客居落葉 應N兄
年少識君意氣壯,
客居竹澗久星霜。
寒風今日前庭亂,
一葉西飛向故郷。
客居の落葉 N兄に應ず
年少 君を
識
(
し
)
りて 意氣
壯
(
さかん
)
に,
竹澗
(
ちくかん
)
に
客居
(
かくきょ
)
すること 久しき
星霜
(
せいさう
)
。
寒風
(
かんぷう
)
今日
(
)
前庭
(
ぜんてい
)
に亂れ,
一葉
(
いちえふ
)
西に飛びて 故郷に向かふ。
*****
寒風が、町を覆っている。 N兄にこたえて。
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・客居:他郷の仮住まい。
・竹澗:ここでは我が居住地の奥にある竹の生えた谷川のことで、“竹渓”(=わたしの号でもある)を謂う。
平成二十九年一月十七日
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