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| 愛犬遇雪 | |
帝王陵上冬猶靑， 愛犬驕騰欲下汀。 白鷺寒聲黄葦裡， 孤魂驚殺熱情醒。 |
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帝王の陵上 冬 猶ほ靑く， 愛犬 驕騰して 汀に下らんと欲す。 白鷺の寒聲 黄葦の裡， 孤魂 驚殺して 熱情 醒む。 ***************************** |
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| 御陵の周りを散歩していたら、愛犬は堤の青い草に惹かれたのだろうか、道から逸れて入りたそうにしていた。（勿論、入りはしないが）その時、周濠の蘆の茂みから鷺の一声が響き渡った。すると、我が愛犬は再び気が変わって、道を真っ直ぐに歩み出し、そこから去ろうとした。ちょうどその時、雪も降り始めた。 （物音に敏感というか、やや弱虫というか…、我が愛犬の姿である。なお、この詩は冬（１／２４）の仲哀天皇陵のことだが、写真は昨秋の応神天皇陵のもの） ----------------------------- |
| 平成二十一年一月二十四日 |
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