家庭・生活・・・わが家・暮らし・炊事、他内職、他ふるさと日記、他
社交・・・宴会約束・隣近所座談会言葉

















































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わが家
























暮らし




































炊事

火吹き竹

掃除


留守

日曜大工
育児













肩ぐるま

子守り


家計

家計簿


内職






共稼ぎ








世帯



新所帯
家庭
母子家庭











珍客
女客

ホームバー

ふるさと

































帰郷

みやげ




日記















戸籍


倦怠期





別居






家出



裁縫
編み物
洗濯





宴会





二次会(三次会)

乾杯

席順

交際





初対面
挨拶


握手















約束







誘い
贈答




内祝い


花輪

祝辞



餞別

弔辞


黙祷

焼香
忌中

婦人会

隣・近所








ムード

喧嘩

仲直り

聞く

信用
相談



処世術












座談会




対話





正論




毒舌



世辞


忠告



冗談




















話題




裏話


手話・指話」




立ち話





言葉







































花言葉

標準語
日本語










訛り



方言



啖呵

誤算


拍手



わが家でも父と母とのプレーオフ
お母ちゃんあいよとすばらしき一家
平凡な家庭親子の靴を干し
つけっぱなしのテレビテーマのない家庭
新妻がきまり旧家の模様替え
保釈金つんで畳に寝に帰る
花の散る下でも行儀の良い一家
貧しくもハイですぐ起つ子の育ち
テールランプそれぞれ帰る塒もつ
福の神ある日わが家をノックする
名画よりわが家子の絵が壁に合い
鰹節ひまな夫が削りすぎ
タクト振る重み我が家のハーモニー
妻がいて子がいて帰る一つの灯
帰巣性信ずればこそ靴磨く
うさぎ小屋の中流意識平和だな
よく留守にするうちですと教えられ
しめなわを張って吾が家も中位
かすかなる音すわが家も米をとぐ
寝るだけのわが家男の五十過ぎ
硝子拭く積み木の城を守らねば
おしめ翩翻ああ我が城は小さけれど
定年へもう転宅をしない家
商品の横に寝る日もある我が家
信念をふたりでささえ世に生きる
いよいよ怠惰に何もかもワンタッチ
暖房の部屋へ野菊の落ちつけず
生活のかかる電話へするお辞儀
お湯の出る暮らし人情枯れてゆく
背伸びした暮らしと知らず縋られる
日照権なんかもともとない谷間
やりくりの苦労は知らぬのし袋
悠然と流れへ杭のように生き
翔べぬのでひたすらつくす膳覆い
米をとぐ悲しみをとぐ手の歴史
アパートの持ち主が住む低い屋根
女ひとり優雅に朝のサラダ盛る
朝帰り聞かず言わずに飯がすみ
マイペースいつも真ん中辺にいる
掌の荒れから自由剥げてゆく
これでよい暮らしに慣れて腹がすく
貧しさにいさかう親を持つ女工
喪が明けるひとつのけじめ髪を切る
買い物に二人で出るも年のせい
家ぐるみ暮らしの知恵を継ぎ合わせ
手さぐりの暮らしの妻の火打ち石
恵まれた暮らしが子らに当たりまえ
薄味の暮らしに慣れて二人きり
天真らんまんうちは貧乏とは知らず
