日御ア弔古
百里海南碧水連, 往時日崎接東遷。 怒濤滾滾吼何訴, 恰似流傳大纛翩。 |
「オーシャンアロー」で行った。 | 日の碕(みさき)の山より南を望む。 |
煙樹が浜。 | |
煙樹が浜。 | |
日の碕(みさき)の山。 | 日の碕(みさき)の山より北を望む。 |
日の山御ア神社。 | 暮色の紀伊の山々。 |
帰途、車窓より。 | 快速電車。 |
百里 海南 碧水 連なり, 往時の日崎(ひのみさき) 東遷に接す。 怒濤 滾滾として 吼 何をか 訴ふる, 恰(あたか)も 大纛(たいたう)の翩(ひるが)へるを 流傳(るでん)するが 似(ごと)し。 ***************************** |
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日のア(みさき)に行ってきた。行きは時間の関係でオーシャンアローで、帰りは、予算の都合で快速を乗り継いできた。青い海と白い波が美しかった。曇天の夕刻と条件が悪かったにもかかわらず…。 日の崎の最西端の山(日の山?)の上に登った。海の向こうに見えるのが徳島と教えてもらった。とても近い。実は、出かけるとき、地図上の目印に自衛隊の基地があったので「何故、こんな辺鄙なところに?」と思っていたのだが、氷解した。紀伊水道を扼しているのではないか!山中の日の山御ア神社が神武東征の上陸地の意味も納得した。西の方に、海の中に突きだしているのだ。戦闘も恐らくあったことだろう。(相当お粗末な話だが、行ってみてやっと分かった。そういえば、山全体に色々な形のアンテナ状のもの等が立ち、段々畑状の平地があり、「地球防衛軍と宇宙大戦争」の雰囲気が漂っているのにも何となく分かってきた。説明では海軍の何かの跡もあるという。) 夜、海鳴りの音に、色々な昔があったのだな…という感慨に耽った。 |
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平成十九年九月十三日 |
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