人 物・・・天皇、他・友達ライバル、敵見方他人ひとり
老 若・・・赤ちゃん、こども青春はたち熟年老人

 


































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天皇

皇后
王女
日本人


紳士



時の人
庶民
親分
やくざ



策士



ベテラン

大物
実力者
肩書き













幹事
総代
ワンマン
仕掛け人
パトロン


後継者
二代目
イエスマン
外人
太郎冠者
友達























親友


悪友



ペンフレンド
同士
ライバル






































味方












敵味方




雑兵


恩人



先輩
後輩

他人



















恩師

第三者




天の邪鬼

独身




ひとり












二人





その他

赤ちゃん







双生児

五つ子
水子
こども




















子供ごころ

迷い子
現代っ子


鍵っ子








孤児
少年





















少女



















青春(若さ)























青年






はたち





適齢期




成人(大人)




年齢



中年













熟年






五十歳





六十歳(還暦)


七十歳(古稀)






喜寿



傘寿
米寿

敬老
初老
中高年


年の功
晩年

老人(老い)









































稲刈りもなさる陛下の丸い背な
引退が出来ぬ陛下の丸い背な
トップレディー皇后様も老い給い
国賓の王女もミニで着く羽田
集合へ日本人は笛が要る
日本人返盃だけは義理堅い
パチンコにさめやすくない日本人
紳士でしょうと先にとどめをさして置く
我が家から出る成人の日の紳士
人間の評価ではない紳士録
詐欺にあったことを肯定せぬ紳士
時の人時は流れて佗住まい
もろもろの庶民は知らぬことばかり
親分も落ち目寝まきで写される
歌麿をひそかに愛すパリやくざ
撃たれたはやくざ男がひとり減る
いまいたら国定忠治社会党
背広着た蝙蝠安の足を踏み
先の先読んで策士が墓穴掘る
本当の策士は策が無いごとく
熟慮してとどの詰まりに策がない
楽天家らしくふるまい策がなし
ベテランと呼ばれ引き際考える
ベテランとは逃げ口上のうまい人
ちゃらんぽらんだから大ものとも言われ
実力者あんまりしゃべるものでなし
肩書きがあるから祝辞頼まれる
五十年肩書きいらぬ職に生き
肩書きが増えて四方に身構える
肩書きの二流はいつか生け贄に
肩書きの重さが人相変えてゆく
肩書きがまたも勝手な中座する
肩書きの方を愛している女
肩書きがとれると手紙こなくなる
肩書きが消えると治る胃の痛み
肩書きも面子も捨てて外野席
肩書きが弔電にまでついてくる
肩書きが支えだったと思い知り
肩書きをとられ男が宙に浮く
肩書きを捨てても疲れだけ残り
根回しの苦心は伏せて名幹事
押しと引き総代さんのお人柄
辣腕のワンマンあれで恐妻家
花畑のどこかに潜む仕掛け人
さり気なくパトロン今日も隅で飲み
パトロンにされてしまった貸し倒れ
パトロンに見せる領収書も貰い
後継ぎができて春田も活気づく
二代目へバトンタッチのタイミング
生きる術己れを知ったイエスマン
外人の片言についつり込まれ
酒に目のない太郎冠者行状記
よき友よ我れ亡きあとも噂せよ
妻の知らぬ昔知ってる友ばかり
筆不精みすみす友がへってゆく
心友と呼ぶ友は誰身のまわり
浮き沈み沈んだ時の友と酌み
方向音痴の友といちばんうまが合う
タイピンの光が友を傷つける
刎頸の友と奈落で手を握り
いい奴だったいい友だった写真帳
幸せな友へ失業言い出せず
声量を落として友を売る話
夢で逢う友はセーラー服のまま
商売にならない日から来ない友
気がつけば友をなくしていた勝ち気
本当の友を数えるねむれぬ夜
病んだ日の友達の手の温かさ
酔ったのを配ってまわる自家用車
若葉萌えて進学の友日に疎し
寄せ書きの隅のサインが出世する
エリートでない友達の暖かみ
友達の妻へ幾度も偽証罪
出世した友へ話の距離をおき
想い出をつなぎ合わせる友がくる
呼び捨ててくれた親身が一人減り
親友が悪役となる披露宴
