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骨と髪/L.ブルースA Bone and a Hank of Hair/L.Bruce |
1961年発表 小林 晋訳(原書房) |
ラスボーンが妻のアンを殺したのではないかという疑惑から始まる本書ですが、ディーンの調査が進んでもそれらしい動機は浮かび上がらず、むしろアンが死んでは困る理由がはっきりと示されています。もちろん、替え玉にアンの役を演じさせていることから、アンが死んでいることはほぼ間違いないと思われますが、それだけに、ひっくり返すとすれば“殺人ではない”という結末ぐらいしかありません。 また、チョーク夫人についての言葉から、ディーンが会った“マイバーグ夫人”がシャーロットであることも予測できるでしょう。となれば、“第二のラスボーン夫人”が彼女である可能性は非常に高いと思います。 しかし、“第三のラスボーン夫人”の正体にはさすがに驚かされました。伏線はしっかりしていると思いますし、よくできた真相だと思います。 2006.01.13読了 |
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