・ 瓜田李下=度重なる閣僚の不祥事を指す。
・苟且=なおざりにする。
・連衡=インド洋に派遣する艦船を指す。
※蛇足 この度の安倍総理の退陣は、まさに晴天の霹靂かもしれない。かつて小生は[『君子等閑』を賦した が、蜀相のように非情になることを願ったのであって、小生ごときが 非難はできないことである。
安倍政権の誕生以来、わたくしも国民の一人として見守って来た。安倍総理本人は清廉なお方ではあるが、早くより閣僚の任命責任を問われ 当初より満身創痍だったが、誠心誠意その職務を全うされたと思う。
先の参院選では、年金と閣僚の不祥事のみに国民の目が注がれて、テロ特措法はその陰にかくれていたようだ。小生も投票にあたっては
考えてもみなかった。識者は争点にあったと述べているが、果たして何人の方が投票に際して、これを熟知していたのか疑問だ。
人の心は移ろいやすく、年金問題が発覚するにおよんで、内閣の早期退陣を迫ったが、社会保険庁にも野党支持の職員がいるならば 野党にも応分の責任が存在するのは当然で、年金問題は党派を 超えての解決を望みたい。
安倍総理は心身を燃やしつくして、この度の退陣の表明に到ったと拝察する。もしも万一、総理のお体に変事が生じた場合においても、
今日のような「総理としてあるまじき行為である」といえるだろうか。
マスコミ及び識者の方々は一片の情もなく、誹謗していたが小生は 心より、安倍総理に感謝の念と、不運に対しての惻隠の情を捧げたい。 文責 井古![](../photo/geng3cfnt.gif)
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