親友と言えど恋までゆずれない
催促をしてプレゼント受ける仲
悪友を名乗る祝辞のありがたさ
悪友が何をたくらむ粗酒粗肴
悪友の悪がとれたら魅力なし
心入れかえて悪友老けはじめ
駅で待つペンフレンドの松葉蟹
うらみある同士残って飲みなおし
走っても走ってもライバル前にいる
充実のときのライバル意識せず
ライバルに激励されている落ち目
ライバルへ紙の鎧で立ち向かい
仮想にしてもライバルは君じゃない
ライバルへ指す盃の果たし状
ライバルの栄転妻へ八つ当たり
ライバルの振るサイコロで運がつき
うすうすはライバルと知る目と出会い
ライバルの前でうっかり薬飲む
ライバルが小さく見えて波にのり
仕事場を出ればライバル無二の友
握手から人の戦い始まりぬ
スクラムをはずすとライバルと変わり
ライバルに塩をもらった日のうかつ
名コンビ裏を返せば好敵手
ライバルにゆとり与えぬ矢をつがえ
憎いほどライバルの吹く笛が冴え
ライバルの陰口だけは言わぬ意地
ライバルとの距離へ不屈な亀になる
ライバルにやっと勝ったは長寿だけ
ライバルはもうライバルと見てくれず
ライバルに逆転負けという煮え湯
ライバルの不振に塩を送らねば
ライバルの訃報つっかい棒が折れ
いつどこで貰うか知れぬ果たし状
愛崩る親しい友が敵となる
咽喉に骨いつか忘れる敵もあり
歩の裏を返すと敵に囲まれる
実力は五分五分敵のミスを待つ
商売気抜きの女が妻の敵
騎馬戦の敵は笑って落ちてゆく
敵に塩送る心にまだなれず
たのもしい人がかたきになる輪廻
夜を明かす駅のベンチが敵意持つ
七人の敵へ白髪を染めて出る
七人の敵へ飛車角使い分け
八人目の敵に足元掬われる
八人目の敵は女房かも知れず
血縁が味方ばかりと限らない
ふり向けば味方から石飛んで来る
たった一人の味方を妻に再起の日
影武者の味方を騙す旗をもち
血のにじむ努力にツキがまた味方
この人は味方と思う手の温み
味方さえさじ投げて居る内輪もめ
聞いてもらう人を味方にするつもり
霧晴れてみると味方は誰もいず
ゴマスリを味方にすれば蹴つまずき
軍資金不足味方が欠け始め
あたふたと頼りにならぬ味方くる
信じ切る味方の顔が横を向き
唯一の味方と思う妻も敵
サヨナラを言う時わかる敵味方
敵のない男味方もない男
スリッパの数を味方と見た誤算
リトマス紙敵か味方かあててみよ
雑兵のガッツポーズはとれぬまま
顔色を読んで根っから雑兵で
雑兵でいいさ裸の付き合いで
恩人の言葉がいまに消えぬ道
あなたから見れば私が恩人か
続き柄をきかれ大事な人という
恩人に会う光るものみなはずし
頼られている先輩も平社員
肩書きの差で後輩にいる敬語
追いこした後輩と食う砂の飯
陽だまりで他人の噂ばかりする
無理をせぬようにと美しき他人
注射針泣き叫ぶ子は他人の子
家だけの恥を世間が嗅ぎにくる
結論がすぐ出る他人の事だから
とむらいの白和えうまいなと他人
若いうち遊べと他人知恵をつけ
つまずいて見事な他人ばかりなり
古傷に他人気やすく触れたがり
他人さまの薄い情けを過信する
日本に他人の飯をいう強さ
吊り革に今は他人となった顔
他人から指図は受けぬ青写真
尽くすだけ尽くし戸籍上他人
平等の意識他人を低くみる
先鞭をつけて他人にしてやられ
こんなことあんた他人に言えますか
法善寺もとの他人になるさだめ
他人様のご不幸にさえ顔を売り
他人とは思えぬ人の肩をもち
アルバムに愛称だけの恩師あり
その中で恩師の靴が粗末すぎ
冷静な顔であんまで第三者
美しい死と言えるのも第三者
もう辞めて気楽にやれと第三者
きっと親が折れてしまうと第三者
嫌なこといやと言えとは人のこと
助け舟出すと乗らない天の邪鬼
天の邪鬼といわれる人の物わかり
入社即新車独身貴族殿
ひとり身のひけ目ひと言いいしぶる
好きでない女に好かれまだ一人
ひとりものスープゆたかにふきこぼれ
ヘルメット脱げば内気な独り者
一人住みひとりの鍵をあたためる
お帰りという姉がいてまだ独り
うたがえばひとり諦めてもひとり
風を語り雨に唄って旅ひとり
一億の中の一人を思いつめ
独り居の朝出たままにある湯呑み
風に聞くいまも独りの遠いひと
流れ弾必死にさけてひとり住む
死ぬときはひとりとおもう妻の留守
女ひとり振り子止まった朝がくる
翔んでいるように見えても夜はひとり
付和雷同一人ぽっちが淋しくて
ひとり居の強さ弱さをくり返し
酔うた振り二人っきりになるまでは
二人きりになれたが前に運転手
踊りの輪秋に世帯を持つ二人
アパートで親の許しを待つ二人
一人より悲しい二人連れに逢う
早発ちのふたりに別なわけがあり
あの人がくると空気が温くなる
 