長い目で見よう何とかやりそうで
嘘のない暮らし明るい灯がともる
マンネリの暮らしへ胡椒かけようか
電化して暮らしの味に遠く住む
暮らしの差ダイヤを買うた話きく
追っかけて来てもたいした用でなし
杵で搗く汗を知らない餅つき機
旬を盛る心ゆたかな日の明かり
この狭い日本のどこも見ておらず
男手を頼むにしても人を選り
中というくらしの隙にいた悪魔
八分目に生きて不平の無い暮らし
重文の家のくぐりを市場籠
手伝いに来た炊事場で皿を割り
女ひとり小さき鍋を煮え立たせ
火吹き竹よ亡母の話をしておくれ
哀しみは消せぬ女の火吹き竹
皆帰京誰にも気がねせぬはたき
掃除機に負けない祖母が茶がらまく
掃いたとこ掃いて母親きらわれる
こんにちは空き巣はこんな時できる
有料に預け訪ねたとこが留守
すぐやる課うちにも日曜大工さん
転んだら起こしてやらぬ育児法
人さまの涙がわかる子に育て
育児書を夫に読ます若い母
雀百までやはり痛い目させておく
ピアノから生まれたような子に育て
子の育つわが家開発途上国
母さんのタクトに合わぬ娘も育ち
子の寝息この仕合せを守らねば
伸びる芽を摘み取る躾かも知れぬ
あなたにも守ってもらう子のしつけ
美しく育てと花の名を貰い
泣く時間まで決めそうな育児法
鍵っ子に育つさだめの貸しおむつ
バスタオル抱く手応えに子が育ち
帰り道夕日が赤い肩ぐるま
子に全面降伏をして肩車
心病む時に聞こえる子守り唄
雑踏のなかで聞こえた子守り唄
おとなしく畦で待ってる乳母車
ぜいたくな犬に予算を削られる
家計ならなんとかなるわ買いましょう
家計簿へ酒ほど高いものはなし
家計簿を見るとしぼんでゆく希望
家計簿に月賦しつこくつきまとい
内職の不平言う間も手は動き
翔ぶなんてどんな事だろ手内職
お荷物になりたくないと手内職
ドル稼ぐ十で五円の手内職
糸切り歯おんなひとりの仕立てもの
孫の顔えがいて励む手内職
綿ぼこりの中で他人の晴れ着縫う
共稼ぎつかずはなれず夫婦愛
共稼ぎ妻の会社の株高し
ほろ酔いの妻を迎える共稼ぎ
共稼ぎ妻に肩書きある名刺
合鍵が三つ我が家は共稼ぎ
お互いに機密費のいる共稼ぎ
罪の子へいまさら詫びる共稼ぎ
共稼ぎ優雅に慣れて子を産まず
或る日ふと悪妻になる共稼ぎ
かけ落ちの世帯はじめの紙コップ
成績の悪かった子の世帯持ち
中流の顔で追ってる追われてる
銚子一本中流ほどの気にひたる
人という字を見て暮らせ新所帯
補導した家庭はどれも中以上
母子家庭はぐれやすい歳となる
吹く風にもう慣れました母子家庭
対話から明日へ続く母子家庭
母さんのお酒はさびし母子家庭
子沢山客ににょきにょき顔を出し
妻の客去って一気に日がくれる
逗留のそろそろ家族なみの食
朝の客朝の縁起を小商人
お豆腐が好きとがっかりさせる客
招かない客が誰より先に来る
泊まり客勝手に敷いた北枕
神様と思えど今日の客の無理
樟脳のなかへ珍客泊まらされ
余所ゆきの言葉続かぬ女客
女客お色直しを値踏みする
ホームバーうちのマダムは出し惜しみ
女将ほど注いではくれぬホームバー
ふるさとはまだ湯かげんをきくところ
鬼を眠らせふるさとに雪が積む
気がつけば故郷遠いものとなり
ふるさとはいいなステテコ立ち話
故郷へ化学繊維の錦着る
母のくに平家落人みな美人
故郷捨てる人か墓前を立ち去らず
ふるさとの一本杉に叱られる
ふる里をヒロシマと書くこみあげる
ふる里はいいものと知る海の音
ふり出しに戻る故郷に家があり
よろしくを十ほど国でことずかり
ふる里はいいな武装をせずに済み
ふるさとの長い話をはじめよう
ふるさとの実感を踏む土ふまず
すし詰めで帰るふるさと母がいる
ふるさとのことにはふれぬのが一人
ふるさとへ過去を拾いに人は行く
ふる里の母を泣かせておちてゆく
