請収下
どうか お納め下さい
記念碑に献げる
どうか お納め下さい、
受け取って下さい、
どうか 新しい世代の心の花を お納め下さい;
受け取って下さい、
どうか 後継者の深い想いの花を お納め下さい。 ※1
それを手にとると ※2
我々には あなたが 目に浮かんできます、
敬愛する 総理よ、
眼光は 炯々として
右手を胸の前に出し、 ※3
青空の 白雲の下 雄々しく 聳えてたっている。
どれほどの 回数だったろうか、
今までも 我々が 花を捧げたのは、
この広い長安街で、 ※4
歓呼の声で あなたを 迎えたのは;
更に 忘れ難いのは
あの 寒く悲しい日
それも ここだった、
我々が 最後の見送りをしたのは、
黒い 喪章と 白い花には 涙が
凍りついていた。 ※5
この花は、
中国 八億の人民の 暖かくて広い胸の内に 咲いたもので、
あなたの 炎と燃える遺骨に 咲いたもので、
千の川・万の山を暖める。
この花は、
あなたの 不滅の生命を 象徴し、
わたしたちの上に
無数の新芽を 出させる。
が、
初春の厳寒は 魔の手を 伸ばした。 ※6
とはいうものの
長江、黄河は その命脈、
崑崙、井崗山は その体、 ※7
革命は その無窮の生命力を 謳いあげる、
この春の花
なおも つぼみは 勢いよく 花開き、
雪にも くじけない。
ああ、
我々は 血と火の絞殺を 経ていないものの、
我々は それにも関わらず 深く深く わかった、
烈士の鮮血が
我々を 育て上げたのだ。
我々を 父や兄たちの 隊伍に 加え、
峻烈な 戦場に 突進していくことを、
我々は、ためらわない、
我々は、絶対に 恐れはしない。
我々の熱血は 先輩達と様に 真紅で、
我々の責任は 先輩達と同様に 重く、
超大型台風を 巻き起こし、
万丈の黄沙を 巻き上げることを 引き受ける。
誰であろうと 我々の不屈の背骨を 曲げさせることは出来ない、
誰であろうと 我々の前進を 阻むことは出来ない。
敵が 太陽を 海底に沈めようと 妄想している。
鎖で つながれていようと、
我々は この鋼鉄の胸を もってして
差し昇る 赤い太陽を 護ってみせる、
我々は この青春の熱血を もってして
大空一面に 赤い朝焼けを 起こしてみせる。
敬愛する総理よ、
「死後 更に知る 君の偉大さ」、
この三ヶ月
我々は 深い思いを込めて どれほど多く手紙を 書いたことか、 ※8
願わくば 今、全て受け取って 頂きたい。
我々は どれほど多く夢で泣き 目覚めて.
呼びかけたことか:
「総理よ、
お戻り下さい、
お戻り下さい!」と
我々は あなたの輝かしい姿を 永遠に 銘記する、
誰であっても 抹殺することは できない;
我々は ソ連が修正主義に変わった 悲痛な教訓を しっかりと 記憶に留め、 ※9
常に 思想のレーダーを張り巡らす。
我々には あなたが 諄々と 説き続ける声が 聞こえる:
「こどもたちよ、
警戒を 怠らないように、
フルシチョフのような人物が
党内で 投機を企むのを 警戒しなさい。」 ※10
敬愛する 周総理、
どうかご安心下さい、
我々は 必ずや毛主席の英明な指導の下で、
あなたの遺志を 実現します、
その日になれば、
我々は 天地をどよもす 万門の礼砲をもって
あなたを 荘重に起こし、
共産主義の殿堂に お入り頂き、
検閲台から 我々に お話下さい、
そのとき、また 献げたいのです
−−−共産主義の 麗しい花を!
お収め下さい、
どうか お収め下さい、
あなたを熱愛する 十人の子どもたちが
この 素朴で 麗しい花を 献げます。
十人の労働者・農民・兵士の学生より
*************
私感注釈
※1 後継者:「接班人」=革命事業の後継者を指す場合が多い。
※2 それ:原文では「
」=彼女。
※3 端在懐間:戦時中の負傷のためと聞く。それが一つのポーズのように見えたのか。
※4 長安街:北京の街を天安門・中南海新華門の前を通って、東西に貫く最大の幹線道路。
※5.6 周恩来が亡くなったのは、一九七六年一月八日。
※7 井崗山:革命の揺籃の地。一九三五年までの一時期、革命根拠地となった。湖南省境にある。
※8 我們有多少深情的信札,望
能全収………:このころ、はやった歌に「我們有多少貼心的話児,要対
……」の下りがある。
※9 修正主義:当時、中国はソ連の政治体制を「社会主義本来の闘争精神を放棄・逸脱した」として、こう呼んだ。
※10文革初期では、いわゆる「実権派」(当権派)例えば劉少奇等がこう呼ばれた。後に反文革の色合いを持つ人もこういわれたようだが。
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99.6.26
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