赤ん坊の笑顔へ返す顔がない
乳もらうときに赤ちゃん演技する
保育器の赤ちゃん強い名を貰い
試験管ベビー竹よりかぐや姫
呱々の声難民テント生きている
瞳には赤舌には甘さの知恵がつき
真夜中に笑う赤ちゃんもて余し
きっかけは赤ちゃんが泣きさようなら
文句なく太郎次郎にした双子
泣き声もステレオなみに双生児
スタートの同じ五つ子にもある格差
病む夜は水子の歳へ指をくり
子のしわざ子を持つ同士許しあい
子としゃべる若い話題を仕入れとく
期待などかけず蛙の子は蛙
うちの子に強さが欲しい喧嘩独楽
すき焼きの肉は子供によせてやり
子のいつか父の視野から遠ざかり
働きに行く母ちゃんをとうせんぼ
ああ言えばこう言う子らで頼もしい
いつまでも寝ぬ子へ暗い外をみせ
休みぐせ園児にもある倦怠期
できぬ子はできぬ子どうし夕焼ける
ご飯粒さえはじく子と拾う子と
泣かされたとこから帰る三輪車
ニッポンの危機ぞ過保護の子が転び
マスゲーム一人テンポの合わない子
慰めの言葉になれた施設の子
男の子独り歩きの地図を持ち
用済めば言うことのない男の子
父の血をうけた酒豪か女の子
よその子も叱られている顔で聞き
ひとりかとバット振る子の横を抜け
頑固は父涙もろさは母に似て
偉い人とだけ母のいう人を恋う
迷い子の母をさがせばパチンコ屋
師の恩も母校も子らの口になし
ためになる話は横を向いてきく
足ることを知らぬ時代の子が育つ
ふたりとも鍵っ子大人の話する
鍵っ子の夕焼け空へ父母を描く
鍵っ子に同じみやげの父と母
鍵っ子の寝顔へ詫びる共稼ぎ
鍵っ子にして片親は働き手
鍵っ子にママの病気がうれしい日
鍵っ子の目には家路を急ぐ雲
母を待つひとつの罐を蹴りつづけ
空き罐を蹴る鍵っ子にある乾き
胸抉る残留孤児の長恨歌
少年の夢は巣箱に置いてある
しゃべらない日の少年が恐ろしい
少年A世間に詫びる母があり
少年Aの疵あと癒えている背広
少年がスプーンを投げて小宇宙
今も昔も少年というわからず屋
父をどうとらえているかハイティーン
少年のかなしみ少女転校す
少年の夢は梯子を雲にかけ
少年の無口世のなか分かりかけ
真っ直ぐな道で少年死にいそぐ
少年A頬ずりされた過去もあり
少年の歯が美しい林檎園
逆境に負けず少年白い息
喪主としてもう少年にある自覚
ふるさとのない少年の非行歴
少年に売った包丁気にかかり
少年の抱負拳の中にある
少年の背伸びへ天がおりてくる
おもざしはまだ少年の目に射られ
本に出ていたと少年疑わず
戦争を知らぬヤングの長い脚
ささやくと少女鬼の耳になる
薄幸の少女祈りを忘れない
白鳥に見入る少女の目がきれい
あどけない少女の胸にある砂漠
不整脈少女は今日も鶴を折る
音もなく十五の少女おちてゆく