古里は時が止まったままの村
草笛を吹いた昔の空の色
降る雪に音ある過疎の母ひとり
日帰りで行ける故郷のよしわるし
ふるさとは小さな嘘も通らない
故郷は波の音さえあたたかい
泣きに来た故郷知らぬ人ばかり
旧姓で呼ばれふる里懐かしい
故郷のニュース包丁止めて聞き
もう何も言うな故郷温かい
東京の夢は語らぬUターン
Uターン誘う故郷の荷がとどく
身勝手に生きて故郷が遠くなる
ふるさとを遠いと思う時ひとり
ふるさとに両手ひろげる母と川
案山子の目までも気になる里帰り
帰省して筧の音のよい寝ざめ
乗り換えて旅の土産の持ちおもり
溝埋めにゆく手土産は重く持つ
食べたことないもの人のために買う
老いらくの旅にみやげの要る重さ
偏屈も孫の土産は忘れない
鍵かけた日記は嘘が書いてある
惚けてない証は愚痴のない日記
温情にゆれた日もあり寡婦日記
ありのまま書けば日記に鍵がいり
伏せ文字が心にのこる古日記
精農意識作業日誌に余白なく
過ぎし日の日記に朱筆入れようか
間違いはないと日記をだして見せ
落丁にしたい日もある日記帳
古い日記の私を批判するわたし
接吻とはじめて書いた日の日記
失恋の日から日記に手を付けず
絵日記にいつも真っ赤な陽が昇る
絵日記のため連れてゆく海があり
絵日記にパパ大の字で昼寝する
絵日記で夫婦喧嘩が裁かれる
子は父の鎖を外し新戸籍
コピーした抄本故郷の匂いする
謄本をとるだけにある本籍地
倦怠期なかったという妻の馬鹿
換気扇いっぱい開けて倦怠期
お茶漬の音さえ憎い倦怠期
あったようでなかったような倦怠期
倦怠期産んでまぎれもないわが子
倦怠期とはなつかしい老夫婦
みそ汁がさめない距離に別居する
別居した子が梅干しを取りにくる
ちっぽけな出世を妻と離れ住み
予想した通りに別居したい嫁
肉食と菜食別居して平和
白旗をかかげ男が飯を炊く
三面鏡別居の気持ちまた変わり
金のある内はホテルにいた家出
帰らないしあわせだってある家出
パチンコのマーチの中にいた家出
蒸発の帰巣本能信じたし
使い捨てなどはようせん針と糸
好きな色から編んでゆく毛糸針
洗濯を小さく干している偽名
別居して粉石鹸の使用法
しあわせは洗濯ものが二度乾く
洗濯物白く平和の陽の匂い
洗濯機ついでといってぬがされる
勝ち進むうちは洗わぬユニホーム
宴会の僕は無遅刻無早退
飲み足らぬ腰ばんざいで上げさせる
宴会を採点してる仲居部屋
盃を待たせて蟹の足をほり
頬かむり座敷ですれば安来節
酒の席反古にはしたくない話
異分子は去り二次会の顔決まる
ツケがきく店へ雪崩れた三次会
三次会なぐさめ役を買って出る
乾杯の絵になる人で選ばれる
乾杯へ遠い席から父と母
俺ももうそんな歳かとつく上座
末席の若い意見が不意をつき
口下手に何より恐い差し向かい
ひとごとと思わぬなどとよりつかず
少し冷たい付き合いで長続き
スナックで居眠りをするおつき合い
のし袋へ人の重さをはかられる
それぞれに勝算があり縁を切る
あたたかいものがよぎった初対面
どちらまでちょっとそこまでああさよか
花嫁の父の挨拶とだえがち
おはようを腹から言えるいい職場
居合わせてついでのように握手され
握手していても裏切るかも知れぬ
握手して男は別なこと思う
嘘も方便握手した手を洗う
外交の握手に嘘がつきまとう
握手した日のぬくもりが遠くなる
泣けそうな握手は左手もそえて
愛してるとだけの握手で別れよう
毎度おおきに背中の子と握手
ガムかんだままの握手で見送られ
引き金をいつか引く手で握手する
イメージと違う雅号へ握手する
心まで握ってくれた手の温み
ひとまわり下の干支かと握手する
ほなここで白い握手も五条坂
花時に来いよ来いよと握手する
約束を忘れてしまうほど笑う
約束の靴を寝た子の足へあて
