嵐山鸕鶿
洛北嵐山碧水流,
鸕鶿遠近何悠悠。
如令一羽邁過網,
始識滿身大自由。
薄暮の嵐山・渡月橋
小舟より鵜飼い見物
嵐山前の鵜飼いの舟と見物の舟
嵐山
(
らんざん
)
の
鸕鶿
(
ろじ
)
洛北
(
らくほく
)
の
嵐山
(
らんざん
)
碧水
(
へきすゐ
)
流れ,
鸕鶿
(
ろじ
)
遠近に 何ぞ悠悠たる。
如
(
も
)
し 一羽をして
網
(
)
を
邁過
(
まいくゎ
)
せ
令
(
し
)
めば,
始
(
はじ
)
めて
識
(
し
)
らん 滿身
大
(
おほ
)
いなる自由を。
*******
貴船の川床料理を食べに行った後、嵐山の渡月橋の上流で鵜飼いを見物した。その時のことに感じて作った詩。
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・鸕鶿:
鵜(う)。
・如令:
もしもかりに…が…としたら。もし…をして…せしめば。
・邁過:
またぐ。
平成二十七年八月二十二日
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