非行少女今なら戻るみちがある
少女もう雌蕊雄蕊に鼓動もつ
少女から乙女へ鬼灯踏みつぶす
ノート写す少女に薄い髭があり
いつからか花の匂いをもつ少女
少女からもらうさわやかなる朝よ
歳月は非情で美少女のその後
ヒヤシンス文学少女部屋に閉ず
バレンタイン少女の胸に灯をともす
つと隠す少女は城を持ちはじめ
ケセラセラ開き直った日の少女
保母になる夢を貧しき少女もつ
騙されそうな少女が駅の道路地図
鏡拭く少女に潮が満ちてくる
青春よふり向け僕の口笛に
青春の痛み写真をはいだ跡
青春はこれからですと励まされ
青春の挫折空想だけのこり
青春の哀歓パリの屋根の下
背中にも表情のある反抗期
キャンパスを原色でぬる反抗期
土砂降りを濡れて行くのも青春か
ひきだしの底へ青春閉じこめる
空き罐を蹴る青春のわだかまり
青春を売りますヤング向きの店
若い芽が育つ踏み台ならなろう
奥の手はもたぬ若さの覇気を買う
泣いた目をまっすぐ向けるのも若さ
足ることを知らぬ若さがつっ走る
悲鳴あげることも楽しい十八九
感じやすい年頃親の気も疲れ
正義論青い青いと無視される
行きすぎと言わず若いと叩く肩
詰めのない青春だった悔い残る
青春を語り勅語を諳んじる
古賀メロディー我が青春の一ページ
なつメロへふと青春の一ページ
青春があった顔かと鏡ふく
青年に香車のような正義感
青年の拳無性に腹が立ち
オーディオと漫画青年老い易く
ステレオ鳴らし青年何も考えぬ
青年の主張日本が汚れすぎ
青年の金で動かぬ目にであい
席蹴って立つ若者はふりむかず
レール二本闇に見つめたはたち頃
はい煙草はいハンカチと娘もはたち
米搗いた一升びんへ子ははたち
母方を名乗りはたちの翳り持つ
青い樹がはたちの胸に折れたまま
年金はいらぬはたちの血が欲しい
カロリーにうるさくなった適齢期
非売品にしておきたいが適齢期
口数も少なくなった適齢期
処女喪失煙草の封を切るほどに
装うてその年ごろを花という
手をあげて渡ろう大人みなずるい
ジャンケンポン大人たのしいときのこと
十八歳以上禁止の場所はなし
大人びた背広の帰省頼母しい
大人三人笑い袋がほしくなり
あでやかに笑って歳に触れさせず
父が死んだ歳に近づく一日一日
自己紹介天皇陛下と同い年
昭和一桁を二桁てこずらす
中年のマウンド西日浴びながら
中年の悩み前のめりにあるく
中年の焦りレモンを風呂に入れ
中年になってスローな風車
ぶら下がり器へ中年を吊り急ぐ
中年の少し塗り足す紅の色
中年のずるさクリンチ巧くなる
ちょっと気がひけますやはり派手を買い
彼女彼女と呼んで中年嫌われる
中年の男ズボンがよく下がり
中年の恋が出口を見失う
中年の哀しみを知る靴の底
