吉報を知らす受話器へ愚痴を聞き 持ちかえて不倫の言葉選る受話器 逢えばまた崩れるこころ受話器おく 導火線となるダイヤルへ手を伸ばす 気の変わらないうちダイヤルは正確に 恋進みはじめたらしい電話料 筆不精ばかり我が家の電話料 祝電の嵩に人脈生きている 祝電にさえも個性を見せるひと 祝電の似た同文は束を見せ 祝電を打って出世の距離思う 弔電の中に代議士まぎれこみ 夢にまでポケットベルが追ってくる 銃口をのぞくとポケットベルが鳴り ポケットベル男に休む時がない 泳がせるポケットベルの射程距離 目に見えぬ鎖ポケットベルが鳴る 天網恢々突如ポケットベルが鳴り ポケットベル持って女に逢いにゆく |
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