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これは井古先生の詩で、読み下しも井古先生になります。
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唐招提寺縁起 唐僧招聘自東臻、 破禁乘機舟出津。 怒浪爭翻弘法志、 狂風何屈佛門身。 身成盲目重遭難、 今貫初心閲紫宸。 堂宇蒼然語疇昔、 餘光遍照仰鑑眞。 |
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唐僧の招聘(せうへい)東より臻(いた)り、 禁を破り機に乗じて舟 津を出ず。 怒浪争(いか)でか翻さん弘法の志、 狂風何ぞ屈せん仏門の身。 身は盲目と成り遭難を重ね、 今 初心を貫いて紫宸(ししん)に閲す。 堂宇蒼然として疇昔(ちうせき)を語り、 余光遍照鑑真を仰ぐ。 ********* |
・紫宸=紫宸殿。
・疇昔=昔日。 ※ 境内には蕉翁の尊句『若葉して おん目のしづく ぬぐはばや』があり、その感動が拙詩を作る発端となった。 |
2007.8.14 |
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