中年の自覚ブレーキばかり踏む
スタートが間違ってたと知る不惑
熟年のまた腹芸にしてやられ
森繁に見る熟年の人間味
熟年が好んでうたう枯れすすき
裏道を知らぬ男の硬い椅子
中年が熟年となり長寿国
肩の荷を一つ下ろして二つ追い
質問の矢をはぐらかすのもキャリア
責任を持てぬ五十のメーキャップ
年齢に加速度あったと知る五十
リズム感少し狂うた五十坂
分別の谷に落ちこむ五十坂
男五十まだまだ点はつけさせぬ
男五十つまらぬ自己が見えはじめ
還暦へまだ反省がつきまとい
還暦をまだお若いと古稀が言う
三寒四温六十年の天気地図
七十のライバル茶筅もちかえる
笑わせて失恋話するも古稀
自らを旅人と呼ぶ古稀すぎて
古稀迫る句碑の一つも残さねば
働きも古稀を迎えて寄せに入る
古稀いまだ晴耕雨読とはいかず
古稀の艶男のロマンまだ続き
幸せは夫婦酌み合う喜寿の酒
喜寿すぎて箍がゆるんだ昨日今日
喜寿近し円空に顔が似る
喜寿傘寿米寿抹茶の如き味
仰ぎ見し傘寿の嶺にたどりつき
一切を空と悟ればもう米寿
七十の弱気米寿が歯痒がる
老人へひと言泣いてよろこばれ
初老とも思いこれからともおもい
求人ビラに私の年齢見当たらず
シルバーシート明治大正譲り合い
大正に生まれた損がまだ続く
年の功自分の出番知っている
晩年の地図楢山見えてくる
晩年のあせり遮断機下りたまま
誰も居ぬベンチ老人孤に浸り
ぜんまいを巻くと明治がまだ動く
老兵は消えず参賀の手に小旗
長寿番付の十両が先に逝く
老いてなおタブーを犯すこころよさ
老人にもらうおつりは並べられ
花道という老兵の消える道
教え子の講演を聞く老人会
入会を誘われ惑う老人会
八十と五十の父娘話題なし
若者と和す老人に歳はない
老いたりや婦警なんぞの手にかかり
切れ味のにぶりを角がとれたなど
還暦だ古稀だ喜の字だ皺の数
わが影につまずき老いを自嘲する
美しく老いるに矢張り金が要り
長生きの証と眉毛ほめられる
遺言書めいた会話も老いふたり
いたわりを拒み養老院の四季
ピカピカの老春だってあっていい
日本一の高齢受話器持たされる
寮歌祭ああ青年は老い易し
物忘れ徐々に縮まる守備範囲
老女にも歌ありきはないちもんめ
机持つ仕合わせ孤独免れる
意地捨てる日もあり老いたなと思う
ながらえて座ぶとんにさえけつまずき
ラッシュアワーの流れについていけぬ老い
老姉妹欠ければ老いが深くなる
春そこに老いの口笛笑われる
綱繕う手元確かな老いの幸
一つずつ言いたいことを消して老い
くどかれてみたかった人老い給い
老いてゆく友へ我が身を置いて見る
もどかしさ孫の名前が急に出ず
幸せの鉱脈気づくときは老い
強がりを言うてる老いの背が孤独
年齢を意識した時背を伸ばす
