借財 五兆 刪らんと冀求し、
侃々たる論争 万般に及ぶ。
首長 安んぞ知らん 鴻鵠の志、
須く真摯を将って 鷹山に学ぶべし。
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・冀求: |
願いもとめること。 |
・侃侃: |
剛直なさま。 |
・首長: |
各市町村の長。本来この転句は「燕雀安知鴻鵠之志」であるが各首長に対して失礼であるためこのようにした。当然ながら各首長にも言い分があるが、ここでは府知事の立場を賦す。作者わたくしは歴代の知事が看過してきた五兆円という負債が恐ろしい。 |
・鴻鵠: |
(燕雀に対して)大きい鳥。おおとりとくぐい。 |
・鷹山: |
上杉鷹山。江戸後期の米沢藩主。名は治憲。高鍋藩主秋月種美の次男。重定の養子。細井平洲を師とし、節倹を励行。行政の刷新、産業の奨励に努め、荒地開墾に尽力。
(1751〜1822)(広辞苑より) |
『期待橋下大阪府知事』参照
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