約束の重さを知っているハガキ
一生縛られる約束してしまい
約束を果たし小指も安堵する
約束の品です徹夜にはふれず
指切りの母の小指に嘘がない
ホイホイと引き受けその後沙汰がなし
虎の子に誘いがかかる儲け口
贈答に自分好みを意識する
口と腹違う人から物もらう
プレゼントまごころかしら罠かしら
さりげない粗品に心通わせる
何がいいというお祝いの非公式
内祝いある真実は伏せたまま
赤飯をグラムで買うて内祝い
未だ医者と手の切れてない内祝い
故人だけ知ってるひとの花輪来る
手放した店の花輪を電車から
美辞麗句胸打つものがない祝辞
お祝辞を願う順序に並ばされ
構想を練った祝辞へ順が来ず
代読の人にリボンが大きすぎ
餞別がバロメーターになる人気
遠慮するほどでなかったぽち袋
アルバムをも一度開き弔辞書く
黄菊白菊むなしい弔辞だなと思う
弔辞聞く遺族も知らぬエピソード
黙祷に皆それぞれに思うこと
黙祷に一分は長いものと知り
焼香の煙の中の債権者
とある家の柘榴が熟れて忌中札
忌中札終了札に似ておかし
婦人会家内にいやな知恵をつけ
尻ごみが美徳のような婦人会
憎み合う隣と知らずことづける
お隣も下戸で安心してすわり
お隣も母ふるさとに老い給う
妻と歩いてご近所の顔を知り
無関心がこわい近所のおつきあい
ご近所に模範亭主がいて困り
町内は少年Aで済まされず
つき合いの悪さを防火壁にみせ
税務署に勤め近所と疎遠がち
雰囲気で踊る踊りがおもしろし
コーヒーよりラーメンムードなき男
ふりあげた下駄が喧嘩の武器のころ
子の喧嘩お詫びに行って詫びられる
想えば長いトンネルだった仲直り
我慢して大同につく仲直り
うなずいて神経科医のように聞き
聞いてやる唯それだけの力添え
融通のきかぬ男の信用度
多忙でも遊ぶ相談すぐ出来る
相談に乗れぬが飯を食ってゆけ
改めてする相談は囲まれる
相談役へなにも相談してくれず
ワンテンポ遅れて僕の処世術
おしゃべりの中から拾う処世術
見て見ないふりをするのも処世術
どう見ても田舎の支店長どまり
本心は伏せた白紙の委任状
腹芸の低姿勢対低姿勢
幅広く玉虫色のおつき合い
熟慮してとどの詰まりに策がない
あるふりもないふりもする処世術
不本意に自我折り曲げた処世術
レジの前おごってくれた数が出る
言い負けて一つ賢くなっておく
切り札を使う場面がまだ来ない
自己紹介流れる順に名を忘れ
悪のりをしたお喋りで座がしらけ
質問をよくする人で役がつき
痛いとこ知っていたのか助け舟
賛成といつでも一人あわて者
話せば判るそんな流れじゃなさそうで
美しい対話で朝の庭を掃き
病弱の母と対話のひざを寄せ
星と対話持つ少年の目がきれい
ものさしの違う生徒と日日対話
泥沼の中で対話を持ちつづけ
正論は若い若いで取り合わず
正論を通す勇気と引く勇気
正論をかざせば飛んでくる礫
正論を吐けば傷つく人がでる
胸算用して正論をひっこめる
毒舌を聞き流すのも妻の知恵
出世コースにおらず言いたいことが言え
例えばの一つ一つが耳ざわり
毒舌はわが代弁か手を叩く
抱いた子の重みも世辞のなかに入れ
ほめ上手気づかぬうちに雲にのせ
勝ちいくさ外様も媚を売りにくる
忠告へ男の意地は石になる
昇格に洩れたは君の真面目すぎ
まき餌には注意をしろと言ったはず
真心のこもる忠告きつくなり
冗談をいれると妻に礼がいえ
冗談が出て商談の山が見え
冗談を女は誤解して見せる
冗談がすぎて本心よみとれず
冗談がまず小あたりに打診する
冗談も笑ってきける日きけない日
今どんな話が通る電話線
うらやましいお話ですと聞きすてる
手まねきでうまい話を分けてやる
聞き上手目がその先を待っている
大切な時を盗みに来る駄弁
冗談じゃないとうれしい話なり
いい話だった貧乏人が勝ち