ことわざを並べ明治はいやがられ
老人体操おだてに乗った日の疲れ
急がねば老いが追っつきそうになる
アルミ貨を拾う老醜かも知れず
限界を悟った日から老い始め
大串スキ
藤本巌
高木久女
入江刀介
窪田善秋
古下俊作
船迫勝彦
柏木和代
尾谷鴨野
山本昭彦
森東馬
多納巷雨
高橋弘吉
臼井三樹
山田菊人
早良葉
高橋散二
古下俊作
石橋一春
丹波太路
永礼愛介
斉坂多一郎
田口勝義
樋口義心
野崎東風郎
坂本鋼亭
竹内あきら
宇野かつみ
鵜飼曳馬
大橋一正
乙桃総L
倉本玉代
池田有明
本谷歌堂
田中蛙声
竺山照子
飯田尖平
秋元沙久子
牧田みや
堤可巧
新畑ひろし
保田吉彦
臼井三樹
関藤とし子
萩原金之助
梶川雄次郎
杉山方夫
増田冨子
西村正紘
萩原金之助
鈴木丙午郎
井上恵世
阪口愛舟
生島鳥語
岩井三窓
近江砂人
藤井愛秋
浜田兆歌
田向秀史
三好呂生
尾籠秋蝶
越智くに子
榎本信治
近藤ふくえ
篠田裕介
梶川雄次郎
鋳谷京糸
国武発心
北島醇酔
岡村嵐舟
中嶋恵美子
庫本一心
前田秀信
斎藤矢人
林千代子
城田よしたか
奥山千京
石崎一春
松尾無狂人
上畠俊一郎
木幡村雲
北原晴夫
上野微風
保木寿
山田圭都
守屋宝山
大庭日出子
田中南桑
二川三語
海士天樹
久保ひさし
村上愛女
中西信子
中西信子
山田甫石
塩見仁江
河田好子
浪乱丁
酒井路也
横山青灯
松村輝
大久保松露
藤瀬当馬
寺坂宇多子
鬼島諦
岩尾多見三
曽根田誠一
八木芳水
藤田和風
山田都一郎
中村重治
西野光陽
三重野文士
大下六辰
松田厳
佐伯みどり
北沢尚子
小林勝子
三田雅子
斉藤正一
重村十雨
青木魚水
岩元浅雄
中村卓民
上野しげる
宮原宮人
広瀬恭子
木本如洲
加藤慶舟
四道花子
臼井三樹
笹本英子
南野浩三
菅沼日出子
森本里陽
本庄東兵
小原静江
坂成増蔵
野里猪突
佐藤恒星
墨崎洋介
安井久子
浜田兆歌
吉田半平
高竹道雄
博多成光
米澤暁明
小林佳代
博多成光
桂素灯
甲斐芙二枝
中武重晴
岩橋芳朗
森中恵美子
金泉萬楽
斎藤矢人
伊藤たけお
博多成光
中西青嵐
南野浩三
川井古甫
岡田雨音美
中武重晴
近藤ふくえ
迫部秀子
水戸部梅子
疋田青峰
吉田正夫
志水浩一郎
桑原狂雨
曽根田誠一
上田鳴夫
山口央
手嶋吾郎
辰巳富子
岡本俊ひろ
岩谷香月
亀井昶彦
坂五月
梅原憲祐
前つとむ
川辺梓
杉久美枝
福谷志都
川田イ明
渡辺吐酔
杉久美枝
川畑幸一
中田たつお
島田竜童
水無瀬冨久恵
鋳谷京糸
小森靖江
森本清子
鵜飼蟻朗
竹内寿美子
早良葉
飯田かずを
饗場とみ
古下俊作
金泉萬楽
木本如洲
亀井昶彦
水永ミツコ
青木三碧
饗場とみ
 
平松圭林
向田桜羊子
田岡千里
小川義広
外山あきら
国分甲子郎
安田一熙
近江砂人
吉村木星
福本白歩
神谷かをる
水上比沙胡
佐伯みどり
西部郁代
片柳酔星
山口貞美
山本美春
志水浩一郎
高橋泉哉
藤田貞子
外山瓢人
内山憲堂
大中美風
森紫苑荘
津田草芽
中島和子
利光克寛
森八森
五十嵐修
鈴木丙午郎
田中敦子
高橋喜一
木下愛日
大場裕帆
後藤岳陽
真木不二子
梅崎尚子
福井まつ枝
島田弘子
松宮功天
木下木泉
馬場天目
工藤よしを
羽柴三洞子
藤本巌
村野英雄
上松爪人
宮口捨三
沢田抱石
逸見監治
柏木和代
槇紫光
山口都一郎
本田南柳
坂倉広美
清水英子
多納巷雨
兵頭水月
森秀夫
中園アイ子
槇紫光
中村福太朗
柿本辰水
永石珠子
黒田茂代
木原連夢
森田松月
平賀胤寿
平賀紅寿
兵頭まもる
崎山千代
平賀胤寿
渡辺有一
豊島和雀
井村千佳
岸本井浪
川辺昭子
山口都一郎
永石珠子
佐伯みどり
田中一窓
中野風花
藤井愛秋
木幡雅一
中村笠人
佐々木京子
清水英子
鷲津道代
川部幸太郎
保木寿
今田馬風
吉川勇鯉
山口貞美
小原新
江口かほる
江口かほる
阿部九七七
前田英樹
大橋美知子
杉山方夫
東元良顕
今井友蔵
川原菊酔
矢坂雅一
山口貞美
饗場釣人
山田寒句
矢内灯雨
中川路不二男
長田一丁
角田千秋
坪田つくも
小林佳代
岩谷武行
山口松枝
岡部光風
吉岡敏子
浦山雅世
畑中大三
山下唐泉
中武重晴
上野山東照
明田亥三郎
村中ひろし
木幡村雲
久岡男四
平賀胤寿
中山秀峰
尾形さつき
大場裕帆
鈴木功子
須之内まいと
近江砂人
岩井三窓
奥原雨人
岩橋三馬
佐野青柳子
河合実世子
長谷川久男
柴田午朗
堀口欣一
大西彩雲
柴山省市
加藤翠谷
井上福子
河野なかば
木幡雅一
白水盛雄
今井胡次郎
三浦宏
篠田裕介
新海照弘
矢野孝二郎
中田たつお
諏訪芳郎
伊東真純
浜田兆歌
武田昌三
今川乱魚
今井ちかゑ
井上信子
浪乱丁
川原菊酔
津田一江
熊村唐衣
喜多よしの
宮川佳月
大谷章
山本一途
木原連夢
飯田尖平
乾邦政
木村驢人
十河東蘭
柴田午朗
岩元浅雄
高城裕泉
馬場凡
中西こう
西本保
竹内八重子
小島田九
立石弦月
東井たかし
梶本放亭
中野三志郎
池内雅巳
岡村嵐舟
竹内八重子
立石弦月
斎藤矢人
米田喜一郎
小林瑠璃
佐東佐久
西村左久良
深野吾水
指方重幸
日下部舟可
永井東北
長田武司
池田静山
志摩喜彦
神谷かをる
佐々木博子
今川芳生
横田勇人
楠本知由
桂枝太郎
乾ふたよ
小林愛穂
水川竹刀
服部文代
谷岡不可止
尾籠秋蝶
伊藤千代麿
尾谷鴨野
熊田三枝
長宗白鬼
河村露村女
木村三雷波
上松爪人
吹田朝児
河村露村女
博多成光
山田北柳
片岡大佳
沖口仁舟
玉岡ぎん
米原亮之
片脇節子
内久保勝子
河村露村女
道原水染
榎本聰夢
関藤とし子
高橋一枝
畠田宗次