過津風呂湖畔
吉野宮瀧見宏謨, 昭和盛代出新湖。 山深水蝉無噪, 恰似蒼龍獨戲珠。 |
吉野の宮瀧 宏謨を見(あらは)し, 昭和の盛代 新湖を出(いだ)す。 山 深く 水 (きよ)くして 蝉 噪(さは)ぐこと 無し, 恰(あたか)も似たり 蒼龍 獨(ひと)り 珠(たま)と戲(たは)ぶるに。 ***************************** |
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津風呂湖は昭和二十九年に津風呂川などを堰き止めて、吉野の宮瀧近くに出現した人造の湖。午後の二時半に家を出て、夕刻に着いた。曾て峡谷であった姿を留めている。看板の地図では、うねうねと、さながら龍が玉を追っているかのような感じである。 |
平成十九年七月二十九日 |
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