(このページを別ウィンドウで開く) 毎月のパピーちゃん絵本 売店 |
9月のおはなし![]() 創刊:1987(昭和62)年 解説 西本鶏介先生 現在、350冊を超える |
![]() 月に人間が行く時代であっても、 月に豊作を祈 る祖先の心を学び、 うさぎのもちつきを想像でき る感受性を 幼児のうちから育ててあげたいもので す。 ![]() そんな願いをこめて、 お月見の楽しさを 幼児の 気持ちにそくして描いたお話です。 ![]() 一年に一度のお月見。 すすきもおだんごもお供 えしたのに、 空は雲ばかり。 もし、お月さまがでな かったら どうしようと思っていたら 雲がとばされ、 空が晴れました。 パピーちゃんの心は 早くもお月 様のことでいっぱい。 ![]() ところが、森のうえからとび だした補虫網。 あわてかけていったら、 お月さまを つかまえて 食べようと待ちかまえる リスのリーくん。 ![]() お月さまなんか食べられないのにと、 ちょっぴ リ優越感を持つパピーちゃん。 でも、パパとママの持ってきてくれた おだんごや おいもを食べながら お月さまを見ていると、 おいし いおせんべいに思えてくるから 不思議です。 ![]() 人のこ とを笑っていても、 自分だって同じようなもの。 そ れに気づくパピーちゃんの姿を通して、 思いやりの 大切さまでも、 さりげなく、ユーモラスに描かれ、 い つもは何気なく眺めているお月様を 身近な存在にし てくれます。 ![]() それにしても、すすきの原っぱで、 お供えものを いただ〈 パピーちゃんとリーくんの うれしそうな 顔。 お月さまの ありがたさと 自然の恵みに対する 感 謝の気持ちまでが、 ほのばのと伝わってくるようで す。 |
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