登明王寺西北櫻山
河内瀧谷盈新綠, 山逕崎嶇歴橘曲。 風起琅 ![]() 豁然開朗雲中嶽。 |
瀧谷不動明王寺の西北の山は桜でいっぱい。 | 山道には竹藪もあり、カラン、カランと音を立てている。 | |
急に見晴らしがよくなった。正面は金剛山。 | 竹山の後から曖曖として不動明王寺が現れた。 |
河内の瀧谷 新綠に 盈(み)ち, 山逕 崎嶇として 橘曲を 歴(ふ)。 風 起こりて 琅 ![]() 豁然 開朗 雲中の嶽。 ******************************** |
|
今日は、瀧谷公園に行った。瀧谷不動尊の西北、桜の樹に満ちた山である。既に葉桜であり、山中に人は一人もいなかった。その公園に続く山道は深い竹に覆われ、(風は感じられないのに)群がった竹は動いて、カラカラと音を立てていた。静かな山道で、少し驚かされた。 尾根道は、蜜柑畑が続いている。急に視界が広がった所で、向こうの竹藪の後の山に不動明王のお寺がくっきりと浮かび上がった。桃花源を訪れた武陵の漁人の思いがした。 春の日の小さなハイキングだった。 |
|
平成十九年四月二十五日 |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |