平成孫子荊公
諸侯黨略一求疵, 天下操觚責相非。 日暮獨吟孫楚舌, 今朝日本滿天嗤。 |
諸侯 黨略 一(いつ)に 疵(きず)を 求め, 天下の操觚 相(しゃう)の非を 責む。 日暮に 獨り吟ず 孫楚の舌, 今朝の日本 滿天の嗤(わらひ)。 ******************************** |
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晋・孫楚を詠った。『擬晉書・倣孫楚列傳』に云う「楚相少時欲隱居,謂濟曰:『當欲枕石漱流。』誤云『漱石枕流』。濟曰:『公邸非可費光熱水,辧事處經費非可納。』楚相曰:『所以枕流,欲飮其ナントカ還元水。所以漱石,欲購其五千日圓玉皇太上~仙液,日飮八百杯。』」 これが天下の大事、国家の大局か…。 このことで、我が国は、よその国から笑われてはいまいか…。 |
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・孫子荊: | 子荊は孫楚の字。「孫楚漱石」の人。断乎として 言い訳のためのこじつけを押し通して、青史に名を留めた人物。 |
・一: | もっぱら。 |
・操觚: | マスコミ。 |
平成十九年三月二十日 |
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