老僧の話錠剤溶けるよう
有益なお話なにもおぼえてず
聞いてやるだけの腑甲斐のない話
聞きたくない話に補聴器を外す
しあわせな人のはなしは聞き流し
寝たふりをしても離さぬ話し好き
話し合い静かに喧嘩するつもり
用件の後の話に救われる
切り抜きを話題の種に持ち歩く
ありそうな話わたしも主役です
その昔朝の焚き火のよき会話
朝礼のテーマにコラム切り抜いて
かげ口をそらす話題を考える
納まった筈の怒りへ裏話
そうだったのか抜擢の裏ばなし
二二が四とならぬ経理の裏ばなし
美しい別れにガラス越しの手話
十指あり指話へ語れる指がない
街路樹のみどり二人の手話続く
それは奇麗に愛を包んだ手話の指
指話と指話からむ十指へ陽のぬくみ
不満だけ言えば気のすむ立ち話
人間の屑が四五人立ち話
箒目がここで止まった立ち話
オクターブ落とす社宅の立ち話
あの人がまたあの人と立ち話
立ち話自動ドアが開いたまま
公文書までもやさしくなる敬語
一呼吸おいた言葉にある重み
美しい別れとしたい言葉選る
生ぐさい言葉をもって勝者たる
含みある言葉十年先に賭け
コキコキと磨く眼鏡に言葉選る
励ましの言葉一つを温める
欲いえば言葉の端のいつくしみ
聞き分けて犬少年の背を追わず
売り言葉これから買わぬことにする
自分さえ傷つく言葉酒が吐く
言葉なき言葉を視線受けとめる
すらすらと運ぶ言葉は人を斬る
この親のこの子をほめる言葉選る
ねぎらいのことば代わりについでくれ
船場もう船場言葉を探すほど
今言わねばとさがす言葉が見つからず
もうお歳どすなと痛いとこを突く
いずれ言うことばを磨き会わぬ日日
賞め言葉ばかり罪悪かもしれず
さよならとさようならとは違います
味のある言葉がひょいとむっつり屋
いい意味の敵とはうまいにげ言葉
飛躍した言葉がひとり歩きする
憤激を胸に沈めて言葉選る
冬の風許す言葉がすぐに出ず
不用意な言葉凶器になる恐れ
穏やかな言葉の奥のふくみ針
過去捨てる人の言葉の美しい
学のあるとこ中国の諺で
ひと言で勝てる言葉を持ち無言
ことわざの二つどちらもうまいこと
あやまってすまぬ言葉の重み知る
切り札の言葉を吐いて負けを知る
よそ行きの言葉は急に使えない
団交にいわずもがなの形容詞
無意識に後々のこと口に出る
好きだから乱れた言葉出てしまう
言い過ぎた言葉が檻となる孤独
切り返す言葉くるみを掌に鳴らす
花言葉知ってくれない好きな人
花言葉えらんで春の種子を買う
夏手袋きょう一日の標準語
おデートと乱れそめにし日本語
北京から流れるきれいな日本語
気をつかうことのみ多い日本語
よめはんという素晴らしい日本語
例のことなどと日本語折りたたみ
日本語のセンスむらさき波の花
掛け替えの無い日本語に躓けり
日本語の豊かさ今朝のほめ言葉
そこまでというあいまいな日本語
国中を風靡アノコの何なのさ
外来語の数だけ減った日本語
この土地で母が育った国訛り
訛りもつ人のたくまぬユーモア
爪染めたどこかに残る国なまり
陳情が罵声に変わる国訛り
怒鳴る時だけの教師に讃岐弁
彼女から聞けば方言生きてくる
方言はよいな話のはずむ友
寿しのしを何度いうても岩手県
婦人部は男なんかという啖呵
わたしとて啖呵切れますガラスごし
居直ればひるむ相手と見た誤算
敵に勝ち己れに勝てぬ日の誤算
捨て石がひょっこり生きていた誤算
その中に賛否どうでもよい拍手
上手でも弔辞に拍手などはない
トラブルへ拍手しているのは誰か
軽率な拍手傷つく人があり
山田甫石
桑原狂雨
西村左久良
平賀胤寿
牧薗多恵子
古割舞吉
十河東蘭
坂元一登
大城戸悠水
竹内まとむ
中尾飛鳥
井崎露十
久次米一水
篠原北斗
尾崎双木
大和柳子
中原義法
石田常念
近江砂人
太田茶人
林千代子
大谷静園
北野真生夫
生島鳥語
小野風童
福井まつ枝
山崎貴子
中田たつお
米田千枝子
金沢喜久子
綱木千舟
筒井洋志
三好呂生
藤野チヨ
永田暁風
江藤一市
生駒みづゑ
高谷梵鐘
佐々木五郎
田中初子
藤原葉香郎
木村草々
千葉六騎
高橋スミエ
森下一義
浅野繁
石川寛水
中西こう
右近志秋
森井詩鯨留
小林八朔
福田もとる
半井甘平
上堀松美
羽柴三洞子
小林愛穂
玉巻照子
亀井昶彦
林照子
石川寛水
村山紫陽
玉巻照子
大塚純生
宮前鳥居
中野風花
河内さい子
末定三和子
岡本かくら
高井文衛
高木鈴の家
沢幡尺水
石井青馬
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谷克美
辻本俊夫
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沢幡尺水
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千玉節子
真島美智子
永津短夜
沖酒振
池田喜代子
富山祥壺
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田原藤太
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武藤瑞こ
八木幸彦
江頭F二郎
黒川清光
戸井田慶太
川野初舟
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記田晋呉
高木みのる
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小原静江
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久次米一水
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都筑鷹児
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徳田佳周
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飯沢鳴窓
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中尾飛鳥
前川舟二
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北野真生夫
櫛田信子
福田昭人
江原水咲
桑原竹堂
千手澄
徳重世津子
平賀紅寿
久保田以兆
浜田兆歌
諏訪芳郎
千葉六騎
利光克寛
茶谷好太
池田昭一
堤日出緒
真島清弘
牧薗多恵子
重谷峰越
谷本溪湖
松本多加
岸田喜志三
石川しげ子
豊島和雀
河原崎頌石
麓弘子
岡田世志乃
早良葉
末定三和子
饗場釣人
北野真生夫
山本一途
森田松月
安井蜂呂
堀久美子
丸山由布人
北沢双舟
徳田佳周
村井酉合
田中文子
櫛田信子
大橋昭城
玉野可川人
奥田白虎
本庄快哉
川原たけし
萩原金之助
小林秀朗
竹村萬里子
上山加味夫
鷲津道代
松本多加
篠田捨松
脇正夫
鋳谷京糸
生島鳥語
大崎草平
村山勇太郎
元吉昭二
住田英比古
大坪君枝
佐野貴代子
武藤瑞こ
相良渉
庄司登美子
森原鈴香
佐伯みどり
小島存得
高橋寒八
山田松太朗
山添眉水
奥田白虎
古川日曜
中島和子
上田千路
谷白亭
曽田糾葉
白井花戦
八木幸彦
上田佳風
鷹野青鳥
加藤映桂
宮内泉都
外山冬四郎
福田交草
林照子
鳥居真寿夫
田頭良子
吉本硯水
加古七五三
松原百歩
中田紀水
久保田以兆
勝盛青章
寺坂宇多子